労働問題で相談すべきケース
労働問題で主に相談すべきケースとして、以下が挙げられます。
残業代の未払い
労働問題で多いものが、働いた分の残業代がきちんと支払われていないという、残業代の未払い問題です。
単に残業がなかったことにされているサービス残業のケースだけでなく、固定残業代制や管理職などを理由に残業代が支払われていないケースもあります。正しい運用がされていないことによって、未払い残業代が発生している可能性もありますので、そのままにせずに弁護士に相談することをおすすめします。
ご相談いただいて状況をお伺いするだけでも、正しく残業代が払われているかどうかをある程度判断することが可能です。
不当解雇
ある日突然解雇されたり、理不尽な理由で解雇されたりした場合は、不当解雇の可能性が考えられます。
本来、労働者は会社から簡単には解雇されないように労働基準法等で守られていますので、不当解雇の疑いがある方もすぐにご相談ください。
労働問題についてご相談いただくメリット
未払い残業代のご相談をいただいた際は、実際に未払い残業代がいくら発生しているのかを判断することが可能です。ご依頼いただくことで、会社に対して未払い残業代請求をすることもできますので、弁護士費用を差し引いても金銭的なメリットが出てきます。
不当解雇された場合には、解雇無効を主張して、本来もらえていたはずの給与数ヶ月分を和解金として交渉していくことが主な方法です。どうしても職場に残りたいとお考えの方であれば、ご要望に応じて方向性を決めていくことができますので、解雇されたことをそのまま受け入れて泣き寝入りしないでください。
印象的なエピソード
弁護士一年目の頃に、労災の事故に遭ってしまった方からのご依頼が、非常に印象的でした。後遺障害1級になった非常に大きな事故で、損害賠償請求の訴訟に粘り強く取り組みました。
獲得できた損害賠償金は、今後のご依頼者様の生活費にもなりますので、遠慮することなくできる限り、利益優先で対応を進めました。
最終的に、ご依頼者様も満足していただける結果となり、今でも連絡を取り合うような関係が続いております。
ご満足いただける結果になったことは大変嬉しかったのですが、車いすが必要になるほどの事故だったため、面談に毎回1時間かけて行き、解決するまで3~4年かかりましたので、非常に大変なこともありました。
今振り返ってみても、非常に印象的で、弁護士としてのやりがいを強く感じることができた案件でした。今後の展望
私自身、下関に住むことになり子供も生まれ、弁護士としてご依頼いただく方の利益や結果を追い求めることはもちろんのこと、下関という地域全体の利益も考えるようになってきました。また、弁護士として、目の前のご依頼者様を助ける以外の活動にも力を入れていきたいと考えるようになり、ボランティアの精神で、町の発展のために貢献できればと思っております。
弁護士としての心構え
弁護士として日々活動している上で、ご依頼者様の権利を実現するために、しっかりと活動することを重要視しています。
例えば、裁判で勝つか負けるか微妙な状況に置かれているケースでも、ご依頼者様とコミュニケーションを取ることで、勝敗が分かれるような重要な情報をこぼさず拾うことができます。
ご依頼者様からすれば、弁護士に話すまでもないと思っているようなことやあまり話したくないことでも、弁護士からすれば、重要な事実や証拠になることがあります。こういったことから、しっかりコミュニケーションを取って、細部までお話しいただける関係性を作ることが、最もだと思っています。
ご依頼者様との打ち合わせや資料確認なども、丁寧に行い、ご依頼いただいたからには依頼者様にとって、最大限の利益や結果を出せるように尽力しております。
弁護士の志望動機
昔、弁護士と関わる機会があり、その際に非常に親切に対応していただいたことが印象的で、それが弁護士を目指すきっかけになりました。
その弁護士の方は、ほとんど初対面であるにも関わらず、目先の問題解決だけでなく、将来的なことまで一緒に考えてくれるような方でした。私も、その方のように困っている人の役に立ち助けられるような人になりたいと思うようになり、弁護士の道に進むことを決めました。
活動実績
- 刑事弁護センター 委員(2016年~現在)
- 子どもの権利委員会 委員(2016年~現在)
- 住宅紛争審査会運営委員会 委員(2016年~現在)
