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福岡県で不当解雇に強い弁護士 が21件見つかりました。
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弁護士を選ぶコツはありますか?
あります。地域・分野で絞り込み検索した上で、気になる事務所のページを確認し、経験・実績や注力分野が自分に合っている弁護士を選びましょう。また、良さそうな弁護士が見つかったら、実際に相談してみるのも重要です。
そうすることで「依頼先として信頼できそうか」「あなたと相性は良さそうか」「やり取りがスムーズか」「説明が分かりやすく納得できるか」など、掲載情報だけでは得られない「依頼の決め手になる判断材料」を手に入れることが出来ます。
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複数の弁護士に相談できる?
相談できます。相談=依頼ではございません。相談したからといって必ず依頼しなければならいないということはございませんので、ご安心ください。無料相談などを活用し比較検討することで、より納得のいく提案を受けやすくなることに加え、あなたにピッタリな弁護士が見つかる可能性が高まります。
相談前に準備すべきことは?
「トラブルの内容」をはじめ「トラブルが発生した経緯」や「登場人物」「聞きたいこと」を整理しておきましょう。
面談希望の場合は、候補日時を2~3つ用意しておくとスムーズに予約がとれます。また面談時に、相談内容をまとめたメモを持参するのもよいでしょう。
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約1年分の賃金に相当する解決金350万円の支払いを受けられた。
懲戒解雇を撤回させることができた。
解決金180万円の支払いを受けられた。
約8か月分の賃金に相当する解決金200万円の支払いを受けられた。
会社から解決金700万円の支払いを受けられた。
不当解雇であることを主張して、約1年分の賃金の相当する解決金の支払いを受けられた。
福岡の会社から解雇を告げられた、退職届を出すよう迫られている。この段階でやることは2つだけです。辞めることに同意する書面を出さないことと、解雇の理由を書面で受け取ることです。福岡労働局に寄せられる民事上の労働相談で解雇は年1,185件あり、話し合いが決裂してあっせんに持ち込まれた事案では解雇が28件で申請理由の1位を占めます。福岡でどの窓口に何を持ち込めば争えるかを、期限の順に並べます。
いまの状況別・最初にすること
解雇を争えるかどうかは、最初の数日でほぼ決まります。福岡労働局に相談を寄せた人の86.1%は労働者本人で、正社員が40.8%、パート・アルバイトが13.6%、期間契約社員が13.2%です。雇用の形にかかわらず、社内の資料に触れられなくなる前に次の3つを済ませてください。
「一身上の都合」と書いた退職届や、解雇を受け入れる合意書に署名すると、自分から辞めた扱いになり、解雇の無効を主張する道がほぼ閉じます。人事から書類を渡されたら「弁護士に見せてから返答します」と伝えてください。出勤停止を命じられても、自分から辞めるとは言わないことです。
労働者が請求すれば、会社は解雇の理由を書いた証明書を遅滞なく交付しなければなりません(労働基準法22条)。解雇予告を受けた日から退職日までの間でも請求できます。メールで「解雇理由証明書の交付を求めます」と送ってください。理由が紙で固定されれば、福岡地方裁判所の労働審判で会社が別の理由を持ち出す余地を消せます。
雇用契約書、就業規則(懲戒規程・退職金規程を含む)、直近1年分の給与明細、人事評価、解雇を告げられた場面の録音、勤怠記録を確保します。会社と争うための材料は、業務上の機密情報とは扱いが違います。私物のスマートフォンで撮影しておくだけで足ります。
福岡県の労働者支援事務所は平日8時30分から17時15分まで、毎週水曜だけは17時15分から20時まで電話相談を受け付けています。勤務時間中に電話できない人は水曜の夜に回してください。福岡092-735-6149、北九州093-967-3945、筑後0942-30-1034、筑豊0948-22-1149の4事務所が、勤務先の所在地で分かれています。
