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弁護士を選ぶコツはありますか?
あります。地域・分野で絞り込み検索した上で、気になる事務所のページを確認し、経験・実績や注力分野が自分に合っている弁護士を選びましょう。また、良さそうな弁護士が見つかったら、実際に相談してみるのも重要です。
そうすることで「依頼先として信頼できそうか」「あなたと相性は良さそうか」「やり取りがスムーズか」「説明が分かりやすく納得できるか」など、掲載情報だけでは得られない「依頼の決め手になる判断材料」を手に入れることが出来ます。
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複数の弁護士に相談できる?
相談できます。相談=依頼ではございません。相談したからといって必ず依頼しなければならいないということはございませんので、ご安心ください。無料相談などを活用し比較検討することで、より納得のいく提案を受けやすくなることに加え、あなたにピッタリな弁護士が見つかる可能性が高まります。
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相談前に準備すべきことは?
「トラブルの内容」をはじめ「トラブルが発生した経緯」や「登場人物」「聞きたいこと」を整理しておきましょう。
面談希望の場合は、候補日時を2~3つ用意しておくとスムーズに予約がとれます。また面談時に、相談内容をまとめたメモを持参するのもよいでしょう。
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有給消化、会社都合
850万円の多額の解決金
解決金800万円
解決金獲得
解決金の獲得
有給消化、会社都合
1年分の給与相当額の解決金
東京の会社から解雇を言い渡された、あるいは退職を迫られている。この状況で最初にすることは、辞めることに同意する書面を出さないことと、解雇の理由を書面で受け取ることの2つです。東京労働局には2025年度、解雇・退職勧奨・雇止めの相談が合わせて8,231件寄せられ、いじめ・嫌がらせの8,060件を上回りました。同じ立場の人は多く、争う手段も整っています。
いまの状況別・最初にすること
解雇を争えるかどうかは、最初の数日の行動でかなり決まります。東京では解雇の翌日から出社を止められることが多く、社内の資料に触れられなくなる前に手を打ってください。
「一身上の都合」と書いた退職届や、解雇を受け入れる合意書に署名すると、自分から辞めた扱いになり、解雇の無効を主張する道がほぼ閉じます。出勤停止を命じられても、自分から「辞めます」とは言わないでください。人事から書類を渡されたら「弁護士に見せてから返答します」と伝えれば足ります。
労働者が請求すれば、会社は解雇の理由を書いた証明書を遅滞なく交付しなければなりません(労働基準法22条)。解雇予告を受けた日から退職日までの間でも請求できます。メールで「解雇理由証明書の交付を求めます」と送り、送信記録を残しましょう。理由が書面で固定されれば、労働審判で会社が別の理由を持ち出すことを防げます。
雇用契約書、労働条件通知書、就業規則(懲戒・退職金規程を含む)、直近1年分の給与明細、人事評価、解雇を告げられた場面の録音やメール、勤怠記録を確保してください。これらはあなたが会社と争うための材料で、業務上の機密情報とは扱いが違います。私物のスマートフォンで撮影しておくだけでも、弁護士が反論を組み立てられます。
制度の参考:e-Gov法令検索「労働基準法」(第20条・第22条)、東京都労働相談情報センター「労働相談のご案内」
解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合は無効です(労働契約法16条)。会社が「能力不足」「経営不振」「規律違反」と言えば成立するものではなく、その理由が事実か、解雇以外の手段を尽くしたか、手続きが適正かを会社側が説明できなければ、解雇は無効になります。全国の労働局に寄せられた解雇の相談32,651件のうち普通解雇が25,967件を占め、東京労働局へのあっせん申請でも解雇は2番目に多い理由です。
