ベンナビ労働問題(旧:労働問題弁護士ナビ) > 労働問題コラム > 調査・アンケート > 夏のボーナスは7割以上が支給!使い道や金額を男女5,000人にアンケート調査!

夏のボーナスは7割以上が支給!使い道や金額を男女5,000人にアンケート調査!

更新日
夏のボーナスは7割以上が支給!使い道や金額を男女5,000人にアンケート調査!

内閣官房内閣人事局の発表によると、国家公務員における令和6年6月期の期末・勤勉手当(夏のボーナス)の平均支給額は約659,400円(※1)であり、1年前の令和5年6月期の期末・勤勉手当の平均支給額約637,300円(※2)と比較して増加傾向にあることがわかります。

一方で、民間企業も夏のボーナスシーズンを迎えており、レジャーやイベント、帰省や旅行など、さまざまなボーナスの使い道を思い描いている方もいるのではないでしょうか。

そこで「ベンナビ労働問題」が主体となり、2024年夏のボーナスの支給と、その使い道について、20歳〜59歳の男女5,000人を対象にアンケートを実施しました。また、ボーナス支給後の退職・転職についても調査を実施しています。

※1 令和6年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給|内閣官房内閣人事局
※2 令和5年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給|内閣官房内閣人事局

<当調査の利用に関して>
1.当調査のデータを引用・転載する場合には、「出典:ベンナビ労働問題(株式会社アシロ)」の表記をお願いいたします。
2.出典元として本ページへのリンクをお願いいたします。

<調査の実施概要>
調査対象: 20歳~59歳の男女5,000人
調査割合: 20代(1,000人)、30代(1,500人)、40代(1,500人)、50代(1,000人)
調査方法: Freeasyを用いたインターネットリサーチ
調査日 : 2024年7月16日(火)

<調査サマリー>

  • 72.8%(小数点第二位は四捨五入。以下同じ)はボーナスが支給されていると回答
  • 支給額として最も多かった金額帯は26%が回答した「20万円~40万円未満」
  • ボーナスの金額に満足している層は35.7%で、満足していないと回答した層は39.6%であることから、拮抗しているものの全体的な満足度はやや低い傾向にある
  • ボーナスの使い道として最も多くの回答が集まったのは「生活費の補填」
  • 47.2%はボーナス支給のタイミングで退職・転職を考えたことがある、もしくは実際に退職・転職をしたことがあると回答した
  • ボーナス支給後に退職・転職をしたことがある方の68%は、ボーナスの支給後に退職・転職を申し出ている
  • ボーナス支給のタイミングで退職・転職を申し出た人の内、22.7%が「ボーナスの分を給与から勝手に天引きされた」といったトラブルに遭っていると回答


 

7割以上が夏のボーナスを支給されており20万円~40万円が最多

最初に20歳~59歳の男女5,000人に対して「2024年夏のボーナスは支給されましたか?」と質問したところ、58.2%が「支給された」と回答し、14.6%が「支給される予定」と回答したことから、全体の72.8%が夏のボーナスが支給されていることがわかります。

一方、7.1%の方は「ボーナス制度はあるが、今回は支給がなかった」と回答しており、会社の業績や、個人の売上・成果などの事情からボーナスが支給されておらず、誰しもがボーナスを支給されるわけではないことがわかりました。

続いて、上記で「支給された」又は「支給される予定」と回答した3,639人に対して「支給されたボーナス額はいくらでしたか?」と質問したところ、「20万円〜40万円未満」と26%となり、最も多い回答を集めています。

また、1.8%にあたる64人が「150万円以上」と回答しており、具体的な金額を伺ったところ、最高金額は「1,400万円」となりました。


 

ボーナスの使い道は生活費の補填と一部貯金が多く満足度はやや低い 

続いて、夏のボーナスが支給された3,639人に対して「今回支給されたボーナス額に満足していますか?」と質問したところ、26.2%が「やや満足している」と回答し最多となりました。

「とても満足している」と回答した方が9.5%であることから、35.7%は満足している傾向にあることがわかります。

一方で、満足度が低い傾向にある「やや満足していない」が18%、「まったく満足していない」が21.6%となり、合計は39.6%であることから、拮抗しているものの全体的な満足度はやや低い傾向にあることがわかりました。

