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あります。地域・分野で絞り込み検索した上で、気になる事務所のページを確認し、経験・実績や注力分野が自分に合っている弁護士を選びましょう。また、良さそうな弁護士が見つかったら、実際に相談してみるのも重要です。
そうすることで「依頼先として信頼できそうか」「あなたと相性は良さそうか」「やり取りがスムーズか」「説明が分かりやすく納得できるか」など、掲載情報だけでは得られない「依頼の決め手になる判断材料」を手に入れることが出来ます。
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相談できます。相談=依頼ではございません。相談したからといって必ず依頼しなければならいないということはございませんので、ご安心ください。無料相談などを活用し比較検討することで、より納得のいく提案を受けやすくなることに加え、あなたにピッタリな弁護士が見つかる可能性が高まります。
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「トラブルの内容」をはじめ「トラブルが発生した経緯」や「登場人物」「聞きたいこと」を整理しておきましょう。
面談希望の場合は、候補日時を2~3つ用意しておくとスムーズに予約がとれます。また面談時に、相談内容をまとめたメモを持参するのもよいでしょう。
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退職金が振り込まれない、減らされた、懲戒解雇だから出さないと言われた。退職金には法律上の支払義務がない代わりに、就業規則や退職金規程に支給の基準が定められていれば賃金として扱われ、会社に支払義務が生じます。大阪の労働基準監督署が扱った退職金の未払いは、金額の88.0%が「解決不能」で終わっています。申告だけでは回収しきれない分野です。
いまの状況別・最初にすること
退職金は、法律で支払いが義務づけられた賃金ではありません。就業規則その他によって支給基準が明らかにされていて、会社に支給義務がある場合に、賃金として労働基準法の保護の対象になります。まず確認するのは、制度があるかどうかです。
確認する4つの書類
制度の参考:e-Gov法令検索「労働基準法」(第11条・第89条・第115条)
全国の調査では、退職給付制度がある企業は74.9%です(厚生労働省・令和5年就労条件総合調査)。企業規模で差が大きく、従業員30〜99人では70.1%、1,000人以上では90.1%です。中小企業では制度そのものがない会社も一定数あるので、「もらえるはず」と思い込む前に規程を確認してください。
なお大阪府には、東京都が隔年で出しているような中小企業のモデル退職金の調査がありません。相場を知りたい場合は全国調査を目安にしつつ、自分の会社の規程で計算した金額を基準にしてください。規程があるのに支払われていないなら、金額の多少にかかわらず請求できます。
大阪の労働基準監督署は、令和6年に賃金不払い事件を1,270件・対象労働者2,297人・金額にして9億5,951万円扱いました。このうち退職金の未払いは12件・21人・1,520万円です。件数だけ見れば定期給与の1,215件に比べて少ないのですが、問題は結果です。
| 大阪の賃金不払い事件(令和6年) | 件数 | 金額 |
|---|---|---|
| 合計 | 1,270件 | 9億5,951万円 |
| うち定期給与 | 1,215件 | 9億2,734万円 |
| うち退職金 | 12件 | 1,520万円 |
| 全体の解決額 | 746件 | 1億8,846万円(19.6%) |
退職金の12件のうち解決は5件、解決不能が6件。金額では1,520万円のうち1,338万円(88.0%)が解決不能として処理されています。定期給与の解決不能率(金額ベース77.6%)より高い水準です。
退職金は金額が大きく、会社の資金繰りが行き詰まった段階で未払いになることが多いため、監督署が是正勧告を出しても会社に支払う原資が残っていない事例が目立ちます。労働基準監督署への申告だけでは回収しきれないという前提で、早い段階から差押えまで見据えた手続きを選ぶ必要があります。