解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合は無効です(労働契約法16条)。会社が「能力不足」「経営不振」「規律違反」と口にすれば通るものではありません。その理由が事実か、解雇の前に打てる手を尽くしたかを説明する責任は会社の側にあります。
| 解雇の種類 | 会社が挙げる理由 | 無効になりやすい例 |
|---|---|---|
| 普通解雇 | 能力不足、成績不良、協調性の欠如、病気やけがによる就労不能 | 具体的な指導や改善の機会を与えていない、配置転換を試していない、評価の記録が残っていない、同じ成績の社員は残している |
| 整理解雇 | 業績悪化、事業所の閉鎖、部門の縮小 | 人員削減の必要性・解雇回避の努力・人選の合理性・説明協議の4つの要素のどれかが欠ける。求人を出しながら解雇している |
| 懲戒解雇 | 横領、重大な経歴詐称、長期の無断欠勤、ハラスメントの加害 | 就業規則に懲戒事由の定めがない、事実の裏づけが弱い、弁明の機会を与えていない、行為に対して処分が重すぎる |
法律が正面から禁じている解雇もあります。業務上のけがや病気で休業している期間とその後30日間、産前産後休業の期間とその後30日間の解雇は禁止です(労働基準法19条)。妊娠・出産を理由とする解雇(男女雇用機会均等法9条)、育児休業や介護休業の申出を理由とする解雇、労働基準監督署へ申告したことを理由とする解雇(労働基準法104条)も違法です。有期契約の途中解雇は、やむを得ない事由がなければできません(労働契約法17条)。
出典:e-Gov法令検索「労働契約法」(16条・17条・19条)、e-Gov法令検索「労働基準法」(19条・20条・22条・115条)、e-Gov法令検索「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」(9条)
会社は解雇の30日前に予告するか、30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を支払う必要があります(労働基準法20条)。予告手当を受け取っても、解雇そのものが有効になるわけではありません。受け取るときに「解雇の効力は争います」とメールで伝えておけば、争う権利を残したまま当面の生活費を確保できます。自分のケースがどの型に当たるか判断できないときは、福岡労働局の総合労働相談コーナー(092-411-4764)で整理してもらえます。県内13か所の相談員が、年1,185件の解雇相談を日常的に扱っています。
出典:福岡労働局「令和7年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」
福岡では労働相談が増え、第三者を入れる手続きが1年で急に伸びました。
| 福岡労働局(令和7年度) | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| 総合労働相談 | 45,545件 | 前年度比 +3.2%・20年連続で4万件超 |
| 民事上の個別労働紛争の相談 | 11,387件 | 前年度比 +12.0% |
| うち解雇 | 1,185件 | 構成比9.2%・相談内容の4位 |
| うち退職勧奨 | 構成比6.8% | 全国は7.9% |
| うち雇止め | 構成比5.1% | 全国は4.8% |
| あっせん申請のうち解雇 | 28件 | 申請理由で最多(21.2%) |
出典:福岡労働局「令和7年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」
福岡の解雇相談は令和5年度1,070件、令和6年度1,241件、令和7年度1,185件と、この3年はほぼ同じ水準です。構成比9.2%は全国の10.0%を下回ります。動いたのは相談の数ではなく、その先の手続きです。あっせんの申請は121件で前年度から68.1%増え、助言・指導の申出も236件に伸びました。助言・指導の申出内容でも解雇は26件で3番目に多く、話し合いで収まらない解雇が行政の手続きへ流れ込んでいます。
あっせんの申請理由は解雇28件(21.2%)が1位で、雇止め16件と自己都合退職16件が並びます。ところが処理を終えた118件のうち、合意が成立したのは22件にとどまり、打ち切りが93件です。そのうち68件は会社が出席しないまま終わっています。双方が参加したのは47件です。無料で使える制度ですが、会社に出頭を強制する力はありません。会社が窓口を無視した時点で、福岡地方裁判所への労働審判に切り替えてください。労働審判は会社が欠席しても進み、審判には判決と同じ効力があります。
