「管理職には残業代は出ない」とする会社主張に的確に反論し解決した事例

相談前

職場の全員に厳しい営業ノルマが課され、ノルマ達成のため早朝・深夜を問わず長時間労働をするのは当たり前という職場で働いていました。パワハラも重なり、ストレスで出勤不能となって休職を余儀なくされましたが、せめて残業代だけはきちんと支払ってもらいたいと思い、弁護士に依頼しました。

相談後

会社側に未払い残業代と慰謝料の請求を行ったものの、会社側から十分な補償の提案はありませんでした。その後、依頼者様の希望で退職した上で、会社に対しては訴訟を提起しました。（なお、依頼者様は訴訟中に体調も回復され、間もなく他社へ再就職されました。）

弁護士からのコメント

会社側は「管理職には残業代は出さない」と主張していましたが、およそ管理監督者の実態を備えていないことを主張・立証しました。解決金額は、請求した未払い残業代額の約９割に相当する金額でしたので、実質的に勝訴的な和解といって差し支えないと評価しています。