- 法律相談センター 交通事故ADR部会 委員(2016年~2020年)
- 法律相談センター 下関法律相談センター長(2019年~2020年)
- 山口少年友の会 会員(2018年~現在)
- NPO法人 北九州おやこふれあい支援センター 賛助会員(2018年~現在)
- 日本交通法学会 会員
- 全国倒産処理弁護士ネットワーク
学歴・職歴
2011年;青山学院大学法学部(学士)卒業
2013年;明治大学法科大学院(法務博士)修了
2014年;司法試験合格
2015年;山口県弁護士会登録、下関市内の法律事務所に入所
2019年6月;弁護士法人大賀綜合法律事務所に入所
2020年;弁護士法人大賀綜合法律事務所下関オフィス 支店長に就任
趣味
体を動かすことが好きで、アウトドアや登山などをよくやっています。縦走をすることが好きで八ヶ岳など、今まで色々な山に登っていました。
本当は時間があれば、毎週のように旅行と現地の山登りをしていたくらいには、登山が好きです。
特に海よりも山が好きです。いつもの生活から離れてのんびりとした時間を体験することはとても好きです。
旅行のご縁で今の事務所で働くことになりました
ただ自然を満喫する旅行をするだけでなく、幕末の歴史が好きということもあり、歴史探旅行もよくしました。
旅行した現地で出会う方と一期一会も大切にしていて、下関に訪れたときには、ちょうど今の事務所の募集を見つけて、面接を受けて働くことになりました。
今までに、都会と地方どちらの生活もしましたが、私には地方での生活が合っていて、電車で移動するよりも自分の車でマイペースに移動できることが気に入っています。
また、人との関わりも都会のように希薄ではなく、深い関係で接することが多いと思われるので、私の性格や考え方に合っているようです。
今までに受けた全般的な案件
交通事故
交通事故で特に力を入れていることは、後遺障害に関する対応です。
過去の解決事例のなかでは、後遺障害1級の認定を受けられたことがとても印象に残っています。後遺障害認定があるかどうかや、等級が上がるかどうかによって、受け取れる賠償金なども変わり、最終的にはご依頼者様の今後の生活にも大きく関わるので、事故対応においては重要な手続きの一つです。
相続トラブル
相続関係のトラブルにおいて、他の相続人による預金の使い込みや、遺産分割でのトラブルなど、相続が発生してからの問題ももちろんお受けしております。また、遺言作成などの生前対策のご依頼もお受けしておりますので、どのような問題にも幅広く対応し、基本的にお断りするような内容はありません。
労働問題
これまでいただいた労働問題のご依頼例としては、企業法務や残業代請求等のトラブル発生時の対応を行ったことがあります。下関市を始め,地元である千葉にも顧問先があり、ご相談をいただく機会もあります。
労働者側からの残業代請求や不当解雇などのご相談もお受けしています。企業側からのご相談をいただいていることもあるので、会社が労働トラブルに対してどのように考えていて、どのように対応するのかをある程度予測することができますので、先回りをしたアプローチを取ることも可能です。
債権回収
債権回収の今まで対応してきた案件例では、企業側からの売掛金等の未払い金の回収や、個人間での貸し借りトラブルなどがあります。場合によっては、訴訟の提起をしたり、強制執行の手続きをしたりと、その状況で最適な方法での回収を目指していきます。
今後、力を入れていきたい分野
特に、怪我を負ってしまった方の後遺障害認定をサポートするような案件に力を入れていきたいと思っています。例えば、労災や交通事故での怪我などが挙げられます。
その理由は、後遺障害認定を受けられるかどうかだったり、等級が何になるかどうかで受け取れる金額が変わりだったり、その方の今後の人生にまで大きく影響しかねる問題だと考えているからです。
相談者へのメッセージ
相談に来ていただくだけでも、お悩みが解決することもありますので、あまり難しく考え過ぎずに、まずは気軽にお電話してください。
弁護士に相談すべきかどうかという悩みが出てきた時点で、すでに相談すべき場面だということは多々あります。相談すること自体にデメリットはございませんので、ぜひ相談しましょう。
知識などがあまりない方に関しては、一人で考えていても、解決に近づくことはありません。
相談することで、方向性も定まって、頭の中もクリアになるはずです。