一方で、悪質な事案には司法処分も下りています。大阪労働局が令和7年に書類送検した95件のうち、労働基準法違反は45件で、そのうち定期賃金の不払いが16件です。前年の5件から3倍を超えました。会社に資力がありながら支払わない場合は、刑事事件として扱われます。
出典:大阪労働局「令和7年 送検状況」(2026年1月29日公表)
賃金の請求権は支払日から3年で時効にかかりますが、退職手当だけは5年です(労働基準法115条)。数年前に辞めた会社の退職金でも、まだ請求できる場合があります。
支払時期は退職金規程で定められているのが通常で、「退職後3か月以内」といった形になっています。その支払日を過ぎた時点から時効が進みます。会社が「資金繰りができたら払う」と言い続けている間も時効は進むため、口約束で待つのではなく、内容証明で請求して記録を残してください。やり取りのメールも証拠として保存しておきます。支払いが遅れた分には遅延損害金を加えて請求できます。
大阪府内で退職金の不払いが疑われる場合の申告先は、勤務先を管轄する13の労働基準監督署のいずれかです。ただし大阪の実績では退職金事案の金額の88.0%が解決不能で終わっているため、申告と並行して弁護士による請求を進めるかどうかで回収額が変わります。
退職金の遅延利息は、退職後の賃金に適用される年14.6%ではありません。賃金の支払の確保等に関する法律6条は、退職手当を明文で除外しています。適用されるのは民法の法定利率で、現在は年3%です。この率は令和8年4月から令和11年3月までの期間も据え置かれています。金額の見積もりを出すときに14.6%で計算すると、実際と大きくずれます。
出典:e-Gov法令検索「賃金の支払の確保等に関する法律」(第6条)、同「民法」(第404条)、法務省「法定利率について」
会社が中小企業退職金共済(中退共)に加入している場合、退職金は会社からではなく勤労者退職金共済機構から直接あなたの口座へ振り込まれます。会社が支払いを渋っていても、機構への請求で受け取れます。
大阪府内の中退共への加入は29,033社・被共済者297,764人で、いずれも東京に次ぐ全国2位です(令和7年4月末現在)。3位の愛知(21,681社・222,557人)を上回ります。1社あたり約10.3人が加入している計算で、大阪の中小企業では退職金を中退共で積み立てているケースが相当数あります。会社が払わないと言っている場合でも、まず加入の有無を確認する価値があります。
勤労者退職金共済機構の「加入事業所検索」で、会社名から確認できます。在職中に退職金共済手帳を受け取っているかどうかも手がかりになります。
退職時に会社から「被共済者退職届」の記入済みの手帳を受け取ります。会社が渡さない場合は、機構に事情を伝えて相談してください。
請求書にマイナンバーが記載された住民票などを添えて機構へ提出します。電子申請のフォームもあります。振込先はあなたが指定した口座です。
出典:勤労者退職金共済機構「退職金の受け取り方」、同「加入事業所検索」、同「中小企業退職金共済事業概況」(令和7年4月)
「懲戒解雇だから退職金は出ない」と言われても、そのまま受け入れる必要はありません。退職金を不支給にするには、まず就業規則に不支給の定めがあることが前提になります。そのうえで、不支給が認められるかどうかは行為の重さで判断されます。
厚生労働省が公表している裁判例では、懲戒解雇そのものは有効としながら、退職金の全額不支給には「永年の勤続の功を抹消してしまうほどの重大な不信行為」が必要だとして、本来の支給額の3割を支払うよう命じた判断が紹介されています(小田急電鉄事件・東京高等裁判所 平成15年12月11日判決)。同じページには、同業他社への転職時に退職金を減額する規定を有効とした判断(三晃社事件)も載っています。
減額についても同じ考え方で判断されます。会社の言い分をうのみにせず、退職金規程の不支給条項の文言と、実際の行為の重さを照らし合わせてください。懲戒解雇そのものが無効であれば、退職金は当然に満額の請求対象になります。大阪労働局には解雇の相談が年3,659件寄せられていて、解雇の有効性と退職金の両方を争う事案は珍しくありません。
会社が破産した、事業をたたんで連絡が取れないという場合も、未払賃金立替払制度で退職金の8割を国が立て替えます。対象になるのは定期賃金と退職手当で、賞与は含まれません。
