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埼玉県さいたま市で労働問題に強い弁護士 が24件見つかりました。
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弁護士を選ぶコツはありますか?
あります。地域・分野で絞り込み検索した上で、気になる事務所のページを確認し、経験・実績や注力分野が自分に合っている弁護士を選びましょう。また、良さそうな弁護士が見つかったら、実際に相談してみるのも重要です。
そうすることで「依頼先として信頼できそうか」「あなたと相性は良さそうか」「やり取りがスムーズか」「説明が分かりやすく納得できるか」など、掲載情報だけでは得られない「依頼の決め手になる判断材料」を手に入れることが出来ます。
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複数の弁護士に相談できる?
相談できます。相談=依頼ではございません。相談したからといって必ず依頼しなければならいないということはございませんので、ご安心ください。無料相談などを活用し比較検討することで、より納得のいく提案を受けやすくなることに加え、あなたにピッタリな弁護士が見つかる可能性が高まります。
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相談前に準備すべきことは?
「トラブルの内容」をはじめ「トラブルが発生した経緯」や「登場人物」「聞きたいこと」を整理しておきましょう。
面談希望の場合は、候補日時を2~3つ用意しておくとスムーズに予約がとれます。また面談時に、相談内容をまとめたメモを持参するのもよいでしょう。
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さいたま市で働く人が残業代の未払い、解雇、職場のハラスメントに直面したとき、どこに連絡すれば話が前に進むのかを先にまとめます。相談先は複数ありますが、会社に対して金銭の請求や交渉を代わりに進められるのは弁護士だけです。
さいたま市で働く人が最初に押さえる4点
埼玉県では年間5万2千件を超える労働相談が公的窓口に寄せられ、その2割が「会社と争いになっている」段階の相談です。同じ悩みを持つ人は多く、相談すること自体は珍しくありません。2025年度に埼玉労働局管内の総合労働相談コーナーへ寄せられた相談の数字です。
| 項目 | 埼玉県 | 全国 |
|---|---|---|
| 総合労働相談件数 | 52,750件 | 1,198,010件 |
| 民事上の個別労働関係紛争の相談件数 | 10,944件 | 277,053件 |
| 労働局長による助言・指導の申出件数 | 275件 | 9,616件 |
| 紛争調整委員会によるあっせん申請件数 | 160件 | 4,486件 |
出典:厚生労働省「令和7年度個別労働紛争解決制度の施行状況」、埼玉労働局
全国の民事上の個別労働関係紛争で最も多い相談内容は「いじめ・嫌がらせ」55,614件で、前年度から1.1%増えて14年連続の1位です。助言・指導の申出では「労働条件の引き下げ」1,220件、あっせん申請では「解雇」892件がそれぞれ最も多く、埼玉県の民事上の相談10,944件も同じ傾向で、パワハラや退職をめぐるもつれが相談の中心です。
埼玉県内では2025年度に、仕事が原因の精神障害で労災を請求した人が204人、支給が決まった人が48人います。脳・心臓疾患では請求74人、支給13人です。長時間労働やハラスメントで体調を崩した場合、労災保険とは別に会社へ損害賠償を請求できるケースがあります。
出典:厚生労働省「令和7年度 過労死等の労災補償状況」(別添 都道府県別表)
令和2年国勢調査によると、さいたま市の労働力人口は61万5,596人、就業者は59万3,727人です。労働力率は63.7%で前回から2.7ポイント上がり、女性は54.1%と4.6ポイント上昇して男性の伸び(1.0ポイント)を大きく上回りました。産業別では「卸売業、小売業」が16.6%で最も多く、「医療、福祉」11.4%、「製造業」11.0%と続き、第3次産業が81.1%を占めます。
