【役員退職慰労金】役員退職慰労金を全額回収した事例

【相談前】のご依頼者の状況

依頼者の方は、長年にわたり、社長によるハラスメントが横行している会社で取締役として働いてこられました。昼夜、休日を問わず働き、さらには社長のプライベートの用事の送迎、親族の介護など、業務に関係のないことまで負担させられていました。そのような中で、依頼者の方は取締役を退任することとなりました。会社の規定に基づいて算定される退職慰労金は約６５０万円でしたが、会社はその一部のみを支払ったのみで、合理的な理由もなく、全額の支払いを拒んでいました。

【相談後】のご依頼者の状況

私たちが会社に対する役員退職慰労金の請求の依頼を受けました。会社の資力に不安があったこともあり、まずは会社の財産に対して仮差押えを行い、未払いであった役員退職慰労金の全額について仮差押えをすることに成功しました。その後、会社に対する訴訟を提起し、未払いの役員退職慰労金の全額の支払いを命じる判決を得て、最終的に役員退職慰労金役６５０万円の全額を回収することができましあｔ。

弁護士からのコメント

会社が不合理な理由に基づいて賃金や退職金の支払いを拒んでも、粛々と法的な手続きを進めていくことで、支払われるべき金員の支払いを受けることは可能になります。手続きには時間がかかることもありますが、法的な手続きの対応は弁護士が行いますので、依頼者の方のご負担を軽減することは可能です。こうしたお悩みがある場合には、一度、弁護士までご相談されることをお勧めします。