適応障害で退職するのは逃げ?ストレスを減らす対策と退職の際にやるべきことを解説
社会人には、仕事に追われる日々が続いたり、仕事そのものが自分に合わなかったりしてストレスが溜まる事例はよく見られます。
ストレスの蓄積が進行すると、やがて「適応障害」を発症してしまうおそれもあるのです。
しかし、適応障害を理由に退職を決断すると、逃げだと考える人も少なくありません。
本記事では、本当に逃げなのか、また適応障害にならないための対策法について解説します。
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適応障害で退職するのは逃げではない
実際に、適応障害で退職するのは、逃げでも甘えでもありません。
本項は、適応障害の概要と、仕事やストレスへの向き合い方について解説します。
適応障害も十分な精神疾患
適応障害とは、勤めている職場の環境や人間関係に適応できず、ストレスが溜まることで発症する精神疾患です。
最近では、身体的な疾患だけでなく、精神疾患も問題視されるようになりました。
適応障害は、精神疾患として見なされ、放っておくと健康を害するほどの病気になりかねません。
慢性的なストレスの構築により発症するため、一般的にはストレス性障害ともいいます。
おもな症状として、気分の落ち込みや意欲の低下、不眠などが挙げられます。しかし、これらはあくまでも初期症状です。
場合によっては、身体的な症状が見られることもあるため気をつけましょう。適応障害は、普段の社会人生活や日常生活が送れなくなる原因の1つです。
れっきとした精神疾患のため、退職するからといって逃げなどにはなりません。
ストレスを抱えているときに無理して働く必要はない
適応障害を発症したかどうかに限らず、大きなストレスを感じているときに無理して働く必要はありません。
ストレスを感じていると、仕事のパフォーマンスも下がるうえに、進み具合も悪くなります。結局、作業効率も悪くなり、良いことはひとつもないのです。
たとえ納期に間に合いそうにない、またみんなに迷惑がかかるかもしれないなどの懸念があっても、無理をしてはいけません。
仕事がつらいと感じたときは、誰かに頼る大切さを肝に銘じておきましょう。
仕事よりも健康を優先すべき
適応障害を患った際、十分な休養も取らずに無理して仕事を進めると、体調が悪化するおそれがあります。
精神疾患は、悪化すればするほど治りが遅くなるため、対処せずそのままにしておくのは危険です。
精神的な疾患は、生活を変えない限り進行していきます。やがて、手の震えや頭痛・集中力の低下が起こり、朝に起きれなくなるなどの症状も出てくるでしょう。
仕事によるストレスや、憂鬱感がなくならないようであれば、病院への受診も検討しましょう。
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精神的ストレスを感じたらやるべきこと
仕事において、ストレスを感じている方、普段のストレスが消えない方は本項の内容を参考にしましょう。
- 上司に体調不良について相談する
- 睡眠時間を確保する
- 休職して様子を見る
上司に体調不良について相談する
ストレスが消えない、むしろ増えてきていると感じた方は、まずは上司へ正直に相談しましょう。
話を聞いてくれる上司であれば、無理をさせずに休ませてくれるはずです。
注意点として、上司に相談する際は、信頼できる人を選ぶよう意識してください。
パワハラが問題視されている近年ですが、未だに会社の利益ばかり考え、社員の健康を重視してくれない上司はたくさんいます。
直属の上司が合わないようであれば、さらに上の上司や人事部に相談しましょう。
睡眠時間を確保する
ストレスが溜まり続けている方は、無理にでも睡眠時間を確保してください。
ストレスがなくならない人、また精神的に余裕がない人は、ほとんどのケースで睡眠の時間が足りていません。
上司に、仕事が終わっていない事実を責められても「終わりませんでした」で済ませればよいのです。
会社には代わりがいくらでもいるので、きちんと事情を話せばわかってもらえます。
現在、寝る際に「明日が来るのが怖い」「不安が多くて眠れない」などの症状がある方は、退職を検討すべきです。
終わるまで寝るなと言う上司がいる職場は、自分から願い下げてしまいましょう。
休職して様子を見る
いきなり退職に入る前に、休職期間を設けて今後どうすべきかをじっくり考えるのも方法のひとつです。
適応障害は、上司によるパワハラ以外が原因でも発症します。
職場にいる苦手な人の存在や、仕事が合わないなど些細な事情が重なったときにも、適応障害は起こるのです。
辞めるまではいかなくとも、少し療養が必要だと感じた方は、しばらく休職期間を設けてみましょう。
休職期間中に、今後どうするべきかを考えればよいのです。
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退職するのはまだ早い?適応障害を感じたときにできる対策
日頃の無理が重なり、うつに似た症状を感じた方は、退職前に以下の対策をおこないましょう。
本項で、具体的に解説していきます。退職は、ほかの対策を試した後でも遅くはありません。