特徴的なのは通勤の向きで、昼夜間人口比率は92.9と昼間人口のほうが少なく、埼玉県全体では従業・通学者の約4分の1が県外へ出ています(県外流出人口102万437人・人口比13.9%は全国1位)。勤務先が東京都内なら、労働基準監督署の管轄も労働審判の申立先も東京側になるので、まず勤務先の住所を確かめてください。埼玉県の最低賃金は時間額1,141円ですが、都内の勤務先で働いている場合は東京都の額が適用されます。
出典:さいたま市「令和2年国勢調査 さいたま市の人口(就業状態等基本集計)」、埼玉県「令和2年国勢調査 従業地・通学地集計結果」、厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」
労働基準監督署へ申告するときの窓口は、自分の住所ではなく勤務先の所在地で決まります。さいたま市の10区のうち岩槻区だけが春日部署の管轄なので、勤務先の区から確かめてください。
| 労働基準監督署 | 管轄する区 |
|---|---|
| さいたま | 岩槻区を除く9区(西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区) |
| 春日部 | 岩槻区(春日部市・越谷市・草加市などと同じ管轄) |
| 名称 | 所在地 | 電話番号 |
|---|---|---|
| さいたま労働基準監督署 | 〒330-6014 さいたま市中央区新都心11-2 ランド・アクシス・タワー14階 さいたま新都心駅西口すぐ |
048-600-4801(賃金・労働条件) 048-600-4802(労災) 048-614-9977(総合労働相談コーナー) |
| 春日部労働基準監督署 | 〒344-0062 春日部市粕壁東1-20-30 春日部労働総合庁舎2階 春日部駅東口から徒歩7分 |
048-615-9171(賃金・労働条件) 048-615-9177(労災) 048-615-9158(総合労働相談コーナー) |
| 埼玉労働局 総合労働相談コーナー | さいたま市中央区新都心11-2 ランド・アクシス・タワー16階 監督署と同じビルの2階上 |
048-600-6262 |
総合労働相談コーナーの利用は無料・予約不要です。受付は監督署内が平日9:00〜16:30(12:00〜13:00を除く)、埼玉労働局が平日9:00〜17:00です。監督署の開庁は平日8:30〜17:15です。
出典:厚生労働省「労働基準監督署管轄一覧(埼玉県)」、埼玉労働局「さいたま労働基準監督署」、埼玉労働局「総合労働相談コーナー」、厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
監督署は労働基準法違反があれば会社に是正勧告を出しますが、未払い分を会社から取り立てて本人に渡す手続は行いません。動いてもらうにはタイムカードの写しや給与明細など違反を示す資料が必要です。「支払わせたい」「解雇を撤回させたい」という段階では、弁護士に交渉を任せる方が結果につながります。
さいたま市は市独自の労働相談窓口を置かず、市のページ自体が国と県の窓口を案内する形になっています。実際に使えるのは県の労働相談センター、総合労働相談コーナー、埼玉弁護士会の3つで、いずれも浦和とさいたま新都心に集まっています。
| 窓口 | できること・受付 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 埼玉弁護士会 法律相談センター(浦和区高砂4-2-1 浦和高砂パークハウス1階) | 弁護士による相談。一般相談は30分5,500円だが労働問題は1回30分を2回まで無料。月・金10:00〜11:50、火・木13:00〜16:10、土9:30〜12:00。予約は月〜金9:00〜17:00・土9:30〜11:30。JR浦和駅西口から徒歩約15分 | 048-710-5666 |