| 退職時の年齢 | 未払い額の上限 | 立替払の上限(8割) |
|---|---|---|
| 30歳未満 | 110万円 | 88万円 |
| 30歳以上45歳未満 | 220万円 | 176万円 |
| 45歳以上 | 370万円 | 296万円 |
対象は退職日の6か月前から請求日の前日までに支払期日が来たものです。未払い総額が2万円未満の場合は対象外になります。請求できる期間は、破産手続開始の決定や事実上の倒産の認定から2年です。
法律上の倒産なら破産管財人の証明を受けて請求します。破産手続をしていない会社でも、中小企業に限り、勤務先を管轄する労働基準監督署長の認定を受けて請求できます。大阪府内には大阪中央・天満・大阪南・堺・岸和田など13の労働基準監督署があり、勤務先の所在地を管轄する署が窓口です。退職金の未払いで解決不能とされた1,338万円には、こうした倒産事例が含まれています。会社が動かなくなったら、まずこの制度を使えるかどうかを監督署で確認してください。
出典:労働者健康安全機構「未払賃金の立替払事業」、大阪労働局「労働基準監督署の管轄区域・所在地一覧」
退職金が「賃金」にあたる場合は、未払いの賃金と同じ手段で請求できます。ただし大阪の実績が示すとおり、監督署ルートだけでは金額の大半が回収できていません。
| 手段 | できること | 限界 |
|---|---|---|
| 内容証明による請求 | 支払期限を示して請求する。時効の進行を一時的に止められる | 会社が無視すれば次の手続きが必要 |
| 労働基準監督署への申告(府内13署) | 退職金が賃金にあたる場合、労働基準法24条違反として調査と是正勧告を求められる。無料 | 個人の代理人として交渉することも、取り立てることもできない。大阪の退職金事案は金額の88.0%が解決不能 |
| 大阪府・大阪労働局のあっせん | 話し合いを仲介してもらう。無料。大阪府は労働相談センターから府労働委員会のあっせんに進める | 会社が応じなければ打ち切り。大阪労働局のあっせんは合意が27.8% |
| 労働審判・訴訟 | 支払いを命じる審判や判決を得て、差押えにつなげる。全国の労働審判では退職金の請求が年68件ある | 手数料と準備が必要。申立先は大阪地方裁判所本庁 |
出典:大阪労働局「監督関係統計(令和6年確定版)」、日本弁護士連合会「弁護士白書2025年版」(最高裁判所提供資料)、大阪府「個別労使紛争解決支援制度」
退職金は金額が大きく、規程の解釈が争点になることが多い分野です。大阪弁護士会には5,243人の弁護士が所属しています。
退職金規程を取り寄せて金額を計算する
会社が規程を見せない場合も、代理人から開示を求められます。勤続年数の数え方、算定基礎額、支給率を確認して請求額を出します。
不支給・減額の当否を判断する
懲戒解雇を理由とする不支給が認められる水準かどうかを、裁判所が示した基準に照らして検討します。減額幅の交渉もできます。
会社とのやり取りを引き受ける
受任通知を送った後、会社はあなたではなく弁護士に連絡します。退職後に元の上司と直接交渉する負担がなくなります。
中退共・立替払の手続きを整理する
機構への直接請求で足りるのか、会社への請求が必要なのかを切り分けます。大阪は中退共の加入が全国2位なので、この確認だけで解決する事案もあります。倒産の場合は立替払と破産手続への債権届出を並行して進めます。
労働審判から差押えまで進める
会社が支払わない場合は、審判や判決を得たうえで預金や売掛金を差し押さえます。大阪では退職金事案の88.0%が監督署ルートで解決できていないため、回収まで見据えた手続きを選ぶ意味が大きくなります。
出典:日本弁護士連合会「弁護士会別会員数」(2026年9月1日現在)
退職金の請求は、規程の確認から始めて、会社の対応で次の手続きを選びます。
就業規則と退職金規程を入手し、勤続年数と算定方法から請求額を出します。中退共に加入している会社なら、機構への直接請求で解決することもあります。
弁護士名で支払期限を示して請求します。会社が支払いに応じれば、この段階で終わります。
分割払いの可否や減額の当否を詰めます。大阪府は労働相談センターでの相談と職員の調整を経て、府労働委員会のあっせんに進む流れです。いずれも無料です。
