ドライバーの未払い残業代請求、解決金160万円の支払いで和解が成立した事例

弁護士に相談するまでの経緯・相談内容

ドライバーとして勤務していた運送会社から残業代が支払われたことがなく、荷下ろし作業をしていても、トラックが停車している限り日報には休憩と記載するように会社から指示があった。

退職を決意し、退職までの数ヶ月間、会社に提出する運転日報をコピーし保管。退職後に未払いの残業代を請求したいと運転日報のコピーを持って弁護士へ相談に至った。

対応内容と結果

相談の際、依頼者が持参した運転日報から立証できる一部の残業代は支払われる可能性が高い事を伝え、一方で「休憩」と記載されたトラックの停車時間については、実際に休憩していたのか、荷下ろし作業をしていたのかの区別が難しく、全てを労働時間とするのは難しいと説明。

正式に依頼後、会社に対して資料開示を求め、開示された資料と運転日報をもとに、休憩時間を労働時間から控除して未払い残業代を計算。依頼者様に請求金額の同意を得た上で、計算方法などを記載した書面を会社へ送付。

書類送付からわずか1週間で、会社は請求に応じ解決金として160万円を支払うことで和解が成立した。