出典:福岡労働局「令和7年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」
福岡県の労働者支援事務所に令和7年度に寄せられた相談は7,458件で、前年度から1,007件増えました。内訳の1位は職場の人間関係1,324件、2位が賃金869件、3位が労働保険781件で、解雇・退職勧奨は748件で4位です。県のあっせんは新規受付13件のうち8件が解決しました。県の窓口は国の制度とは別で、申請先も労働委員会ではなく4つの労働者支援事務所です。国か県かで迷ったら、先につながったほうで事情を話し、あっせんに進むかどうかをその場で決めてください。
「不当解雇の慰謝料」を調べる人は多いのですが、金額の中心になるのは慰謝料ではありません。解雇された日から後の賃金(バックペイ)と、退職を受け入れる代わりに受け取る解決金です。福岡の平均的な所定内給与は月31万4,300円なので、解決までに6か月かかれば、それだけで約189万円の賃金請求が立ちます。
| 請求できるもの | 内容 | 目安・根拠 |
|---|---|---|
| 解雇日以降の賃金(バックペイ) | 解雇が無効なら雇用は続いているので、働けなかった期間の賃金を全額請求できる | 月給×解雇日から解決までの月数。民法536条2項 |
| 解決金 | 復職せずに退職を受け入れる代わりに会社が支払う金銭。労働審判と訴訟の多くはこの形で終わる | 労働審判の中央値150万円(月収4.7か月分)、訴訟上の和解は300万円(7.3か月分) |
| 解雇予告手当 | 30日前の予告なしに解雇されたときの平均賃金30日分。解雇が有効でも無効でも請求できる | 労働基準法20条。福岡の平均月収なら約31万円 |
| 未払い残業代・退職金 | 解雇とは別に、在職中の未払い分をまとめて請求する | 賃金の時効は3年、退職金は5年(労働基準法115条・附則143条) |
| 慰謝料 | 解雇が無効というだけでは認められにくい。見せしめのような悪質な事情があるときに限られる | バックペイ・解決金とは別枠 |
出典:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.226」(2023年4月25日)、労働政策研究・研修機構「裁判所における解雇の金銭解決の実態 令和編」
解決金の中央値150万円は、全国の地方裁判所で終局した労働審判759件を集計した数字です。平均値は285万2,637円で、100万〜200万円の層が28.9%と最も厚くなっています。福岡の平均月収31万4,300円で4.7か月分を計算すると約148万円です。訴訟上の和解まで進んだ275件では中央値が300万円、平均が613万4,219円に上がります。月給と勤続年数と解雇理由を伝えれば、弁護士は初回相談の場で見込み額を示せます。
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査(都道府県別にみた賃金)」
不当解雇を争うときの法律上の請求は「解雇は無効で、いまも社員である」と確認する地位確認です。令和6年に全国の地方裁判所へ申し立てられた労働審判3,359件のうち、地位確認が1,661件で種類別の1位を占めます。認められれば復職し、解雇日からの賃金を受け取ります。ただし解雇を言い渡した会社に戻る人は多くありません。JILPTの集計では、地位確認を申し立てた労働審判の96.6%が雇用を存続させず金銭で決着しています。
復職を望まない場合でも、地位確認を主張する意味はあります。争いが長引くほどバックペイが積み上がるため、会社に早く解決金を払って終わらせる動機が生まれるからです。退職を受け入れるときは、離職理由を会社都合にすること、解決金の支払期日、会社が解雇の事実を第三者に話さないことまで合意書に書き込んでください。この3点を最初に詰めておけば、失業給付の待期と転職活動を同時に動かせます。
福岡であっせんに持ち込まれた解雇28件も、行き先はほぼ金銭です。雇用を続けるかどうかを決めていない段階でも、福岡県弁護士会の労働相談は労働者側なら無料で受けられます。月給と勤続年数を伝えて、復職と金銭のそれぞれで見込み額を出してもらってから方針を決めましょう。