| 解雇の種類 | 会社が挙げる理由 | 無効になりやすい例 |
|---|---|---|
| 普通解雇 | 能力不足、成績不良、協調性の欠如、病気・けがによる就労不能 | 具体的な指導・改善の機会を与えていない、配置転換を試していない、評価の記録がない、他の社員と扱いが違う |
| 整理解雇(リストラ) | 業績悪化、事業所の閉鎖、部門の縮小 | 人員削減の必要性・解雇回避の努力・人選の合理性・説明協議の4つの要素のいずれかが欠ける。募集を続けながら解雇している、希望退職を募っていない |
| 懲戒解雇 | 横領、重大な経歴詐称、長期の無断欠勤、ハラスメント加害 | 就業規則に懲戒事由の定めがない、事実の裏付けが弱い、弁明の機会を与えていない、行為に対して処分が重すぎる |
加えて、法律で禁止されている解雇があります。業務上のけが・病気で休業している期間とその後30日間、産前産後休業の期間とその後30日間の解雇は禁止です(労働基準法19条)。妊娠・出産を理由とする解雇(男女雇用機会均等法9条)、育児・介護休業の申出を理由とする解雇、労働基準監督署へ申告したことを理由とする解雇(労働基準法104条)も違法です。
会社は解雇の30日前に予告するか、30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を支払う必要があります(労働基準法20条)。予告手当を受け取っても、解雇そのものが有効になるわけではありません。受け取る際は「解雇には異議がある」とメールで伝えておけば、争う権利を保ったまま当面の生活費を確保できます。
制度の参考:e-Gov法令検索「労働契約法」(第16条・第17条・第19条)、同「労働基準法」(第19条・第20条・第104条)、同「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」(第9条)、厚生労働省「令和7年度個別労働紛争解決制度の施行状況」
東京は解雇をめぐる争いが全国で最も多く、話し合いの先にある「あっせん」の申請は全国の3割が東京労働局に集まります。2025年度(令和7年度)の東京労働局の数字を全国と並べると、次のとおりです。
| 項目 | 東京労働局 | 前年度比 | 全国 |
|---|---|---|---|
| 総合労働相談件数 | 171,056件 | −0.6% | 1,198,010件 |
| 民事上の個別労働紛争の相談件数 | 30,852件 | +12.9% | 277,053件 |
| 紛争調整委員会へのあっせん申請 | 1,431件 | +48.9% | 4,486件 |
| あっせん申請のうち「解雇」 | 284件 | +53.5% | 892件 |
出典:東京労働局「令和7年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」(2026年8月28日公表)、厚生労働省「令和7年度個別労働紛争解決制度の施行状況」(2026年7月7日公表)
東京労働局に寄せられた民事上の個別労働紛争の内訳(延べ33,871件)は、いじめ・嫌がらせ8,060件(23.8%)が最多で、次いで労働条件引下げ3,629件、解雇3,117件(9.2%)、退職勧奨2,894件、雇止め2,220件と続きます。解雇・退職勧奨・雇止めを合わせると8,231件(24.3%)で、東京では相談の4件に1件が「辞めさせられる」局面の相談です。解雇の相談は前年度から3.3%増え、あっせん申請では53.5%増と、話し合いで収まらず第三者を入れる段階まで進む事案が急増しています。
東京都が独自に受け付けている労働相談も、2025年度は50,003件(前年度比12.5%増)に達し、「解雇」は5,436件で4番目に多い項目です。東京都労働相談情報センターが行うあっせんは263件で、解決率は67.3%です。
出典:東京都産業労働局「令和7年度 労働相談及びあっせんの状況」(2026年6月25日公表)
東京労働局のあっせんは、会社側が参加した事案では61.6%で合意が成立しています(全国58.4%)。ただし会社が参加するのは46.2%にとどまり、半数以上は会社が応じないまま打ち切りになります。あっせんは無料で使えますが、会社を引きずり出す力はありません。会社が無視してきた時点で、弁護士名での請求か、東京地方裁判所への労働審判の申立てに切り替えましょう。労働審判は会社が欠席しても手続きが進み、審判には判決と同じ効力があります。