| 埼玉県 労働相談センター(浦和区高砂3-15-1 県庁第二庁舎1階) | 労働問題全般。秘密厳守・費用無料。平日9:00〜17:00(電話相談は16:30まで)。弁護士による面接相談を毎週金曜午後に実施(要予約)。インターネット労働相談とオンライン相談もあり | 048-830-4522 |
| 埼玉県労働委員会(あっせん) | 賃金・配転・解雇・雇止め・パワハラなどの個別紛争のあっせん。費用は無料・秘密厳守 | 048-830-6452 |
| 埼玉県 仕事と生活の両立支援相談窓口 | 育児・介護と仕事の両立に関する相談。月・火・水・金9:00〜16:30に加え、原則第2・第4火曜は11:00〜19:00と夜間の枠がある | 048-830-4515 |
| 労働条件相談ほっとライン(厚生労働省委託) | 残業代不払い・過重労働・パワハラなど。平日17:00〜22:00、土日祝9:00〜21:00。無料 | 0120-811-610 |
| 法テラス埼玉(浦和区高砂3-17-15 さいたま商工会議所会館6階) | 収入・資産が基準以下の人向けの無料法律相談と弁護士費用の立替。平日9:00〜17:00 | 0570-078312 |
出典:埼玉弁護士会「労働問題の法律相談」、埼玉県「労働相談センター」、埼玉県労働委員会「個別労働関係紛争のあっせん」、埼玉県「仕事と生活の両立支援相談窓口」、法テラス「法テラス埼玉」
県の労働相談センターは平日の日中だけで、土日と夜間は開いていません。都内へ通勤していて日中に動けないなら、労働条件相談ほっとライン(平日17:00〜22:00、土日祝9:00〜21:00)が最も使いやすく、対面なら埼玉弁護士会の土曜枠(9:30〜12:00)で無料相談を受けられます。育児・介護がからむ相談は県の両立支援窓口が第2・第4火曜に19時まで対応します。
解雇を言い渡された当日や休日にすぐ動きたいときは、民間の法律事務所の受付を使ってください。さいたま市内の事務所には、夜間・土日祝の面談、電話・メール・LINE・オンライン面談、24時間受付のWeb予約フォームに対応しているところがあり、初回相談無料の事務所もあります。このページの一覧で「休日相談」「オンライン面談」「初回相談無料」の表示を確認し、当日または翌営業日に話せる事務所から連絡してください。
セクハラやマタハラのように同性に聞いてほしい内容なら、埼玉県労働相談センターに女性相談員がいます。希望する場合は相談日時をあらかじめ問い合わせて予約してください。外国人労働者向けには、埼玉労働局が言語別の労働相談を用意していて、英語048-816-3596・中国語048-816-3597・ベトナム語048-816-3598で受け付けています。
監督署・県の相談窓口は、法律の説明と助言、会社への指導やあっせんの場づくりまでが役割です。会社が応じなければそこで止まります。埼玉弁護士会の労働相談・県センターの弁護士面接相談・法テラスは弁護士が直接話を聞く窓口で、そのまま依頼につなげられます。「まず状況を整理したい」なら電話相談、「会社に請求したい」なら弁護士が話を聞く窓口へ進んでください。
手元にあるものだけで構いません
公的窓口に寄せられる相談の上位と、弁護士が代理して解決を図る場面をつなげて整理します。
職場のいじめ・嫌がらせ(パワハラ・セクハラ)
全国で14年連続最多の相談内容です。事業主にはパワーハラスメント防止のための措置義務があり、放置した会社には損害賠償を請求できるケースがあります。弁護士は録音・メール・診断書から立証できる事実を整理し、会社への是正要求や慰謝料請求を進めます。
不当解雇・雇い止め
あっせん申請で最も多いのが解雇をめぐる紛争です。客観的に合理的な理由がなく社会通念上相当と認められない解雇は不当解雇として無効で、即日解雇なら30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)の支払いも求められます。弁護士は解雇理由証明書を会社に請求させ、地位確認と解雇後の賃金(バックペイ)の請求、または金銭による解決のどちらを目指すかを一緒に決めます。
労働条件の引き下げ・賃金カット