出典:日本弁護士連合会「弁護士会別会員数」(2026年9月1日現在)、福岡県弁護士会「労働者のための無料法律相談」
福岡で解雇を争う人が最初に迷うのは、無料のあっせんを使うか、費用をかけて労働審判に進むかです。判断材料は、会社が話し合いのテーブルに着く見込みがあるかどうかの1点に絞れます。
| 比べる点 | あっせん(福岡労働局・福岡県) | 労働審判(福岡地方裁判所) |
|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 申立手数料5,000円前後+予納郵便切手4,000円+弁護士費用 |
| 会社が欠席したら | 打ち切りで終わる。令和7年度は118件中68件が会社の不参加で打ち切り | 欠席しても手続きが進み、審判が出る |
| かかる期間 | 57.6%が1か月以内、77.1%が2か月以内に終了 | 全国平均96.7日。原則3回以内の期日 |
| 決まった内容の効力 | 民法上の和解契約。強制執行はできない | 調停調書・審判に判決と同じ効力がある |
| 向いている場面 | 会社が話し合う姿勢を残していて、金額の開きが小さい | 会社が窓口を無視している、バックペイを含めて100万円を超える請求をしたい |
出典:福岡労働局「令和7年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」
福岡のあっせんの合意率は118件中22件で、会社の不参加が68件を占めます。会社がすでに話し合いを断っているなら、あっせんに1か月を使うより労働審判へ直行したほうが早く決着します。反対に、会社が社内調査を始めた、担当者が面談に応じているという段階なら、無料のあっせんで金額だけ詰める進め方が向いています。助言・指導は令和7年度に処理した232件すべてが1か月以内に終わっているので、「会社に一言入れてほしい」という段階ならここから始めてください。
依頼した時点で、会社とのやり取りはすべて弁護士が引き受けます。福岡県弁護士会には1,512人の弁護士が所属し、九州で最も多い人数です。県内15か所の法律相談センターが窓口になります。
会社からの連絡をすべて引き取る
受任通知が届いた後、会社は本人ではなく弁護士に連絡します。上司や人事と直接話す場面はなくなり、退職届を書くよう迫られることもなくなります。福岡労働局の相談の86.1%は労働者本人からのものですが、本人が矢面に立ち続ける必要はありません。
解雇理由への反論を書面にする
解雇理由証明書と就業規則を読み込み、「指導の記録がない」「配置転換を検討していない」「処分が重すぎる」といった無効の根拠を組み立てます。人事評価や勤怠記録の開示を会社に求めるのも代理人の仕事です。
請求額を計算して内容証明を送る
バックペイ・解雇予告手当・未払い残業代・退職金を月給と勤続年数から計算し、弁護士名で通知します。福岡のあっせんでは会社の不参加が68件ありますが、弁護士名の請求を無視すれば次は裁判所からの呼出しになります。会社が応じれば、この段階で終わります。
労働審判の書面と期日を担う
申立書、会社の答弁書への反論、証拠の整理をすべて作成し、福岡地方裁判所本庁または小倉支部の期日に同席します。全国で申立人に代理人が付いている割合は88.4%です。用意するのは事実関係の説明と資料だけで済みます。
失業給付と生活費の段取りを組む
解雇を争っている間の失業給付の扱い、健康保険の切り替え、転職活動を始めてよいかまで方針とセットで決めます。福岡県の有効求人倍率は1.06倍で、北九州0.92倍、筑豊0.91倍、筑後0.97倍と地域差があります。次の職を探す時間を織り込んで解決の期限を決められます。
出典:日本弁護士連合会「弁護士会別会員数」(2026年9月1日現在)、福岡県弁護士会「労働者のための無料法律相談」
不当解雇の解決は、交渉から始めて会社の出方で次の手続きを選びます。福岡では労働審判の申立先が2か所に分かれるところが、他県と違います。
復職か金銭解決かを決め、証拠を整理します。解雇予告期間の途中なら、この段階で解雇理由証明書の請求と異議の通知を済ませます。
弁護士名で解雇の無効とバックペイの支払いを通知し、会社の回答を待ちます。解雇理由が弱い事案は、ここで解決金の合意に届くこともあります。