「不当解雇の慰謝料」を調べる人は多いのですが、実際に金額の中心になるのは慰謝料ではなく、解雇された日以降の賃金(バックペイ)と、退職を受け入れる代わりに受け取る解決金です。東京で月給30万円の人が解雇され、解決までに6か月かかれば、それだけで180万円の賃金請求が立ちます。
| 請求できるもの | 内容 | 目安・根拠 |
|---|---|---|
| 解雇日以降の賃金(バックペイ) | 解雇が無効なら雇用は続いているので、働けなかった期間の賃金を全額請求できる | 月給×解雇日から解決までの月数。民法536条2項 |
| 解決金(和解金) | 復職せず退職を受け入れる代わりに会社が支払う金銭。労働審判・訴訟の多くはこの形で終わる | 労働審判の中央値は150万円(月収4.7か月分)、訴訟上の和解は300万円(7.3か月分) |
| 解雇予告手当 | 30日前の予告なしに解雇されたときの平均賃金30日分。解雇の有効・無効にかかわらず請求できる | 労働基準法20条。月給30万円なら約30万円 |
| 未払い残業代・退職金 | 解雇とは別に、在職中の未払い分をまとめて請求する。懲戒解雇でも退職金の全額不支給が認められるのは限られた場合 | 賃金は3年、退職金は5年で時効(労働基準法115条) |
| 慰謝料 | 解雇が無効というだけでは認められにくい。見せしめ的な解雇、人格を傷つける言動など悪質な事情があるときに限られる | バックペイ・解決金とは別枠。事情次第 |
出典:労働政策研究・研修機構「裁判所における解雇の金銭解決の実態 令和編」(2023年5月)、e-Gov法令検索「民法」(第536条)、同「労働基準法」(第20条・第115条)
解決金の中央値150万円は、2020〜2021年に全国の地方裁判所で終局した労働審判785件を集計した数字で、平成の調査(110万円・4.4か月分)から36%増えています。東京地方裁判所の労働審判も同じ手続きで、金額は勤続年数・月給・解雇理由の弱さで上下します。月給と勤続年数を伝えれば、弁護士は初回相談の場で見込み額を示せます。
不当解雇を争うときの法律上の請求は「解雇は無効で、いまも社員である」と確認する地位確認です。認められれば復職し、解雇日からの賃金を全額受け取ります。ただし実際には、解雇を言い渡した会社に戻りたい人は少なく、「地位確認を主張したうえで、解決金を受け取って退職する」形で終わる事案が大半です。全国の労働審判では65.6%が調停成立で終わっており、東京地方裁判所の労働審判でも同じ流れになります。
復職を望まない場合でも、地位確認を主張することには意味があります。会社にとっては「争いが長引くほどバックペイが膨らむ」状態になるため、早く解決金を払って終わらせる動機が生まれるからです。退職を受け入れる場合は、離職理由を会社都合にすること、解決金の支払期日、会社が解雇の事実を第三者に話さないことまで合意書に入れましょう。どちらを目指すかは、初回相談で弁護士と決めてください。
出典:最高裁判所「裁判の迅速化に係る検証に関する報告書(第11回)」、裁判所「労働審判手続」
弁護士に依頼した時点で、会社とのやり取りはすべて弁護士が引き受けます。東京には3つの弁護士会に24,382人の弁護士が所属し、全国の半数を超えます。労働者側の解雇事件を扱う事務所も多く、比べて選べる環境です。
会社からの連絡はすべて弁護士が受ける
受任通知を送った後、会社は本人ではなく弁護士に連絡することになります。あなたが上司や人事と直接話す場面はなくなり、退職届を書くよう迫られることもなくなります。
解雇理由への反論を組み立てる
解雇理由証明書と就業規則を読み込み、「指導の記録がない」「配置転換を検討していない」「処分が重すぎる」といった無効の根拠を、あなたに代わって書面にします。会社に対して人事評価や勤怠記録の開示を求めるのも弁護士の仕事です。
請求額を算定し、内容証明で請求する
バックペイ・解雇予告手当・未払い残業代・退職金を月給と勤続年数から計算し、弁護士名で会社に通知します。会社側に弁護士がついた段階で、交渉のテーブルができます。