助言・指導の申出で最も多い相談内容です。就業規則の変更で一方的に給与や手当を下げられた場合、変更の合理性が争点になります。弁護士は変更前後の規則と給与明細を比べ、差額の請求可否を判断します。有給休暇を取らせない、申請すると減給するといった扱いも同じく労働条件の問題として相談できます。
退職をめぐるトラブル(退職を認めない・退職強要)
退職届を受け取ってもらえない、損害賠償をちらつかせて引き止められる、逆に退職を強要される場合は、弁護士が代理人として会社に通知し、離職票や未払い賃金の受け取りまで対応します。民間の退職代行サービスと違い、弁護士は退職の意思表示だけでなく有給休暇の消化や未払い分の請求交渉まで一括で進められます。
通勤時間を含めた長時間労働
さいたま市は都内へ通勤する人が多く、始業前の準備や持ち帰りの作業が労働時間として扱われていないという相談が目立ちます。着替えや朝礼のように会社の指揮命令下にある時間は労働時間に当たるため、弁護士は実態を確認したうえで未払い分を計算します。
残業代の未払い・最低賃金割れ
固定残業代やシフト制で残業代が計算されていないケース、時給換算で最低賃金1,141円を下回るケースが対象です。弁護士は勤務記録から未払い額を算出し、遅延利息や付加金を含めて請求します。
労災(過労によるうつ病・脳や心臓の病気・仕事中のけが)
2025年度に埼玉県内で精神障害を理由に労災を請求した人は204人、支給が決まった人は48人です。労災保険の給付は監督署への請求で受けられますが、会社に安全配慮義務違反があれば、保険でカバーされない慰謝料や逸失利益を会社に別途請求できます。弁護士は労災申請の書類作成と、会社への損害賠償請求の両方を進めます。
制度の参考:e-Gov法令検索「労働施策総合推進法」(第30条の2)、e-Gov法令検索「労働契約法」(第10条・第16条)、e-Gov法令検索「労働基準法」(第20条・第22条・第32条・第37条・第39条・第114条)
依頼した日から、会社とのやり取りの窓口はすべて弁護士に替わります。あなたがやることは、手元の資料を渡すことと、「未払い分を払わせたい」「解雇を撤回させたい」といった希望を伝えることの2つです。金額の計算、書面の作成、会社との交渉、裁判所での手続は、次の流れで弁護士が代わりに進めます。さいたま市の場合、交渉がまとまらなければさいたま地方裁判所で労働審判を申し立てる流れが一般的です。
「いくら請求できるか」を弁護士が計算します。給与明細と勤務記録から未払い額を算出し、解雇やハラスメントでは時系列と立証できる事実を整理します。タイムカードが手元になくても、会社への開示請求を弁護士が行って集めます。
弁護士名で請求書を送り、以降の会社からの連絡はすべて弁護士が受けます。あなたが上司や社長と直接話す場面はなくなります。多くの事案はこの段階で支払いや解決金の合意に至ります。
申立書の作成から期日への同席・主張の代弁まで弁護士が行います。労働審判は原則3回以内の期日で審理を終える手続で、全国の統計では65.5%の事件が申立てから3か月以内に終了しています。埼玉県内で労働審判を扱うのはさいたま地方裁判所の本庁(さいたま市浦和区高砂3-16-45)だけで、川越・熊谷・越谷・秩父の各支部では申し立てできません。JR浦和駅西口から徒歩約15分です。
労働審判に異議が出た場合や、事実関係の争いが大きい場合は訴訟に移行します。主張・証拠の提出から判決・和解まで弁護士が代理し、あなたは要所の判断(和解に応じるかなど)だけを行います。
出典:裁判所「労働審判手続」、さいたま地方裁判所「所在地」、e-Gov法令検索「労働審判法」(第15条)
労働問題の請求権には時効があります。特に賃金は「支払日ごと」に3年で消えるため、相談を1か月遅らせると1か月分が請求できなくなります。
| 請求の種類 | 期限 |
|---|---|
| 未払い賃金・残業代 | 各支払日から3年(当分の間) |
| 退職金 | 支払日から5年 |
| ハラスメント等の損害賠償(不法行為) | 損害と加害者を知った時から3年(生命・身体の侵害は5年) |
| 解雇無効の主張 | 法定の期限なし。時間が経つほど不利になるため早期に |
出典:e-Gov法令検索「労働基準法」(第115条・附則第143条)、e-Gov法令検索「民法」(第724条・第724条の2)
