相談前
とある会社との業務委託契約を解除したAさんは、最終月分の業務委託料が振り込まれていないことに気付きました。
さらに、会社HPに掲載されていたAさんのプロフィール写真が契約終了後も削除されていなかったことから、これらのトラブルについて弁護士のアドバイスを受けるべく当事務所にご相談いただきました。
相談後
弁護士は、業務委託料・プロフィール写真の削除が共に問題なく請求出来ると判断したため、会社との交渉を代理する形でご依頼をお受けしました。
弁護士はまず会社に対して内容証明郵便を送付し、Aさんに弁護士が就任したこと、業務委託料の支払いを求めていること、プロフィール写真の削除を求めていることを通知しました。
すると、会社はこれに対し反論してきました。
「契約終了に伴いAさんが顧客を引き抜いたことで、業務委託料よりも多額の損害が会社に発生している。そのため、委託料の支払いには応じることが出来ない。写真の削除に関しても、対応するつもりはない」とのことでした。
こちらの反論は法的根拠に基づくものではなかったため、弁護士はその点を指摘し交渉を続けました。
結果、会社はこちらの主張を認め、80万円の業務委託料の支払とプロフィール写真の削除に応じてくれました。
弁護士からのコメント
契約終了時、何かと理由をつけて業務委託料を支払わない会社は多数存在します。
こうした理不尽な対応を取られた時は、相手の主張の問題点を的確に指摘しなければなりません。
個人相手では真面目に取り合ってくれない会社も多いため、まずは弁護士にご相談いただければと思います。