【残業代】長距離トラックドライバーの残業代約１０００万円を回収した事例

【相談前】のご依頼者の状況

依頼者の方は、長距離トラックドライバーをされており、月に１００時間を超える残業を恒常的に行っていました。月の賃金額は合計で４０万円ほどで、給与明細上、固定残業代を支払われているかのような記載がありました。しかし、就業規則や雇用契約書等を検討したところ、固定残業代は無効とされる可能性が高いと思われました。

【相談後】のご依頼者の状況

私たちが依頼を受け、検討をした結果、固定残業代は無効であり、１０００万円を超える未払残業代が発生していると考えられました。これを請求する訴訟を提起し、最終的には、約１０００万円の支払いを受けるという内容の和解が成立し、この支払いを受けました。

弁護士からのコメント

給与明細では固定残業代と記載されていても、法律上はこれが残業代の支払いとしては無効だとされることがあります。その場合、法的には、残業代の計算の基礎となる賃金の単価は高くなり、残業は全く支払われていないということになります。そのため、特に、長距離トラックドライバーといった労働時間が長い方の場合、多額の未払残業代が発生していることがあります。このような形で働かれている場合には、一度、弁護士にご相談されることをおすすめします。