【2,510人の社会人に聞いた!】仕事をやめたいと思ったことはありますか?

3月は卒業シーズンでもあり、社会人にとっても転職が多い時期です。日々働いている方の中にも、年度末に向けて仕事をやめたいと感じる方がいるかもしれません。
理不尽な上司や、やってもやっても終わらない仕事など、さまざまな理由で仕事をやめたくなる瞬間もあるでしょう。
そこで今回は、働いている社会人2,510人を対象に、どんなことに悩み「仕事をやめたい」と感じるのか、やめたいと思ったらどれくらいの方が実際に行動に移しているのかなどを調査しました。
【調査概要】 調査対象:18~49歳の社会人2,510人 回答者の年代割合:10代(10%)20代(30%)30代(30%)40代(30%) 調査期間:2024年2月27日~2024年2月29日 調査方法:「Freeasy」を用いたインターネットリサーチ |
6割以上の方が「仕事をやめたいと思ったことがある」と回答
まずはじめに、「仕事をやめたいと思ったことがありますか?」を調査しました。
その結果、仕事を辞めたいと考えたことが「ある」と答えた方は約65%で、多くの方がやめたいと思った経験があることがわかりました。
仕事をやめたい理由1位は「給与の少なさ」
「仕事をやめたいと思ったことがある」と回答した1,622人に、理由について聞いたところ、一番多かったのは「給与が少ないから」で801人でした。
ほかに待遇面での理由として多かったのは、「評価されない/給与が上がらない」が299人、「残業代・ボーナスが出ない」で260人でした。待遇のよさは、仕事のやる気に大きく関わっているのがわかります。
また、やめたいと思う理由として多いのが人間関係です。「人間関係が悪いから」が543人、「上司と合わない」が225人、「ハラスメントに遭った/理不尽な扱いを受けているから」が128人となり、働くうえで人間関係は避けて通れず、苦手な人や理不尽な上司がいる場合には、やめたくなることも大いにありそうです。
そして、前向きな理由として、「やりたい仕事があるから」と答えた方は98人いました。
仕事をやめたいときの相談先は信頼できる存在
続いて、仕事をやめたいと思ったとき、誰に相談するかを聞きました。
仕事をやめたい人が相談先として選んだのは、多い順に「家族(568人)」、「友人(368人)」、「会社の同僚・先輩(265人)」という結果になりました。仕事上でのつらい思いは信頼している人に聞いてもらったり、相談して状況を変えたいですよね。
逆に、「誰にも相談していない」方は778人いることもわかりました。やめようとしていることがまわりに伝わる可能性もあり、なかなか相談しづらいのかもしれません。
仕事をやめたいと思っても約72%の方は行動していない
続いて、仕事をやめたいと思ったときに、実際に行動に移しているかを調査しました。
すると、行動していない方が約72%という結果になりました。やめたいと思っていても、悩みや不満を抱えながら働いている方が多いようです。
やめたくても行動しないのは「生活のため」
仕事をやめたいと思っても行動しない方に、その理由を聞いてみました。
すると、圧倒的に「経済的な不安があるから」(615人)という方が多く、仕事をやめることが生活に直結するため気軽には行動に移せないことがわかります。
また、「次の仕事が見つかるか不安」(334人)、「転職先でうまくいくかわからない」(263人)、「新しい環境・人間関係に慣れるのが大変」(202人)と回答した方の割合が高く、やめたとしても、その後の人間関係や仕事にやりがいが感じられるかなど不確定要素が多いため、不安を感じる方が多い印象です。
やむをえない場合は「退職代行サービス」を利用する手も
仕事をやめたくても行動しない理由として「やめると言いづらい」「ハラスメントに遭っていてやめるという状況にない」といった回答もありました。
やめたいけどやめられない、という状況はとてもつらいですよね。
そこで、退職者に代わり、退職の意思を代弁してくれるサービス「退職代行サービス」を知っているかどうかを調査しました。
その結果、約41%の方が「退職代行サービスを知っている」と答えました。
また、「退職代行サービス」を利用する方をどう思うかを調査したところ、「積極的に使ってもよいと思う」「場合によっては使ってもよいと思う」と、「退職代行サービス」を利用することに対して、よいイメージを持つ方が合わせて約72%いました。
一方で、「あまり使わないほうがいいと思う」「どんな事情があっても使うのはよくないと思う」といった悪いイメージを持つ方も約28%いることがわかりました。
退職代行と聞くと、ネガティブな印象を持つ方も多いと思いますが、実際には多くの人が「利用してもよい」と考えているといえます。
退職代行に対するよいイメージ・悪いイメージ
最後に、退職代行を知っていると答えた方に、退職代行に対するよいイメージと悪いイメージを聞きました。
退職代行に対するよいイメージ
- 相手が悪質な会社や職場の場合は、利用していいと思います。(42歳/男性)
- 退職の撤回を強要される可能性があるとか、仕事が原因で心身ともに疲弊してしまったなど、自分自身で対処できない時には利用してもいいと思う。(34歳/女性)
- 直接退職も言い出せないほど追い込まれてる職場では利用すべきだと思う。(29歳/男性)
- 退職させないように職場からの威圧などがあれば知識がある第三者の介入は有効だと思う(35歳/女性)
- 退職したいけど出来ない状態や妨害に合う方へのセイフティーネット。(36歳/男性)
- ブラック企業から逃れる時に、会社側と煩雑な手続きを経ずに即退職できる。(39歳/男性)
- 退職するときの気まずさを感じてストレスになるくらいなら、使うのは精神衛生上いいと思う。(29歳/女性)
退職代行に対する悪いイメージ
- 突然退職されたら、残りの従業員の負担が増えるので大変だと思う。(23歳/女性)
- 利用料金が大なり小なりかかる。(34歳/男性)
- 気軽に辞める、自分勝手な理由で辞める、相談もなしにいきなり辞めるなど、なんのアクションも会社に起こさず辞める人が安易に使うのはイメージが悪くなる。(35歳/女性)
- 必要な意思疎通が図られない可能性がある。(42歳/男性)
- 本来自分で言うべきだと思うが、そういったサービスを使わざるを得ない会社の体質、環境を経営者は考えるべきだと思う。(47歳/男性)
- 急に退職となると、引継ぎも出来ない状況になることが多いと思うので、迷惑をかける(49歳/女性)
さまざまな意見がありましたが、通常であれば退職の意思は自分で伝えるべきという意見はあるものの、ハラスメントや退職を受け入れてもらえないなど、やむをえない事情があれば使ってもいいと思っている方が多いように感じられます。
調査結果のまとめ
社会で働いていると、人間関係や待遇面など、人はさまざまな不満や悩みを抱え、仕事をやめたいと思う瞬間が少なからずあることがわかりました。
しかし、試練や成長のために、ある程度我慢し、試行錯誤する時期も必要かもしれません。
ただ、退職するかどうかはその人が決めるべきものです。不当な理由で退職できない場合や体調を崩すほど仕事がつらい場合には、信頼できる人に相談したり、「退職代行サービス」なども検討しながら、納得のいく就業環境を手に入れましょう。
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