時効は弁護士が内容証明で請求すると6か月間完成が猶予され、労働審判や訴訟を申し立てると進行が止まります。「もう遅いかもしれない」と思う時期でも、まず給与明細の一番古い月を確認して相談してください。
さいたま市の法律事務所は浦和と大宮に集まっていて、都内の事務所に依頼する人もいます。選び方は「労働者側の実績で2〜3か所に絞る → 無料相談で同じ話をする → 見通しと費用に即答できた事務所に依頼する」の3ステップで進めてください。
このページの一覧から、残業代請求・解雇・ハラスメントなど自分と同じ種類のトラブルの解決事例を載せている事務所を2〜3か所選びます。労働者側の代理を明示していない事務所と、使用者側専門の事務所は方針が合わないので外します。さいたま地裁での労働審判・訴訟まで対応できるかもここで見ておきます。
埼玉弁護士会の労働相談は2回まで無料なので、そこと初回相談無料の事務所を組み合わせ、残した2〜3か所に同じ資料を見せて同じ説明をします。同じ事実を話しても見立ては事務所ごとに変わるので、比べると自分の事案の相場観がつかめます。セクハラなど話しにくい内容なら、予約の電話で女性弁護士の対応を頼めるかどうかも比較材料にします。
聞くことは「見通し(勝てる可能性・回収見込み・期間)はどうか」「費用の総額は着手金・報酬金・実費に分けるといくらか」の2つです。どちらにも具体的な数字で答えた事務所が、あなたと同じ案件を扱い慣れている事務所です。
口コミサイトの評判やランキングは、掲載の順番が広告費で決まることもあり、自分の事案に合うかまでは分かりません。実際に話して見通しを聞いた事務所を選ぶ方が確実です。都内に通勤している人は、勤務先の近くで面談できる東京の事務所も候補に入れると、平日の相談時間を作りやすくなります。
弁護士費用は事務所ごとの自由設定ですが、目安になる公的なデータはあります。結論から言うと、未払い残業代や解決金として100万円を回収するケースなら、費用を差し引いても手元に70〜80万円程度が残る計算になる事務所が多く、さいたまでは相談だけなら弁護士会の2回無料枠から始められます。
| 費用の種類 | 目安 | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 法律相談料 | 1時間1万円、または30分5,000円。初回無料の事務所も多い | 日弁連アンケートで「1万円」56%・「5,000円」36%。埼玉弁護士会は労働問題を2回まで無料、法テラス(資力基準あり)も無料 |
| 着手金(解雇事件) | 20万〜30万円 | 月給30万円の人が懲戒解雇の無効を争い復職した例。労働審判ならこれより低い傾向 |
| 報酬金(解雇事件) | 30万〜50万円 | 同上の例。復職や解決金の獲得が「成功」に当たる |
| 着手金・報酬金(残業代など金銭請求) | 着手金は回収見込み額の約8%、報酬金は回収額の約16%(300万円以下の場合)が一つの基準。着手金無料・報酬金のみの事務所もある | 2004年まで日弁連が定めていた旧報酬基準を参考にする事務所が多い。料金表は事務所ごとに必ず確認 |
| 裁判所への手数料(労働審判) | 請求額100万円で5,000円、300万円で10,000円(訴訟はその2倍) | ほかに郵便料が数千円かかる。労働審判から訴訟に移行した場合は差額を追納 |
出典:日本弁護士連合会「市民のための弁護士報酬ガイド(2008年度アンケート結果版)」、裁判所「手数料額早見表」
月3万円の未払い残業代が3年分(36か月)あれば、請求額は108万円です。着手金8%・報酬金16%の基準で計算すると、費用は約26万円(着手金約8.6万円+報酬金約17.3万円)で、手元に約82万円が残ります。着手金無料・報酬金20〜25%型の事務所なら、初期費用ゼロで着手し、回収後に約22〜27万円を精算する形になります。どちらのタイプでも、相談を1か月遅らせるごとに時効で3万円分が消えるため、費用より先に「いつ動くか」が手取りを左右します。
見積もりで確認する4点