労働審判・訴訟の書面と期日出席
申立書・答弁書への反論・証拠の整理をすべて弁護士が作成し、東京地方裁判所の期日に同席します。あなたが準備するのは事実関係の説明と資料の提供だけです。
失業給付・社会保険・次の職場との関係を整理する
解雇を争っている間の失業給付の扱い、健康保険の切り替え、転職活動を始めてよいかといった生活面の判断も、方針とセットで整理します。
出典:日本弁護士連合会「弁護士会別会員数」(2026年9月1日現在)
不当解雇の解決は、交渉→労働審判→訴訟の順で進みます。東京の場合、労働審判の申立先は会社の所在地で決まり、23区と島しょ部は東京地方裁判所本庁、多摩地域は立川支部です。
復職か金銭解決かを決め、証拠を整理します。解雇予告期間中なら、この段階で解雇理由証明書の請求と異議の通知を済ませます。
弁護士名で解雇の無効とバックペイの支払いを通知し、会社側の回答を待って交渉します。解雇の理由が弱い事案は、この段階で解決金の合意に至ることもあります。
裁判官1人と労働審判員2人が、原則3回以内の期日で審理します。2024年の全国平均審理期間は96.7日で、65.6%が調停成立で終わっています。東京地方裁判所本庁では民事第11部・第19部・第33部・第36部が担当し、多摩地域の会社は立川支部の民事第4部に申し立てます。
審判に異議が出ると自動的に訴訟へ移行します。訴訟上の和解の解決金は中央値300万円(月収7.3か月分)と労働審判より高く、時間はかかりますが、会社が争う姿勢を崩さない事案では訴訟まで見据えて進めます。
| 裁判所 | 労働審判の担当・所在地 | 対象となる会社の所在地 |
|---|---|---|
| 東京地方裁判所 本庁 | 民事第11部・第19部・第33部・第36部(千代田区霞が関1-1-4 13階) 03-3581-5909 |
23区、島しょ部 |
| 東京地方裁判所 立川支部 | 民事第4部 非訟係(立川市緑町10-4 4階) 042-845-0222 |
立川市・八王子市・町田市など多摩地域の26市3町1村 |
出典:東京地方裁判所「労働審判事件」、同「窓口案内」、最高裁判所「裁判の迅速化に係る検証に関する報告書(第11回)」、e-Gov法令検索「労働審判法」(第2条・第15条)
自宅が神奈川・埼玉・千葉でも、勤務先が都内なら申立先は東京地方裁判所です。期日は平日の日中に開かれ、本人の出席が求められるため、霞が関か立川に通える弁護士に依頼すると期日の調整が進みます。
弁護士費用は事務所ごとの自由設定ですが、目安になる公的な調査があります。結論から言うと、月給30万円の人が労働審判で中央値どおりの解決金141万円を得た場合、費用を差し引いても手元に90万円前後が残る計算です。東京では三つの弁護士会がいずれも労働者側の初回相談を30分無料としており、費用を払う前に見通しを聞けます。
| 費用の種類 | 目安 | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 法律相談料 | 1時間1万円、または30分5,500円。初回無料の事務所が多い | 日弁連アンケートで「1万円」56%・「5,000円」36%。東京の弁護士会3会は労働者側の初回30分無料、法テラス(資力基準あり)は無料 |
| 着手金(解雇事件) | 20万〜30万円 | 月給30万円・勤続10年の人が懲戒解雇の無効を争い復職した例で、20万円が45%・30万円が31%。労働審判ならこれより低い傾向。着手金無料の事務所もある |
| 報酬金(解雇事件) | 30万〜50万円、または解決金の16〜25% | 同じ例で30万円が36%・50万円が31%。解決金を得たとき・復職したときが「成功」に当たる |
| 裁判所への手数料 | 労働審判 6,500円、訴訟 13,000円 | 地位確認のように額を算定できない請求は160万円とみなして計算する。ほかに郵便料が数千円 |
出典:日本弁護士連合会「市民のための弁護士報酬ガイド(2008年度アンケート結果版)」、裁判所「手数料額早見表」