会社が応じない場合は裁判所へ移ります。大阪では堺市や岸和田市の会社が相手でも、申立先は大阪地方裁判所本庁の第5民事部です。
| 裁判所 | 扱う手続き・所在地 | 対象 |
|---|---|---|
| 大阪地方裁判所 本庁 第5民事部(労働部) | 労働審判、労働関係の民事訴訟、民事保全(大阪市北区西天満2-1-10 本館8階) 06-6316-2883 |
府内のすべての労働審判 |
| 大阪地方裁判所 堺支部・岸和田支部 | 民事訴訟と民事保全は扱うが、労働審判は扱わない | 堺市・富田林市・岸和田市・泉佐野市などに勤めていた人も、労働審判は本庁へ申し立てる |
出典:大阪地方裁判所「第5民事部(労働部)」、裁判所「申立書の提出先一覧(大阪)」、e-Gov法令検索「労働審判法」(第2条・第15条)
退職金は請求額が数百万円になることが多く、費用を差し引いても手元に残る金額は大きくなります。大阪弁護士会は労働者側の労働相談を無料で受け付けています。
| 費用の種類 | 目安 | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 法律相談料 | 1時間1万円、または30分5,500円。大阪弁護士会の労働相談は労働者側なら無料 | 日弁連アンケートで「1万円」56%・「5,000円」36%。大阪弁護士会の総合法律相談センターは労働問題の相談を労働者側は無料で受け付け、月〜金13:00〜16:00に専用枠がある |
| 着手金 | 回収見込み額の約8%。着手金無料の事務所もある | 2004年まで日弁連が定めていた旧報酬基準を参考にする事務所が多い。金銭の請求は回収額で報酬が決まる形が主流 |
| 報酬金 | 回収額の約16%(300万円以下の場合)。完全成功報酬型は20〜25% | 着手金無料の事務所は報酬金の割合が高めに設定される |
| 裁判所への手数料 | 労働審判は請求300万円で10,000円、500万円で15,000円 | 訴訟の半額。請求額に応じて決まる |
| 裁判所への予納郵便切手 | 労働審判は3,440円分 | 大阪地方裁判所は金額が定額(500円4枚・100円8枚・50円8枚・20円8枚・10円8枚)。現金や電子で納める場合は3,500円。2026年5月の改正で郵便費用が手数料に含まれるようになったのは訴えの提起と支払督促で、労働審判は対象外 |
出典:日本弁護士連合会「市民のための弁護士報酬ガイド(2008年度アンケート結果版)」、裁判所「手数料額早見表(労働審判用)」、大阪地方裁判所「郵便切手及び予納金一覧」
勤続20年で退職金400万円が未払いだとします。着手金8%・報酬金16%の基準で計算すると費用は約96万円で、手元に約304万円が残ります。着手金無料・報酬金25%の事務所なら、初期費用ゼロで着手して100万円を精算し、300万円が残る計算です。会社が「半額しか出せない」と言っている場合でも、差額の200万円を争う実益があります。
金額が小さく見える事案でも、請求できる範囲は退職金だけとは限りません。在職中の未払い残業代や、解雇が絡む場合の解決金をあわせて請求できることがあります。大阪の定期監督では割増賃金の違反が1,186事業場で見つかっているため、退職金の相談に行ったら残業代も請求できると分かる例は珍しくありません。初回相談では、退職金規程と給与明細の両方を持って行ってください。
弁護士費用を用意できない場合は、法テラスの立替制度を使えます。手取り月収と貯金が次の基準以下なら、無料相談(同じ問題で3回まで)と弁護士費用の立替を利用できます。
| 家族人数 | 手取り月収の基準(大阪市) | 現金・預貯金の基準 |
|---|---|---|
| 単身 | 200,200円以下 | 180万円以下 |
| 2人家族 | 276,100円以下 | 250万円以下 |
| 3人家族 | 299,200円以下 | 270万円以下 |
| 4人家族 | 328,900円以下 | 300万円以下 |
