【残業代】警備員の休憩・仮眠時間が労働時間であると認められた事例

【相談前】のご依頼者の状況

依頼者の方は、長年、警備員として働かれていました。日勤では１時間３０分、夜勤では６時間３０分が休憩・仮眠時間とされていましたが、実際にはこの時間帯でも業務を行わなければならない状況でした。本来、これは労働時間にあたるとして残業代が支払われるべきですが、残業代は一切支払われていませんでした。

【相談後】のご依頼者の状況

私たちがご依頼を受け、会社と交渉をしましたが、解決の見込みがなかったため、労働審判を行いました。労働審判では、就労の実態について丁寧に主張をした結果、こちらの主張が全面的に認められ、ほぼ請求額と同額の解決金の支払いを受けられました。

弁護士からのコメント

警備員の方の中には、長時間の休憩・仮眠時間が設けられているものの、実際にはしばしば業務を行う必要があるという働き方をされている方もいらっしゃるのではないかと思います。その場合、未払いの残業代が発生している可能性もありますので、心当たりのある方はお早目に弁護士までご相談ください。