労働審判の解決金の中央値は月収4.7か月分なので、月給30万円なら約141万円です。着手金20万円・報酬金30万円の事務所に依頼すると費用は50万円で、手元に約91万円が残ります。着手金無料・報酬金は解決金の20〜25%という事務所なら、初期費用ゼロで着手し、解決後に28万〜35万円を精算して手元には106万〜113万円が残ります。解雇日から解決までの賃金(バックペイ)が別に認められれば、手取りはさらに増えます。
見積もりで確認する4点
手取り月収と貯金が次の基準以下なら、法テラス東京(新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル13階・0570-078301)または法テラス多摩(立川市曙町2-8-18 東京建物ファーレ立川ビル5階・0570-078305)で、無料相談(同じ問題で3回まで)と弁護士費用の立替を利用できます。東京都特別区に住んでいる人は、大都市加算後の基準が適用されます。立替金は月5,000〜10,000円程度の分割で返済し、会社から解決金を受け取ったときは原則そこから一括精算します。
| 家族人数 | 手取り月収の基準(特別区) | 現金・預貯金の基準 |
|---|---|---|
| 単身 | 200,200円以下 | 180万円以下 |
| 2人家族 | 276,100円以下 | 250万円以下 |
| 3人家族 | 299,200円以下 | 270万円以下 |
| 4人家族 | 328,900円以下 | 300万円以下 |
特別区以外の市町村に住む人の月収基準は単身182,000円・2人251,000円・3人272,000円・4人299,000円。家賃・住宅ローンを負担している場合は一定額を加算できます。解雇直後で収入が途絶えている人は基準に当たることが多いので、まず法テラス東京に電話しましょう。
出典:法テラス「民事法律扶助のしおり」、法テラス「法テラス東京」
東京の弁護士は全国の半数を超え、選択肢の多さが逆に迷いのもとになります。解雇事件で結果を出す事務所は、次の条件で絞り込めます。
東京で解雇事件を任せる事務所の条件
解雇理由証明書(または解雇通知書)と雇用契約書を持って行き、「この理由で解雇は有効か」「請求できる金額はいくらか」「いつまでに何をするか」の3つを聞いてください。証明書がまだ手元にない場合は、会社に言われた理由をそのまま伝えれば、弁護士は無効を主張できる筋かどうかをその場で判断します。相談だけで依頼を決める必要はなく、東京では初回無料の事務所を2〜3か所回って比べる人も多くいます。
解雇後に実家へ戻った、都外に住んでいて都心まで出にくいという場合は、オンライン面談と電話・メールで進められる事務所を選んでください。労働審判の期日には本人の出席が求められますが、それ以外の打ち合わせは来所せずに済みます。ベンナビ労働問題では、オンライン面談ができる東京の事務所、初回相談無料の事務所、休日に相談できる事務所を条件で絞り込めます。
弁護士に依頼する前に話を整理したい、費用をかけずに解雇の有効性を聞きたいという段階で使える窓口です。平日の日中に動けない人は、東京都の電話相談(平日20時まで・土曜17時まで)か、夜間・土曜の来所枠がある事務所を使ってください。
| 窓口 | できること・受付 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 東京都ろうどう110番 | 解雇・退職勧奨を含む労働問題全般の電話相談。平日9:00〜20:00、土曜9:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)。無料・秘密厳守 | 0570-00-6110 |
| 東京都労働相談情報センター 飯田橋(千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター9階) | 来所相談(予約制・平日9:00〜17:00)に加え、月・金の夜間と毎週土曜の枠がある。都のあっせん(無料・解決率67.3%)もここから | 03-3265-6110 |
| 同 大崎・池袋・亀戸の各事務所 | 大崎(品川区大崎1-11-1)は火曜、池袋(豊島区東池袋4-23-9)は木曜、亀戸(江東区亀戸2-19-1 カメリアプラザ7階)は火曜に夜間の来所枠 | 大崎 03-3495-6110 池袋 03-5954-6110 亀戸 03-3637-6110 |