裁判官1人と労働審判員2人が、原則3回以内の期日で審理します。全国の平均審理期間は96.7日、調停成立率は65.6%です。久留米市や飯塚市の会社が相手なら福岡地方裁判所本庁へ、北九州市や行橋市の会社が相手なら小倉支部へ申し立てます。
審判に異議が出た場合や争点が複雑な場合は訴訟へ移ります。労働審判で終局した事件のうち53.8%に異議が申し立てられています。訴訟上の和解の解決金は中央値300万円と労働審判より高く、会社が争う姿勢を崩さない事案では訴訟まで見据えて進めます。
| 裁判所 | 扱う手続き・所在地 | 対象 |
|---|---|---|
| 福岡地方裁判所 本庁 | 労働審判、労働関係の民事訴訟、民事保全(福岡市中央区六本松4-2-4) 民事受付係 092-781-3141 |
福岡市・久留米市・飯塚市・大牟田市などに勤めていた人 |
| 福岡地方裁判所 小倉支部 | 県内の支部で唯一、労働審判を扱う(北九州市小倉北区金田1-4-1) 代表 093-561-3431 |
北九州市や行橋市などに勤めていた人 |
| 久留米・飯塚・直方・柳川・大牟田・八女・行橋・田川の各支部 | 民事訴訟と民事保全は扱うが、労働審判は扱わない | この地域に勤めていた人も、労働審判は本庁へ申し立てる |
出典:裁判所「労働審判手続」、福岡地方裁判所「所在地・電話番号」、福岡地方・家庭裁判所小倉支部「所在地」、e-Gov法令検索「労働審判法」(第2条・第15条)
労働審判を扱う支部は全国で5か所しかなく、九州では福岡地裁小倉支部だけです。北九州市に勤めていた人が福岡市の六本松まで通わずに済むのは、この扱いがあるからです。久留米・飯塚・直方・柳川・大牟田・八女・行橋・田川の各支部は民事訴訟と民事保全を扱いますが、労働審判は受け付けません。勤務先の住所を先に確かめて本庁と小倉支部のどちらへ出すかを決めれば、期日3回分の移動と休みの取り方をまとめて計画できます。
出典:裁判所「労働審判手続」、最高裁判所「裁判の迅速化に係る検証に関する報告書(第11回)」、最高裁判所「司法統計年報 令和6年 民事・行政編」
弁護士費用は事務所ごとの自由設定ですが、目安になる公的なデータがあります。福岡県弁護士会は労働者側の労働相談を無料で受けているので、費用を払う前に見通しを聞けます。
| 費用の種類 | 目安 | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 法律相談料 | 1時間1万円、または30分5,500円。福岡県弁護士会の労働相談は労働者側なら無料 | 日弁連アンケートで「1万円」56%・「5,000円」36%。福岡県弁護士会は県下15か所の法律相談センターで、労働者側からの労働問題の相談を無料で受け付けている |
| 着手金 | 20万〜30万円。着手金無料の事務所もある | 日弁連アンケートの労働事件の設例で20万円が45%・30万円が31%。労働審判は訴訟より低い傾向 |
| 報酬金 | 30万〜50万円、または解決金の16〜25% | 同じ設例で30万円が36%・50万円が31%。復職や解雇撤回のように金銭以外の成果をどう扱うかを先に確かめる |
| 裁判所への手数料 | 労働審判は請求100万円で5,000円、300万円で10,000円 | 地位確認のように額を算定できない請求は160万円とみなして6,500円。50万円なら2,500円、200万円なら7,500円 |
| 裁判所への予納郵便切手 | 労働審判は4,000円分 | 福岡地方裁判所は金額が定額(500円6枚・110円5枚・50円3枚・20円10枚・10円10枚)。現金や電子で納める場合も4,000円で、切手で納めるなら予納金は要らない。2026年5月の改正で郵便費用が手数料に含まれるようになったのは訴えの提起と支払督促で、労働審判は対象外 |
出典:日本弁護士連合会「市民のための弁護士報酬ガイド(2008年度アンケート結果版)」、裁判所「手数料額早見表(労働審判用)」、福岡地方裁判所「郵便切手及び予納金一覧(令和8年7月1日〜)」
福岡の平均的な所定内給与は月31万4,300円です。労働審判の解決金の中央値は月収4.7か月分なので、あてはめると約148万円になります。着手金20万円・報酬金30万円の事務所に依頼すると費用は50万円で、手元には約98万円が残ります。着手金無料・報酬金は解決金の20〜25%という事務所なら、初期費用ゼロで着手し、解決後に30万〜37万円を精算して手元に111万〜118万円が残ります。解雇日から解決までのバックペイが別に認められれば、手取りはさらに増えます。収入が途絶えている段階では、着手金の有無が現実の判断材料になります。