大阪市は生活保護の一級地にあたるため、収入基準は東京都特別区と同じ枠が使えます。大阪市以外の市町村に住む人の基準は単身182,000円・2人251,000円・3人272,000円・4人299,000円です。家賃や住宅ローンを負担している場合は一定額を加算できますが、加算額の上乗せは東京都特別区だけの扱いで、大阪市は単身41,000円までとなります。窓口は法テラス大阪(0570-078329)と法テラス堺(0570-078331)です。
出典:法テラス「民事法律扶助のしおり」、法テラス「法テラス大阪」
退職金の請求では、規程の読み込みと会社の資力の見極めが結果を分けます。次の条件で絞り込んでください。
大阪で退職金の請求を任せる事務所の条件
退職金の時効は5年です。3年前に辞めた会社の退職金も、まだ請求できる可能性があります。規程が手元になくても、勤続年数と役職を伝えれば概算は出せます。ベンナビ労働問題では、オンライン面談ができる大阪の事務所、初回相談無料の事務所、休日に相談できる事務所を条件で絞り込めます。
退職金が賃金にあたる場合は、未払いの賃金と同じ窓口を使えます。中退共に加入している会社なら、機構への請求が先です。
| 窓口 | できること・受付 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 勤労者退職金共済機構(中退共) | 会社が中退共に加入していれば、機構から本人の口座へ直接支払われる。大阪府内の加入は29,033社で全国2位。加入事業所の検索と請求手続きの案内 | ウェブサイトの加入事業所検索で確認 |
| 労働基準監督署(府内13署) | 退職金が賃金にあたる場合の申告先。勤務先の所在地を管轄する署が窓口。倒産時の立替払の認定もここ | 06-7660-0072(大阪労働局 総合労働相談コーナー) |
| 大阪府労働相談センター(大阪市中央区北浜東3-14 エル・おおさか本館10階) | 労働問題全般の相談。平日9:00〜12:15・13:00〜18:00、毎週木曜は20時まで。無料・予約不要。セクハラと女性の相談は専用番号(06-6946-2601) | 06-6946-2600 |
| 大阪府労働委員会(エル・おおさか本館8階) | 労働相談センターでの相談で解決しない場合、あっせん員による無料のあっせんに進める。申請書は労働相談センターに出す | 06-6941-7191 |
| 大阪労働局 総合労働相談コーナー(府内14か所) | 大阪労働局と13の労働基準監督署に設置。平日9:00〜17:00(泉大津のみ9:30〜)。助言・指導やあっせんへつなぐ | 06-7660-0072(大阪労働局) |
| 大阪弁護士会 総合法律相談センター(大阪市北区西天満1-12-5 大阪弁護士会館1階) | 労働法律相談の専用枠が月〜金13:00〜16:00。労働者側の労働問題は無料。夜間17:30〜20:00、土曜10:15〜16:00の枠もある | 06-6364-1248 |
| 同 なんば・堺・岸和田・谷町の各法律相談センター | なんば(大阪市中央区難波2-1-2)は夜間17:30〜20:00と日曜13:00〜16:00も受付。堺(072-223-2903)と岸和田(072-433-9391)は平日10:00〜16:00 | なんば 06-6212-1061 谷町 06-6944-7550 |
| 法テラス大阪・法テラス堺 | 収入・資産が基準以下の人向けの無料相談と費用立替。法テラス大阪は大阪弁護士会館B1F、法テラス堺は堺市堺区南花田口町。平日9:00〜17:00 | 大阪 0570-078329 堺 0570-078331 |
出典:大阪府労働相談センター、大阪府「個別労使紛争解決支援制度」、大阪労働局「総合労働相談コーナーのご案内」、大阪弁護士会「総合法律相談センター」、法テラス「法テラス大阪」
法律上の支払義務はありません。就業規則や退職金規程で支給の基準が定められている場合に、賃金として支払義務が生じます。全国の調査では退職給付制度がある企業は74.9%で、従業員30〜99人の会社では70.1%です。まず就業規則と退職金規程を確認してください。
中退共に加入している場合、退職金は機構からあなたの口座へ直接振り込まれます。会社が手続きに必要な退職金共済手帳を渡さない場合は、機構に事情を伝えて相談してください。大阪府内の加入は29,033社・被共済者297,764人で全国2位なので、大阪の中小企業では機構に直接請求できるケースが相当数あります。規程の金額が中退共の給付額を上回る場合は、差額を会社に請求できます。