| 同 多摩事務所(立川市柴崎町3-9-2) | 多摩地域の相談先。月・水の夜間と第1・第3土曜の枠がある | 042-595-8004 |
| 東京労働局 総合労働相談コーナー(都内20か所) | 労働基準監督署内などに設置。平日の日中。解雇予告手当の不払いなど法違反は監督署へ、それ以外は助言・指導やあっせんへつなぐ | 03-3512-1608(東京労働局) |
| 東京弁護士会 新宿総合法律相談センター(新宿区歌舞伎町2-44-1 ハイジア8階) | 労働者側の労働相談は初回30分無料、以後30分5,500円。月〜土曜 | 03-6205-9531 |
| 第一東京弁護士会 蒲田法律相談センター | 労働者は初回30分無料。木曜17:00〜20:00の夜間枠と日曜の枠がある。渋谷法律相談センター(03-5428-5587)でも受付 | 03-5714-0081 |
| 第二東京弁護士会 四谷・立川の法律相談センター | 四谷は平日18時まで+土曜、立川(042-548-7790)は土曜も受付。3会共通の予約窓口は 0570-200-050(平日10:00〜16:00) | 03-5312-2818 |
| 法テラス東京・法テラス多摩 | 収入・資産が基準以下の人向けの無料相談と費用立替。平日9:00〜17:00 | 東京 0570-078301 多摩 0570-078305 |
出典:東京都労働相談情報センター「事務所へのアクセス」、同「労働相談のご案内」、東京労働局「総合労働相談コーナーのご案内」、東京弁護士会「労働問題の法律相談」、第一東京弁護士会「労働相談」、第二東京弁護士会「法律相談センター」、法テラス「法テラス東京」
東京都労働委員会は労働組合と会社の紛争を扱う機関で、個人の解雇のあっせんは受け付けていません。個人で無料のあっせんを使うなら東京都労働相談情報センターか東京労働局へ申し込み、会社が応じなければ弁護士による交渉か労働審判に進んでください。
解雇を争う場合でも、生活費の確保は同時に進めます。解雇による離職は雇用保険の特定受給資格者にあたり、7日間の待期の後すぐに基本手当の支給が始まります。自己都合退職に課される給付制限(2025年4月以降は原則1か月)はなく、支給日数も自己都合より長く設定されています。手続き先は住所地を管轄するハローワークで、都内には飯田橋・新宿・渋谷・品川・立川・八王子など17所があります。
会社から届いた離職票の離職理由が「自己都合」や「重責解雇」になっていたら、そのまま提出しないでください。ハローワークの窓口で「解雇である」と申し出て、離職者記入欄に異議を書けば、ハローワークが会社に事実関係を確認します。解雇通知書や解雇理由証明書があれば、その場で示しましょう。解雇の効力を争いながら受給する場合の扱いは、ハローワークの窓口と弁護士の両方に伝えて進めてください。
出典:ハローワークインターネットサービス「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要」、同「よくあるご質問(雇用保険について)」、東京労働局「都内ハローワーク一覧」
ハローワークで異議を申し出てください。離職票の離職者記入欄に「解雇」と記入し、解雇通知書か解雇理由証明書を示せば、ハローワークが会社に確認して離職理由を判定します。会社都合と認められれば給付制限なしで受給できます。あわせて弁護士から会社に、離職理由の訂正を求める通知を出すこともできます。
労働審判の申立先は会社の所在地か、あなたが働いていた事業所の所在地を管轄する地方裁判所なので、勤務先が23区なら東京地方裁判所本庁、多摩地域なら立川支部です。弁護士は住所地に関係なく依頼でき、期日に通う裁判所が東京なら東京の事務所に頼むと期日調整が進みます。失業給付の手続きだけは自宅の住所地のハローワークです。
東京地方裁判所立川支部(立川市緑町10-4)の民事第4部非訟係で申し立てられます。霞が関の本庁まで出る必要はありません。相談先も、東京都労働相談情報センター多摩事務所(立川市柴崎町・月水夜間と第1・第3土曜の枠あり)、法テラス多摩、第二東京弁護士会の立川法律相談センターと、立川周辺でそろいます。
