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6割以上が上司が理由で会社を辞めたいと思ったことがある!1,656人に調査実施!

更新日
6割以上が上司が理由で会社を辞めたいと思ったことがある!1,656人に調査実施!

 「ベンナビ労働問題」が先日行った調査(※)では、部下を持ったことがある79.9%の方が部下に対して不満を抱いており、39.7%は部下とのコミュニケーションが円滑に行われていないと感じることがわかりました。

上司・部下間のコミュニケーションは、価値観や世代・性別、仕事の取り組み方や考え方のすれ違いにより、不満やストレスが生じてしまうケースがあるようです。

また、上司・部下間の不満は必ずしも一方的なものではなく、部下も上司に対して不満を抱えるケースがあります。そこで「ベンナビ労働問題」が主体となり、上司がいる、もしくは上司がいた経験のある男女1,656人を対象として、上司に対する不満やコミュニケーションにおける課題を調査しました。
8割の上司が部下に不満があると判明!2,432人の上司にアンケート調査を実施|ベンナビ労働問題

当調査の利用に関して

  1. 当調査のデータを引用・転載する場合には、「出典:ベンナビ労働問題(株式会社アシロ)」の表記をお願いいたします。
  2. 出典元として本ページへのリンクをお願いいたします。

調査の実施概要

調査対象: 20歳以上の男女1,656人
性別割合: 20代(40%)、30代(30%)、40代(20%)、50代(10%)
調査方法: Freeasyを用いたインターネットリサーチ
調査日 : 2024年5月28日(火)~ 2024年05月30日(木)

調査サマリー

  • 上司がいる、もしくは上司がいた経験を持つ方のうち、77.2%(小数点第二位は四捨五入。以下同じ)が上司への不満が「かなりある」、「ややある」、「多少ある」と回答しており、多くの方が上司への不満を感じていた
  • 66.7%の方は「上司が理由で会社を辞めたいと思ったことがある」と回答した
  • 36.9%の方は上司とのコミュニケーションが「円滑に行われていない」と感じていた
  • 上司が理由で会社を辞めたいと思ったことがある方のうち、39.7%は実際に退職か転職をしており、10.5%は異動したことから、半数以上が自ら環境を変えている

4割弱は上司とのコミュニケーションが円滑だと感じていない

上司がいる、もしくはこれまでに上司がいた経験を持つ男女1,656人を対象として「上司とのコミュニケーションでよく使用する手段はなんですか?」と質問したところ、76.3%が「対面」と回答。次点では13.4%が「チャットツール(Chatwork/Slack/LINEなど)」と回答しており、企業や業界により異なるものの、主に対面でコミュニケーションをとっている方が圧倒的多数であることがわかります。

また、「上司とのコミュニケーションが円滑に行われていると感じますか?」と質問したところ、63.1%が「感じる」と回答。36.9%の方は「感じない」と回答していることから、4割弱の方は上司とのコミュニケーションに課題があるようです。

8割弱は上司へ何らかの不満を持ち「指示」や「業務量」関連が多い

続いて、1,656人に対象に「上司に不満がありますか?」と質問したところ「まったくない」と回答した方は22.8%に留まり、77.2%の方は上司に不満を抱えていることがわかりました。

また、前の質問で「上司への不満がある」と回答した方1,277人に対して「どんな不満がありますか?」と質問したところ、最多は388人の「指示があいまい」であり、次点は316人の「振られる仕事が多すぎる」でした。

上司が抱える部下への不満に関する調査(※)では「指示をうまくくみ取れない」が3番目に多いことから、お互いの性格や価値観の部分だけではなく、知識や経験の差から不満が生じてしまっている可能性があるかもしれません。
8割の上司が部下に不満があると判明!2,432人の上司にアンケート調査を実施|ベンナビ労働問題

6割以上は上司が自分のパフォーマンスに「影響する」と回答

続いて、「上司が自分のパフォーマンスに影響すると感じますか?」と質問したところ、「とても影響する」と回答した方は23.7%、「多少影響する」と回答した方は36.7%であり、合計した60.4%の方は上司が自分のパフォーマンスに影響すると感じているようです。

また、上司が自分のパフォーマンスに影響すると感じている方に対して「上司とうまくコミュニケーションをとるために、どんなことに気をつけていますか?」と質問したところ、199人が「報連相(報告・連絡・相談)をこまめにする」、183人が「適度な距離感をもつ」と回答。

方法は人それぞれながら、なるべく自分のパフォーマンスを発揮できるように、上司とのコミュニケーションをしていることがわかります。

6割以上は「上司が理由で会社を辞めたいと思ったことがある」と回答

続いて、上司に対して不満を持っている方の中から、さらなる調査にご協力いただけた600人に対して「上司が理由で会社を辞めたいと思ったことはありますか?」と質問したところ、66.7%が「ある」と回答。

さらに上司が理由で会社を辞めたいと思ったことがあると回答した方に対して「辞めたいと思って実際に行動しましたか?」と質問したところ、39.7%が「実際に退職/転職した」と回答しており、10.5%は「異動をした」と回答しました。

また、15.3%の方は「転職活動をしたが実際には転職しなかった」と回答したことから、65.6%は環境を変えるために何らかの行動をしたことがわかります。

行動できなかった理由は「面倒だった」と「我慢できそう」が多い

最後に、前の質問において上司が理由で会社を辞めたいと思ったことがあるものの、実際に行動を起こさなかったと回答した133人に対して「行動をしなかったのはなぜですか?」と質問したところ、59人が「面倒だったから」と回答し、53人が「我慢できそうだったから」と回答。

転職や異動には多くの時間や労力を要することから、必ずしもその選択肢が適切というわけではありません。

労働環境や健康状態、キャリアなどを天秤にかけながら、自分が納得できる適切な選択をする必要があります。

調査結果のまとめ

近年は職場内のハラスメントや若手人材の離職率、人材不足が問題となり、多くの企業では人材の定着やエンゲージメント向上、健全なマネジメントのために、さまざまな施策が実施されています。

上司・部下のコミュニケーションはビジネスに必須なものであるものの、個人同士の関係性でもあるため、価値観や趣向、世代や性別のギャップによって、必ずしも円滑にコミュニケーションがとれるとは限らず、経験や知識に差がある場合には、さらに不満を抱えるリスクがあるといえるでしょう。

不満が募ることにより、心身の健康状態や組織運営に影響が出る場合には、転職や異動といった対応も検討すべきですし、場合によっては社内の相談窓口や医師、弁護士といった専門家への相談も検討すべきといえます。

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本記事はベンナビ労働問題(旧:労働問題弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ労働問題(旧:労働問題弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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