見積もりで確かめる4点
弁護士費用を用意できない場合は、法テラスの立替制度を使えます。手取り月収と貯金が次の基準以下なら、無料相談を同じ問題で3回まで受けられ、弁護士費用を立て替えてもらえます。解雇直後で収入が止まっている人は基準に当たることが多くなります。
福岡市と北九州市に住む人の基準は次のとおりです。
| 家族人数 | 手取り月収の基準(福岡市・北九州市) | 現金・預貯金の基準 |
|---|---|---|
| 単身 | 200,200円以下 | 180万円以下 |
| 2人家族 | 276,100円以下 | 250万円以下 |
| 3人家族 | 299,200円以下 | 270万円以下 |
| 4人家族 | 328,900円以下 | 300万円以下 |
福岡市と北九州市は生活保護の一級地にあたるため、収入基準はこの枠で見ます。久留米市や飯塚市など県内のほかの市町村に住む人の基準は単身182,000円・2人251,000円・3人272,000円・4人299,000円です。家賃や住宅ローンを負担している場合は単身41,000円・2人53,000円・3人66,000円・4人以上71,000円まで加算できます。窓口は法テラス福岡(0570-078359)と法テラス北九州(0570-078360)です。
出典:法テラス「民事法律扶助のしおり」(2026年3月現在)、厚生労働省「級地一覧」、法テラス「法テラス福岡」
福岡県弁護士会に所属する1,512人のうち、労働者側の解雇事件を主に扱う弁護士は限られます。次の条件で絞り込んでください。
福岡で解雇事件を任せる事務所の条件
解雇理由証明書(または解雇通知書)と雇用契約書、直近3か月分の給与明細を持って行き、「この理由で解雇は有効か」「請求できる金額はいくらか」「いつまでに何をするか」の3つを聞いてください。証明書がまだ届いていない場合は、会社に言われた理由をそのまま伝えれば、弁護士はその場で争える筋かどうかを判断します。ベンナビ労働問題では、オンライン面談ができる福岡の事務所、初回相談無料の事務所、休日に相談できる事務所を条件で絞り込めます。北九州や久留米から福岡市の事務所へ依頼する場合も、打ち合わせをオンラインに切り替えれば移動は期日だけで済みます。
取扱い分野、初回相談料、夜間・休日の対応、オンライン面談の可否は事務所ごとに違います。解雇理由証明書と雇用契約書を手元に置いて、いまの状況に合う相談先を選べます。
弁護士に依頼する前に状況を整理したい、費用をかけずに解雇の有効性を聞きたいという段階で使える窓口です。平日の日中に動けない人は、水曜の夜間や土日の枠がある窓口から始めてください。仕事を休まずに相談を済ませられます。
| 窓口 | できること・受付 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 福岡労働局 総合労働相談コーナー(福岡市博多区博多駅東2-11-1 福岡合同庁舎新館4階) | 解雇・退職勧奨・雇止めの相談。会社への助言・指導やあっせんの申請を受け付ける。平日9:00〜17:15。予約は不要で無料 | 092-411-4764 |
| 労働基準監督署(県内11署と門司支署) | 解雇予告手当の不払いや解雇理由証明書の不交付など労働基準法違反の申告先。勤務先の所在地を管轄する署が窓口。平日8:30〜17:15 | 092-411-4862(福岡労働局 監督課) |
| 福岡県福岡労働者支援事務所(福岡市中央区赤坂1-8-8 福岡西総合庁舎5階) | 労働問題全般の相談。平日8:30〜17:15。毎週水曜は17:15〜20:00の夜間電話相談を当番事務所が受ける。無料・秘密厳守で、来所は予約が優先 | 092-735-6149 |
| 同 北九州・筑後・筑豊の各労働者支援事務所 | 北九州(小倉北区浅野3-8-1 AIMビル4階)は北九州市・行橋市・豊前市などを、筑後(久留米市合川町1642-1)は久留米市・大牟田市などを、筑豊(飯塚市新立岩8-1)は飯塚市・田川市などを受け持つ | 北九州 093-967-3945 筑後 0942-30-1034 筑豊 0948-22-1149 |