全国平均で申立てから96.7日、期日は原則3回以内です。東京地方裁判所本庁は労働審判を4つの部で分担しており、申立てから1か月半前後で第1回期日が指定されるのが一般的な流れです。第1回期日でほぼ心証が固まるため、申立て前の書面と証拠の準備に時間をかけましょう。
解雇事件だけの勝敗を集計した公的な統計はなく、「勝率何%」という数字はどの事務所も持っていません。手がかりになるのは、労働審判の65.6%が調停成立で終わり、解決金の中央値が月収4.7か月分(150万円)という実績です。解雇理由証明書の内容を見れば、弁護士は無効を主張できる筋かどうかを初回相談で答えられます。
撤回にはつながりません。監督署が扱うのは労働基準法違反で、解雇予告手当の不払いや解雇理由証明書の不交付には是正勧告を出しますが、解雇が有効か無効かは判断しません。解雇の無効やバックペイを求めるなら、弁護士による交渉か東京地方裁判所の労働審判が手段です。予告手当だけ払われていない場合は、勤務先を管轄する都内18の監督署に申告しましょう。
受け取るだけで解雇を認めたことにはなりません。予告手当は解雇の有効・無効にかかわらず会社に支払義務がある金銭です。受け取る際に「解雇の効力は争う」とメールで伝えておけば、後の労働審判で「受領したのだから納得していた」と主張される余地を減らせます。
争えます。試用期間中の本採用拒否も解雇にあたり、通常の解雇より広く認められるとはいえ、客観的に合理的な理由が必要です。採用面接の時点で分かっていた事情を理由にすることはできません。試用開始から14日を超えていれば、30日前の予告か予告手当も必要です。外資系企業や入社直後の解雇の相談が多い東京では、この類型の労働審判も珍しくありません。
雇止めとして争えます。契約を何度も更新していた、更新を期待させる説明があったという事情があれば、雇止めには解雇と同じ合理的な理由が必要です(労働契約法19条)。契約期間の途中で切られた場合は、やむを得ない事由がない限り無効です(同法17条)。東京労働局への雇止めの相談は年2,220件あり、あっせん申請でも3番目に多い理由です。
あります。復職を望まない人の多くは、解雇の無効を主張したうえで解決金を受け取り、会社都合退職として終える形を選んでいます。労働審判の解決金の中央値は月収4.7か月分で、解雇日以降の賃金が上乗せされることもあります。「戻りたくない」と最初に伝えれば、弁護士はその前提で金額を組み立てます。
特別区に住む単身者なら、手取り月収200,200円以下・貯金180万円以下で法テラス東京の無料相談と費用立替を使えます。解雇直後で収入が止まっている人は基準に当たることが多く、立替金は解決金から精算できます。基準を超える場合も、東京の弁護士会3会の初回30分無料相談と、着手金無料・報酬金のみの事務所を組み合わせれば、初期費用をかけずに始められます。
会社が出社を拒んでいる以上、行かなくても不利にはなりません。大事なのは「働く意思はあるが会社が就労を拒否している」という記録です。解雇の翌日に「就労する意思があります。出社を認めてください」とメールを送り、その返信を保存してください。この記録がバックペイを請求する根拠になります。
できます。弁護士には守秘義務があり、東京都労働相談情報センターや総合労働相談コーナーも相談内容を会社に伝えません。会社に連絡が入るのは、依頼後に弁護士名で通知を送る段階からで、そのタイミングは本人と相談して決めます。在職中の退職勧奨の段階で相談し、対応を決めてから面談に臨む人も多くいます。
東京の弁護士は24,382人いますが、労働者側の解雇事件を継続的に扱う事務所はその一部です。ベンナビ労働問題の東京都の一覧で「不当解雇」を得意分野に掲げる事務所に絞り、初回相談で解雇理由証明書を見せて「争える見込み・復職か金銭か・費用総額」に即答できたところに依頼してください。2〜3か所を比べても、解雇予告期間の30日以内に方針を決められます。
取扱い分野、初回相談料、夜間・休日の対応、オンライン面談の可否は事務所ごとに異なります。解雇理由証明書と雇用契約書を手元に置いて、いまの状況に合う相談先を選んでください。
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