また、同じ方を対象に「今回支給されたボーナスの主な使い道を教えてください」と質問したところ、「生活費の補填」が1,580人で最多となりました。

次点では「(一部を)貯金」と回答していることから、堅実な一方で、消費に消極的な様子が伺えます。


 

約半数はボーナスのタイミングで退職・転職を考えた又は実行しており、ボーナス支給後に退職・転職をしたことがある方の7割弱はボーナス支給後に会社に申し出ている

夏のボーナスが支給された3,639人に対して、「これまでに、ボーナスの支給後に退職・転職を考えたことがありますか?」と質問したところ、「転職を考えたことはない」と回答した方は52.8%に留まっていることから、約半数はボーナスのタイミングでの退職・転職を考えたことがある、もしくは実際に退職・転職をしていたことがわかりました。

次に、上記の質問で「ボーナス支給後に退職・転職をしたことがある」と回答した方の中から、無作為に選定した300人に対して「ボーナス支給のタイミングで、会社に退職・転職を申し出たのはいつでしたか?」と質問したところ、32%が「ボーナス支給前」と回答したことから、68%はボーナス支給後に退職・転職を申し出たことがわかります。

次項では、ボーナス支給後に「退職を考えたことがあるが、実際に退職・転職はしなかった」と回答した1,116人に対して、その理由を伺いましたので、一部を紹介いたします。


 

検討したが退職しなかった理由

  • 転職活動をするのが面倒くさかったから(広島県・20代・男性)
  • ボーナス支給後だと退職を申し出にくかったから(北海道・20代・女性)
  • 転職する勇気がなかった(東京都・20代・男性)
  • 他に退職する人がいて業務が回らなくなると思ったから(千葉県・30代・女性)
  • 今の仕事が好きだから(大阪府・30代・男性)
  • 人間関係を含め、今の会社が好きだから(大阪府・40代・女性)
  • 子どもが小さく転職後すぐに時短勤務ができないから(神奈川県・40代・女性)
  • 退職はしたいが引き継ぎ相手もおらず、業務内容を考えると無責任に退職できない(岐阜県・50代・女性)
  • またイチから人間関係を築いたり仕事を覚えるのは辛い(東京都・50代・男性)


 

2割強がボーナス支給後の退職・転職でトラブルを経験している

上記の質問では、ボーナス支給後の退職を検討したものの、実際に退職はしなかった理由として「ボーナス支給後だと退職を申し出にくかったから」が挙げられていました。

実際に「ボーナス支給後に退職・転職をしたことがある」と回答した方の中から、無作為に選定した300人に対して「退職する際、ボーナス支給に関してトラブルになりましたか?」と質問したところ、22.7%が「ある」と回答しました。

およそ5人に1人がボーナス支給後の退職でトラブルを経験していますが、その内訳としては「嫌味を言われたり嫌がらせを受けた」の48.5%と、「ボーナスの分を給与から勝手に天引きされた」の41.2%が大部分を占めています。

こうした行為はハラスメントにあたる可能性があるだけではなく、悪質な侮辱や、所有物・本人へ暴力を振るうことで刑事事件に発展する可能性もあります。

また、給与の天引きについても法的措置を講じることで取り返すことができる可能性もあるため、必要に応じて労働基準監督署や弁護士への相談を検討すべきかもしれません。


 

調査結果のまとめ

ボーナスは、自分へのご褒美や、家具・家電といった高額な商品の買い替え、家族との旅行や、将来のための貯蓄・投資などさまざまな使い方ができます。

本調査では、ボーナス支給のタイミングで退職・転職を検討したことがある、もしくは実際にした方が約半数であることが判明し、キャリアにおける大きな選択の目安になることがわかりました。

しかしながら、人間関係や企業の文化、退職・転職後のキャリアなど、さまざまな事情から必ずしも思い描いた通りのキャリアステップを歩めるとは限りません。

ボーナス支給後に退職・転職を申し出たことによって、5人に1人以上がトラブルを経験していることから、誰しもの身にも起こり得るともいえます。

法的措置をとることで解決できる可能性もあるため、ボーナス支給後の退職・転職を検討している方は、弁護士への相談や、労働基準監督署への相談といった選択肢も検討しておきましょう。