| 福岡県のあっせん(個別労使紛争) | 相談で解決しない場合、あっせんを無料で申し込める。申請先は労働委員会ではなく4つの労働者支援事務所で、専門的な判断がいる事案は公益・労働者・使用者の各委員3名が担当する | 各労働者支援事務所 |
| 福岡労働局 総合労働相談コーナー(県内13か所) | 福岡労働局と12の労働基準監督署に設置。労働局内は平日9:00〜17:15、ほかは9:30〜17:00。助言・指導やあっせんへつなぐ | 092-411-4764(福岡労働局) |
| 福岡県弁護士会 法律相談センター(県内15か所) | 労働者側からの労働問題の相談は無料。天神は平日9:00〜19:00と土日祝9:00〜13:00、北九州は平日夜間17:30〜19:30と土日13:30〜15:30も受け付ける。予約制 | ナビダイヤル 0570-783-552 |
| 法テラス福岡・法テラス北九州 | 収入・資産が基準以下の人向けの無料相談と費用立替。法テラス福岡は福岡市中央区渡辺通5-14-12、法テラス北九州は小倉北区魚町1-4-21。平日9:00〜17:00 | 福岡 0570-078359 北九州 0570-078360 |
出典:福岡県「労働相談・あっせん」、福岡労働局「総合労働相談コーナーのご案内」、福岡県弁護士会「法律相談センター」、福岡県弁護士会「労働者のための無料法律相談」、法テラス「法テラス福岡」
出典:厚生労働省「労働基準監督署管轄一覧(福岡)」、福岡労働局「各課室の業務内容・連絡先」
解雇を争う場合も、生活費の確保は同時に進めます。解雇による離職は雇用保険の特定受給資格者にあたり(雇用保険法23条)、7日間の待期の後すぐに基本手当の支給が始まります。自己都合退職に課される給付制限はなく、所定給付日数も長く設定されています。手続き先は住所地を管轄するハローワークで、福岡県内には福岡中央・福岡東・福岡南・福岡西・小倉・八幡・久留米・飯塚・大牟田・直方・田川・行橋・八女・朝倉の14所があり、若松・戸畑・門司・大川・豊前に出張所と分室が置かれています。
会社から届いた離職票の離職理由が「自己都合」や「重責解雇」になっていたら、そのまま提出しないでください。窓口で「解雇である」と申し出て、離職者記入欄に異議を書けば、ハローワークが会社に事実関係を確かめます。解雇通知書か解雇理由証明書があれば、その場で示しましょう。会社都合と認められれば、給付制限を受けずに受給できます。福岡県の完全失業率は2.9%、有効求人倍率は1.06倍で、地域別では福岡1.09倍に対し北九州0.92倍、筑豊0.91倍と開きがあります。受給できる期間を確かめたうえで、解決の期限を弁護士と決めてください。
出典:ハローワークインターネットサービス「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲」、厚生労働省「公共職業安定所管轄一覧(福岡)」、e-Gov法令検索「雇用保険法」(23条)
無料で話を整理したいなら福岡県の労働者支援事務所です。福岡092-735-6149、北九州093-967-3945、筑後0942-30-1034、筑豊0948-22-1149の4か所が勤務先の所在地で分かれ、平日8時30分から17時15分まで、毎週水曜は20時まで電話を受け付けています。会社に是正を促してほしい場合は福岡労働局の総合労働相談コーナー(092-411-4764・県内13か所)、解決金やバックペイを請求したい場合は弁護士です。福岡県弁護士会の労働相談は労働者側なら無料で、予約はナビダイヤル0570-783-552から取れます。
福岡地方裁判所小倉支部(北九州市小倉北区金田1-4-1)です。労働審判を扱う支部は全国で5か所しかなく、九州では小倉支部だけが指定されています。北九州市や行橋市に勤めていた人は、福岡市まで出向かずに申し立てられます。相談先も北九州法律相談センター(093-562-7588)と法テラス北九州(0570-078360)が小倉北区にあります。
受けられません。久留米・飯塚・直方・柳川・大牟田・八女・行橋・田川の各支部は民事訴訟と民事保全を扱いますが、労働審判は対象外です。久留米市・大牟田市・飯塚市などの会社を相手にする場合、申立先は福岡地方裁判所本庁(福岡市中央区六本松4-2-4)になります。相談だけなら久留米法律相談センター(0942-30-0144)が火曜と木曜の17時30分から19時、毎月第3土曜の13時30分から15時にも開いています。