手取り月収と貯金が次の基準以下なら、法テラス埼玉で無料相談(同じ問題で3回まで)と弁護士費用の立替を利用できます。立替金は月5,000〜10,000円程度の分割で返済し、会社から金銭を回収できたときは原則そこから一括精算します。
| 家族人数 | 手取り月収の基準 | 現金・預貯金の基準 |
|---|---|---|
| 単身 | 182,000円以下 | 180万円以下 |
| 2人家族 | 251,000円以下 | 250万円以下 |
| 3人家族 | 272,000円以下 | 270万円以下 |
| 4人家族 | 299,000円以下 | 300万円以下 |
家賃・住宅ローンを負担している場合は一定額を月収基準に加算できます。訴額100万円の金銭請求訴訟を弁護士に依頼した場合の立替標準額は、実費23,000円+着手金132,000円です。
出典:法テラス「民事法律扶助のしおり」、法テラス「無料法律相談・弁護士等費用の立替」
基準に当たるかどうかは法テラス埼玉(0570-078312)に電話すればその場で確認できます。当たらない場合でも、埼玉弁護士会の2回無料と着手金無料の事務所を組み合わせれば、初期費用をかけずに請求を始められます。
できます。弁護士には守秘義務があり、相談した事実を会社に伝えることはありません。総合労働相談コーナーや埼玉県労働相談センターも秘密厳守です。会社に連絡が入るのは、依頼後に弁護士名で請求書を送る段階からで、そのタイミングは本人と相談して決めます。
頼めます。弁護士の対応範囲に地域の制限はありません。ただし労働基準監督署への申告先は勤務先を管轄する東京都内の署になり、労働審判も原則として会社の所在地を管轄する東京地方裁判所へ申し立てます。さいたま市の弁護士でも東京地裁での手続に対応できるかを、初回相談で確認してください。適用される最低賃金も勤務先の都県の額になります。
弁護士に無料で話すなら、埼玉弁護士会の労働相談(048-710-5666)が1回30分を2回まで無料で、平日と土曜に枠があります。埼玉県労働相談センター(048-830-4522)も費用無料で、毎週金曜の午後は弁護士による面接相談を受けられます(要予約)。夜間や土日なら労働条件相談ほっとライン(0120-811-610)が無料です。収入が基準以下なら法テラス埼玉でも無料相談を3回まで使えます。
できます。給与明細や雇用契約書がなくても、出退勤の記録が残るスマートフォンのアプリ、業務メールの送信時刻、同僚の証言など、集め直せる証拠は少なくありません。会社に対してはタイムカードや賃金台帳の開示を求めることもできます。何を集めれば請求が成り立つかは、初回相談で弁護士が手元の状況を聞いてその場で挙げてくれます。
できます。退職後でも各支払日から3年以内の分は請求できます。在職中に言いにくかった人が退職後にまとめて請求するケースは多く、会社との接点がなくなった分、交渉は弁護士に任せやすくなります。
必ず支払われるとは限りません。監督署は違反があれば是正勧告を出しますが、支払いを強制する権限はなく、金額の計算や取り立ての代理もしません。勧告で会社が任意に支払えば解決しますが、応じない場合は弁護士による請求・労働審判が必要になります。
社会保険労務士は労働・社会保険の手続や労務管理の相談を扱いますが、会社との交渉や裁判所の手続を本人に代わって行えるのは弁護士だけです。未払い分を請求したい、解雇を撤回させたいという段階なら弁護士に依頼してください。
あります。有期契約でも雇い止めには法律上の制限があり、時給が最低賃金1,141円を下回る場合は差額を請求できます。請求額が小さいと感じても、初回無料相談で見込み額と費用を出してもらえば、「依頼して手元にいくら残るか」の数字で判断できます。
原則3回以内の期日で審理を終える手続で、全国統計では申立てから3か月以内に終わる事件が65.5%です。さいたま市の場合はさいたま地方裁判所の本庁で行われます。訴訟に比べて短期間で解決する手続なので、在職中に決着をつけたい人にも選ばれています。
取扱い分野、初回相談料、対応時間、オンライン面談の可否、対応エリアは事務所ごとに異なります。掲載情報を複数見比べて、いまの状況に合う相談先を検討してください。
参考資料・更新情報