- 医師に診察してもらう
- 仕事量や担当業務について見直す
- 異動や転勤を希望する
- 退職を検討する
医師に診察してもらう
適応障害のような症状を自覚した方は、まず医師に診察を受けてみましょう。
身体の不調や心の不調は、診断名などを受けて原因を知ることが重要です。原因がわからないと、対処のしようがありません。
また、なにも知らずにストレスを抱えていると、原因が「わからない」という恐怖も相まってさらにストレスが溜まります。
病状を知ることで、得体のしれない恐怖心から解放されたり、今後の対策がわかったりするため病状改善に励むのに効果的です。
また、医師に診察を受けた際は、必ず診断書も作成してもらいましょう。診断書を所持しておくと、会社へ相談する際に、事の重大さが伝わりやすくなります。
また、病気を患ったという証拠にもなるため、無理な仕事を押し付けられるのを防ぐのにも効果的です。
仕事量や担当業務について見直す
身体のだるさ、重みを感じた方は、仕事量や担当業務について見直すのも有効です。
ストレスが溜まっているのは、仕事量が多かった可能性や、苦手意識の強い仕事が多かった可能性があります。
たとえば、納期ぎりぎりの過密スケジュールのタスクを長期間にわたって持っていなかったかなどを思い返してみましょう。
ほかにも、大きな責任を背負わされる仕事を、頻繁に任されていた場合もあるかもしれません。
仕事の向き不向きでも、降りかかるストレスの度合いは変わります。心に余裕がなくなっている方は、仕事の量と内容を今一度チェックしてみてください。
異動や転勤を希望する
今の職場がつらい、また仕事がつらい方は、部署異動や転勤の希望を出してみましょう。
異動や転勤をすれば、周囲の人間や職場環境、また仕事内容が一気に変わります。
環境を変えれば、今まで溜まっていたストレスの元凶がなくなり、リラックスして働けるかもしれません。
環境を変えるのも、今の生活から抜け出す方法のひとつです。
退職を検討する
職場では打つ手がなく、ストレスの改善が見られそうになければ、退職を検討してもよいでしょう。
ただし、退職の意向を伝えたとしても、雇用契約が切れるまでには2週間~3ヵ月ほどかかります。
引き継ぎ作業や、別の仕事を頼まれる可能性を警戒しなくてはいけません。
自分で退職できそうにない方、今すぐに会社から抜け出したい方は退職代行サービスへの相談もおすすめです。
適応障害で退職を決意した人がおこなうべきこと
本項で、適応障害を発症し、退職を決めた方がおこなうべき項目について解説します。
- 労災保険を利用する
- 失業保険を申請する
- 転職活動を始める
労災保険を利用する
適応障害を理由に退職を決めた方は、労災保険を申請しましょう。
労災保険は、業務上の理由により病気やけがを罹患してしまった場合に適用される保険です。
仕事ができない間、給付金が支給されるため、退職後の生活が金銭的に保障されます。
つまり、無職期間の生活が困難になるのを防ぐのです。長期間の療養が必要だと考えられる方は、労災保険について検討しておきましょう。
失業保険を申請する
退職後、適応障害が回復し、働ける状態になった際は失業保険を申請しましょう。
仕事は、回復後すぐに見つかるわけではありません。数ヵ月にわたる再就職活動をおこない、ようやく見つかるものです。
失業保険の申請が通れば、無職期間の間は、次の仕事が見つかるまで給付金が支給されるようになります。
ただし、正式に退職していなければ適用されないので、雇用契約が解除されたかどうかを事前に確認しましょう。
関連記事:失業保険を受け取る流れをわかりやすく解説!計算方法や期間についても紹介
転職活動を始める
適応障害で体調がすぐれないとしても、できる範囲だけでも転職活動は進めておきましょう。
転職活動は、正式に退職する前に始めておくのが大切です。
早めに始めないと、なかなか採用が決まらない事態に陥った際、無職期間のブランクが長くなってしまいます。
また、仕事が決まらない日々が続くと、経済的な余裕もなくなるため危険です。
ただ、ストレスを抱えている状態では、スムーズには進められなくなってしまいます。
退職直前や療養中などは、なぜ適応障害になったのか、自分に合わなかった仕事はなにかだけでもまとめておけば十分です。
もう少し余裕があれば、応募したい企業の目星をつけておくのもよいでしょう。
適応障害で退職した方におすすめのサポートサービス
本項では、適応障害で退職した方におすすめの、サポートサービスを紹介します。
社会保険給付金サポート

- 丁寧なヒアリングで相談者へ親身に寄り添いサポート
- 受給期間は最大28ヵ月!治療期間も十分設けられる
- 受給期間の延長でもらえる金額も増額可能
社会保険給付金サポートは、相談者の気持ちに親身になって寄り添い、丁寧なヒアリングを心がけるサポートサービスです。
相談者によっては、給付金の受給金額を最大28ヵ月にまで延長させられます。適応障害の療養が必要な方には大きなメリットになるでしょう。
また、受給期間が延長できれば、支給金額も増やせる可能性が出てきます。担当のスタッフは、相談者が有利になるためのサポートをおこなうプロです。