福岡県のあっせんは、労働委員会ではなく4つの労働者支援事務所に申し込みます。専門的な判断がいる事案は、公益・労働者・使用者の各委員3名が担当します。国の制度を使う場合は福岡労働局の総合労働相談コーナーが窓口です。どちらも無料で、労働者からも会社からも申し込めます。
会社が出てくるかどうかで変わります。福岡労働局のあっせんは、令和7年度に処理した118件のうち合意が22件、打ち切りが93件で、うち68件は会社が出席しないまま終わっています。双方が参加したのは47件です。会社がすでに話し合いを断っているなら、欠席しても手続きが進む労働審判に切り替えてください。申請そのものは121件と前年度から68.1%増えています。
ハローワークの窓口で異議を申し出てください。離職者記入欄に「解雇」と記入し、解雇通知書か解雇理由証明書を示せば、ハローワークが会社に確認して離職理由を判定します。会社都合と認められれば給付制限なしで受給できます。福岡県内には14のハローワークがあり、手続き先は勤務先ではなく住所地の管轄です。あわせて弁護士から会社へ、離職理由の訂正を求める通知も出せます。
労働審判の解決金は全国の中央値が150万円、月収に直すと4.7か月分です。福岡の平均的な所定内給与は月31万4,300円なので、あてはめると約148万円になります。訴訟上の和解まで進むと中央値は300万円(7.3か月分)に上がります。金額を動かすのは勤続年数、月給、解雇理由の弱さ、解雇からの経過月数です。月給と勤続年数を伝えれば、初回相談で見込み額を出してもらえます。
撤回にはつながりません。監督署が扱うのは労働基準法違反で、解雇予告手当の不払いや解雇理由証明書の不交付には是正を求めますが、解雇が有効か無効かは判断しません。解雇の無効とバックペイを求めるなら、弁護士による交渉か福岡地方裁判所の労働審判が手段です。予告手当だけ払われていない場合は、勤務先を管轄する県内11署と門司支署のいずれかへ申告してください。
受け取るだけで認めたことにはなりません。予告手当は解雇の有効・無効にかかわらず会社に支払義務がある金銭です(労働基準法20条)。受け取るときに「解雇の効力は争います」とメールで伝えておけば、後の労働審判で「受け取ったのだから納得していた」と主張される余地を減らせます。
争えます。試用期間中の本採用拒否も解雇にあたり、通常の解雇より広く認められるとはいえ、客観的に合理的な理由が必要です。採用面接の時点で会社が知っていた事情を理由にすることはできません。試用開始から14日を超えていれば、30日前の予告か解雇予告手当も必要になります。
雇止めとして争えます。契約を繰り返し更新していた、更新を期待させる説明があったという事情があれば、雇止めにも解雇と同じ合理的な理由が求められます(労働契約法19条)。契約期間の途中で切られた場合は、やむを得ない事由がない限り無効です(同法17条)。福岡のあっせん申請では雇止めが16件あり、解雇に次ぐ多さです。福岡県の非正規雇用は905,600人で、雇用者の39.6%を占めます。
あります。復職を望まない人の多くは、解雇の無効を主張したうえで解決金を受け取り、会社都合退職として終える形を選んでいます。全国の労働審判では、地位確認を申し立てた事案の96.6%が雇用を続けずに金銭で決着しています。「戻る気はない」と最初に伝えれば、弁護士はその前提で金額と期限を組み立てます。
法テラスの立替制度があります。福岡市と北九州市に住む単身者なら手取り月収20万200円以下、県内のほかの市町村なら18万2,000円以下で、貯金が180万円以下であれば、無料相談を3回まで受けられ、弁護士費用を立て替えてもらえます。窓口は法テラス福岡(0570-078359)と法テラス北九州(0570-078360)です。基準を超える場合も、福岡県弁護士会の労働相談(労働者側は無料)と着手金なしの事務所を組み合わせれば、初期費用をかけずに始められます。
できます。福岡県の労働者支援事務所は毎週水曜の17時15分から20時まで夜間の電話相談を受けています。福岡県弁護士会では、天神法律相談センターが土日祝の9時から13時、北九州法律相談センターが平日夜間17時30分から19時30分と土日13時30分から15時30分、久留米法律相談センターが火曜と木曜の17時30分から19時と毎月第3土曜に開いています。予約はナビダイヤル0570-783-552から取れます。
参考資料・更新情報