この記事をシェアする

弁護士への相談で残業代請求などの解決が望めます

労働問題に関する専門知識を持つ弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。

・未払い残業代を請求したい
・パワハラ問題をなんとかしたい
・給料未払い問題を解決したい

など、労働問題でお困りの事を、【労働問題を得意とする弁護士】に相談することで、あなたの望む結果となる可能性が高まります。

お一人で悩まず、まずはご相談ください。あなたの相談に、必ず役立つことをお約束します。

弁護士を検索
兵庫
埼玉
京都
福岡
千葉
神奈川
【残業代請求/相談料0円】ベリーベスト法律事務所

残業代を取り戻そう!残業代請求・不当解雇は相談料0円成功報酬制残業代が取り戻せなかったら後払いの費用(弁護士報酬)はいただきません!※事務手数料・実費についてはお支払いを頂きます。※詳しい料金は詳細ページへ※外出不要で相談可能【電話・オンライン相談(予約制)】

事務所詳細を見る
【残業代請求/相談料0円】ベリーベスト法律事務所

残業代を取り戻そう!残業代請求・不当解雇は相談料0円成功報酬制残業代が取り戻せなかったら後払いの費用(弁護士報酬)はいただきません!※事務手数料・実費についてはお支払いを頂きます。※詳しい料金は詳細ページへ※外出不要で相談可能【電話・オンライン相談(予約制)】

事務所詳細を見る
【不当に解雇されたら】弁護士法人勝浦総合法律事務所

不当解雇残業代請求初期費用0円の完全成功報酬制】「突然解雇された」「PIPの対象となった」など解雇に関するお悩みや、残業代未払いのご相談は当事務所へ!不当解雇・残業代請求の実績多数。年間の残業代回収実績7.8億円!【全国対応|LINEお問い合わせ◎】

事務所詳細を見る
西宮原法律事務所

残業代請求解雇に関するご相談は初回無料残業代請求解雇着手金無料で対応!労働トラブルはお任せください。裁量労働制に関するご相談も歓迎依頼者様の権利を守るためサポート◎大阪・奈良にお住まいの方をはじめご相談多数

事務所詳細を見る
兵庫県の弁護士一覧はこちら
編集部

本記事はベンナビ労働問題(旧:労働問題弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ労働問題(旧:労働問題弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

調査・アンケートに関する新着コラム

調査・アンケートに関する人気コラム

調査・アンケートの関連コラム

キーワードからコラムを探す
労災トラブル解決事例集
全国の労働問題の解決が得意な弁護士
  • 関東
  • 北海道・東北
  • 中部
  • 関西
  • 四国・中国
  • 九州・沖縄
  • 弁護士一覧
  • 東京
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 千葉
  • 茨城
  • 群馬
  • 栃木
  • 北海道
  • 青森
  • 岩手
  • 宮城
  • 秋田
  • 山形
  • 福島
  • 山梨
  • 新潟
  • 長野
  • 富山
  • 石川
  • 福井
  • 愛知
  • 岐阜
  • 静岡
  • 三重
  • 大阪
  • 兵庫
  • 京都
  • 滋賀
  • 奈良
  • 和歌山
  • 鳥取
  • 島根
  • 岡山
  • 広島
  • 山口
  • 徳島
  • 香川
  • 愛媛
  • 高知
  • 福岡
  • 佐賀
  • 長崎
  • 熊本
  • 大分
  • 宮崎
  • 鹿児島
  • 沖縄
【残業代請求/相談料0円】ベリーベスト法律事務所
初回面談相談無料
電話相談可能
休日の相談可能
残業代請求
不当解雇
労働災害
【残業代の請求なら】弁護士法人勝浦総合法律事務所
初回面談相談無料
電話相談可能
LINE予約可
残業代請求
不当解雇
内定取消
労働災害
労働審判
【残業代の請求なら】弁護士法人勝浦総合法律事務所
初回面談相談無料
電話相談可能
LINE予約可
休日の相談可能
残業代請求
不当解雇
内定取消
労働災害
労働審判
【残業代の請求なら】弁護士法人勝浦総合法律事務所
初回面談相談無料
電話相談可能
LINE予約可
休日の相談可能
残業代請求
不当解雇
内定取消
労働災害
労働審判
並び順について
※事務所の並び順について

当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。

・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡

あなたの場合、
ご退職後3年以上経過されているため、
残念ながら残業代請求をするのは難しいと思われます。

残業代請求の時効は 3 です。

今後、残業代の請求をされたい場合には、
お早めに請求手続きを始めることをおすすめいたします。

相談員

相談内容を選択してください

金アイコン
もらえる慰謝料を増額したい方
弁護士・司法書士の方はこちら