退職金が賃金にあたる場合は申告でき、監督署は調査して是正勧告を出します。ただし大阪の実績を見ると、令和6年に扱った退職金の未払い12件・1,520万円のうち、金額の88.0%にあたる1,338万円が解決不能として処理されています。定期給与の解決不能率77.6%より高い数字です。監督署は取り立てて渡す権限を持たないため、回収まで求めるなら弁護士による請求か労働審判を選んでください。
諦める必要はありません。就業規則に不支給の定めがあることが前提で、そのうえで全額不支給が認められるのは「永年の勤続の功を抹消してしまうほどの重大な不信行為」がある場合に限られます。裁判所は懲戒解雇を有効としながら本来の3割の支給を命じた例もあります。まず規程の条文と行為の内容を照らし合わせてください。
できます。退職手当の時効は5年で、賃金の3年より長く設定されています。支払時期は退職金規程で定められているのが通常で、その支払日から5年です。時間が経つほど資料が散逸するため、早めに相談してください。
退職金には適用されません。年14.6%の遅延利息を定めた賃金の支払の確保等に関する法律6条は、退職手当を明文で除外しています。適用されるのは民法の法定利率で、現在は年3%です。この率は令和8年4月から令和11年3月までの期間も据え置かれています。
まず会社が中退共に加入しているかを機構の検索ページで確認してください。加入していれば機構への直接請求で解決します。加入していない場合は、無料の相談先として大阪府労働相談センター(06-6946-2600・エル・おおさか本館10階)があり、平日18時まで、木曜は20時まで受け付けています。金額を確定して回収したい段階なら、大阪弁護士会の労働相談(労働者側は無料)か初回無料の事務所に相談してください。
未払賃金立替払制度は退職金も対象です。国が未払い額の8割を立て替え、上限は30歳未満88万円、30歳以上45歳未満176万円、45歳以上296万円です。破産手続をしていない会社でも、中小企業なら勤務先を管轄する労働基準監督署長の認定を受けて請求できます。大阪府内には13の労働基準監督署があります。
できます。会社には就業規則を労働者に周知する義務があり、退職金の定めがあれば就業規則に記載することになっています。弁護士から開示を求めることもできますし、過去に退職した同僚への支給実績が同じ基準で続いていれば、労使慣行として請求の根拠になる場合もあります。
会社都合として計算し直すよう請求できます。退職金規程では自己都合と会社都合で支給率に差を設けているのが一般的で、勤続年数が長いほど金額の差は開きます。面談の記録や退職に至る経緯を示す資料があれば、退職理由の扱いを争えます。大阪労働局には退職勧奨の相談が年2,213件あります。
応じる場合は、支払いが止まったときにすぐ差押えができる形にしてから合意してください。弁護士が作る和解書や公正証書に、期限を1回でも過ぎたら残額を一括で支払うという条項を入れます。口約束のまま待つと、時効が進みながら会社の資産が減っていきます。大阪では退職金の未払いの多くが資金繰りの悪化を背景にしているため、早く形にしておくほど回収の可能性は上がります。
勤務先が大阪なら、大阪府の窓口も大阪労働局も使えます。労働審判の申立先も、会社の所在地を管轄する大阪地方裁判所本庁です。弁護士は住所地に関係なく依頼でき、初回相談はオンラインでも受けられます。
退職所得として課税されますが、控除が大きく設定されています。勤続20年以下なら40万円×勤続年数(最低80万円)、20年を超える部分は1年あたり70万円が控除され、残りの2分の1が課税対象です。「退職所得の受給に関する申告書」を会社に出していないと20.42%が源泉徴収され、確定申告で精算することになります。
できます。弁護士には守秘義務があり、大阪府労働相談センターも相談内容を会社に伝えません。会社に連絡が入るのは、依頼後に弁護士名で請求書を送る段階からです。在職中に退職金規程を確認しておき、退職後に請求する進め方も選べます。
取扱い分野、初回相談料、夜間・休日の対応、オンライン面談の可否は事務所ごとに異なります。退職金規程と給与明細を手元に置いて、いまの状況に合う相談先を選んでください。
参考資料・更新情報