給付金の恩恵を最大限受けたい方は、ぜひ社会保険給付金サポートへ相談してください。
公式サイト:https://www.taishoku-concierge.jp/service/service01.php
失業保険サポート

- 失業保険を早く・多くもらえるお手伝いをおこなうサービス
- はじめての方でも安心!退職者の4人に一人は失業保険を利用している
- 通常3ヵ月の受給金額を最大10ヵ月にまで延長可能
失業保険サポートは、失業手当を早く・多くもらえることを重点に置きつつ、相談者のサポートをおこなうサービスです。
適応障害の症状が完治し、十分に働ける体調を取り戻した方は、ぜひ本サービスへ相談してください。
失業保険は、はじめて申請する方にとっては大きな抵抗があるでしょう。
しかし、現在では退職者の4人に一人は失業手当を受給しています。申請自体、なにも心配はいりません。
基本、失業保険の受給期間は3ヵ月です。しかし、本サービスに相談すれば、もらえる期間を最大10ヵ月まで延ばせるサポートをおこないます。
公式サイト:https://shitsugyouhoken-support.com/
まとめ|適応障害を理由に退職するのは問題ない!健康を第一に考えよう
適応障害を理由に退職するのは、逃げでも甘えでもありません。はっきりいって、精神疾患は発症している本人にしかわからないのです。
適応障害は、放っておくと進行が止まらず、ひどい場合は体調にも顕著にあらわれます。
なにもできなくなってしまう前に、すぐに行動に移さなくてはいけません。
間違っても、現在の環境に対し我慢し続けるのは避けてください。自分の身は、自分でしか守れないのです。
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【弁護士監修】退職代行とは?今使っても大丈夫?【2026年6月最新版】
退職代行業者と、弁護士による退職代行業務に大差はありません。いずれも、労働者の代わりに退職の意思を伝えるサービス概要において、両者に違いはないと言えます。ただ、退職代行業者が自社の持つ権限内で適切にサービスを運用しているとは限りません。退職代行業務の中には『弁護士資格』を持つ弁護士にしかできない業務も多分にございます。
その点、弁護士を通すことで上記違反(弁護士法違反・非弁行為)のリスクはありませんし、確実に適法範囲で対応できます。また、未払い残業代や不当解雇、万が一懲戒解雇等の扱いを受けたとしても、弁護士がおりますので、相談によって具体的な解決策の提示を受けられる可能性は高いと思います。
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありません。しかし、在職時の労働者の行いや退職の仕方によっては労働者側に損害賠償義務が認められる可能性もゼロではありません。退職にあたって、会社から損害賠償を請求されるのは、退職にあたって労働者側に何らかの義務(注意義務)違反があり、同違反により会社に具体的損害が生じている場合に限られます。
たとえば、労働者が退職に至るまでの間、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、退職にあたっても何ら必要な引継ぎ・連絡をせず代行業者を通じて本人が一切出てこないという場合、労働者の会社に対する義務違反を構成することはあり得ます。
代行業者、弁護士のどちらに依頼した場合でも「退職できなかった」というトラブル報告はほとんどみられません。会社も退職代行会社が連絡してくると、退職に応じてはいるようです。つまり、よほどのことがない限り、退職した従業員に対して損害賠償ということは考えられません。(従業員1名が退職したとしても、直ちに損害が生じることは考えにくいです。)ただし、これも絶対ではありません。
過去、入社1週間で退職し、退職の効果が発生するまでの期間も出勤しなかった従業員が勤務先から損害賠償を受け、70万円の支払命令が出た事案があります。(ケイズインターナショナル事件)そのため、どのような辞め方でも絶対に労働者側に責任が問われないというわけでもない、という点は注意すべきです。
とはいえ、通常は退職したことで直ちに会社に損害が生じることはありませんので、過度の心配は不要かと思います。
状況にもよるかと思いますが、引き継ぎをせずに退職することは多くの場合は可能と思われます。例えば、引継ぎをしないことが会社に対する義務違反とならないような場合や、引継ぎをしないことで会社に具体的な実害が生じないような場合は、引継ぎは必須ではないといえそうです。ただし、『労働者が退職前から、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、会社の出頭要請にも応じていない』『そのまま退職した結果、会社業務に具体的な支障が生じ、取引先を失うなどの実害が生じている』というケースであれば、労働者が退職代行を入れて引継ぎもなく退職したことについて、損害賠償を求められるリスクはまったくないとはいえないでしょう。
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