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エンジニアを辞めたい方へ|辞めたい理由別の対処法と退職・転職の手順を解説

更新日
ベンナビ労働問題編集部
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エンジニアを辞めたい方へ|辞めたい理由別の対処法と退職・転職の手順を解説
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高い技術を要するエンジニアは、今後も活躍の場も多く、企業からも求められています。

しかし、特にエンジニアの長時間労働が問題視されており、辞めたいと切に思っている方も多いと思います。

今回は、

  1. 周りのエンジニアが辞めたいと思っている理由
  2. 辞めるかどうかの判断基準
  3. 実際に辞める時のスマートな辞め方

についてご説明していきたいと思います。

エンジニアの転職に強い!おすすめの転職サイトとエージェント

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この記事に記載の情報は2023年10月04日時点のものです
目次

エンジニアを辞めたいと思う理由ランキングトップ5

まずは、他のエンジニアの方がどのような理由で辞めたいと思っているのか?からご紹介していきたいと思います。

リクルートグループが運営するTech総研が実施した「エンジニアが本気で転職を考えた瞬間」の中から会社を辞めたいと思った理由の中で多かった回答5つをご紹介します。

参考:「Tech総研

TOP5をまとめると、上記のような結果となっていました。それでは以下でそれぞれの理由について解説します。

1位:給与に関する不満

エンジニアを辞めたいと思った理由の中でもっとも多かったものが給与に関する不満です。

職業を限定しない辞めたい理由の調査でも上位にくることが多い給与に関する悩みは、エンジニアも共通のようです。

Tech総研によると、給与に関して不満を持っている年代でもっとも割合が多かったものは35~40歳とのことです。

「35歳限界説」という言葉があるように、年齢が上がるにつれて会社から妥当な評価をされにくくなり、給与に不満を抱いている方もいらっしゃるということでしょうか…(もちろん年齢関係なく活躍されている方もいらっしゃるでしょうが)。

また、エンジニアは長時間労働が起こっている割には残業代も少なく、そのことに対して不満を抱いている方もいると考えられます。

2位:スキルが伸ばせないと思った

エンジニアを辞めたい理由の第2位はスキルが伸ばせないと思ったというものです。

これは他の職業ではあまり見られない珍しい理由となりました。特に20代前半からの向上心が高い回答も多く見られます

エンジニアは特に高い専門知識も必要になり変化の早い業界でもあるので、会社が変化に対応できていない古いやり方を続けているようでしたら、別の会社でスキルアップを図る方も多いようです。

3位:仕事で理不尽な目にあった

会社で理不尽な目にあったことを辞めたい理由にしているエンジニアの方も多くられました。

クライアントの急な要望による仕様変更や厳しすぎる納期などが多いことでしょう。特に下請け会社であれば、その理不尽な要望も顕著になります。

理不尽な内容をやって当たり前、できなかったら重大問題と休まる暇もありません…。

4位:残業や休日出勤が多い

上記の内容とも関連していますが、厳しい納期のせいで長時間労働が横行しており、辞めたいと考える方も多いようです。

引用元:Vorkers

Vorkersの調査によると、残業時間が多い分野TOP30として上記の結果になりましたが、 「6位:インターネット関係」や「13位:Sler、ソフト開発、システム運用」など、エンジニアと深い関わりがありそうな分野も上位に来ています。

5位:人間関係のトラブル

他の職種でも多い人間関係の悩みもエンジニアでも同様にありました。基本的にコンピューターと納期との格闘になるエンジニアでも、やはり職場の人間関係には悩まされるようですね。

特にエンジニアなどの専門職は、職人気質で個性的な人もいらっしゃるのでコミュニケーションの取り方のギャップを覚えることもあるようです(隣の席なのにメールで会話するなど)。

また、基本的に男性が多い職場となっていることも人間関係としての悩みどころ。なかなか出会いが無いと転職を検討する方もいるようです。

仕事を辞めたいと思うエンジニアのホンネ

会社から評価されないから

頑張って成果を出してもまったく評価してもらえない会社もあります。どんなに頑張っても昇進や給料UPにつながらないということです。

こういった会社では頑張り続けるのは辛いでしょう。頑張って成果を上げたとしても、自分を評価してくれないからです。


結果、頑張るのをやめてしまうので、能力の現状維持が続きます。これでは、相対的に使えない人になっていってもしかたないでしょう。

給与が仕事量に見合わないから

「仕事は辛いけど、給料のためなら頑張れる…」と考える人は少なくありません。しかし、世の中には仕事も辛くて、お給料も全然もらえない会社もあります。

一見、「そんな会社辞めればいいじゃん」と思うかもしれませんが、新卒入社の人は他の会社に所属したことがないので、比較することができません。

結果「これくらいの激務薄給は我慢しなきゃいけないんだろうな」と結論付けてしまうのです。


大卒者は超売り手市場なのだから、辛い我慢をせず、自分の価値を認識し、もっとよい会社に転職したいところです。

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エンジニアを辞めたいと思ったら転職は早い方が良い理由

転職は慎重になるべきですが、エンジニアに限って言えば現在売り手市場となっており、多くの企業からエンジニアが求められていますので、転職によって現状よりも良くなるチャンスは多くあります。

まずは、ご自身がどのような理由で会社を辞めたいのかを明確にして、その部分を満たしてくれる会社を積極的に探しにいってみましょう。

エンジニアの求人倍率は現在もかなり高い

参考:厚生労働省|一般職業紹介状況について

厚生労働省の「一般職業紹介状況について」の結果によると、求人全体に対する平均倍率は1.54倍となっていました。

それに対して、エンジニアが深く関係してきそうな「開発技術者」は2.84倍「情報処理・通信技術者」は2.74倍と、3倍近い倍率を誇ります。

技術職全体で2.50倍と高めにはなっているのですが、その中でも高い倍率となっていることには違いありません。

単純な話で言うと、1人のエンジニアに対して2~3企業が「欲しい」と手を挙げていることになりますから、今の会社を辞めても次が見つからないという心配は他の職業や未経験者に比べるとかなり少ないと言えるでしょう。

ましてや技術と経験を持っているわけですから、給与面や労働環境、スキルアップなどエンジニア側が会社を選べる立場にあると言えます。

辞めたいと思って悶々と働き続けるよりも、転職を考えて今よりも条件が良い会社に挑戦してみても良いと言えます。

なぜ辞めたくてどのような会社に転職したいのかを明確にする

ただ、辞めるにしても考えなしに退職してしまっては、転職後に同じような問題に直面するかもしれません。

まず、上記で伝えたような、ご自身の辞めたい理由を明確にしておきましょう。つまり、この辞めた理由の部分が改善されれば、辞めたいとは思わなくなります

場合によっては今いる職場環境を改善するだけで辞めなくても済むかもしれませんし、改善できないなら転職という判断ができるのですが、その時にも転職を成功させるためにここだけは絶対に譲れないポイントにすることができます。

例えば、給与面なら具体的にいくらからなら可能なのかと決められますし、スキル面なら取り扱う言語など、厳しい納期を避けたいなら下請け会社だけは避けるなどの条件ができますね。

転職は当たり前の時代|辞めること自体は逃げではない

いま仕事を辞めたいと悩んでいることは「逃げ」や「甘え」ではありません。誰にでも合う合わない環境がありますので、自分の考えや価値観を大切にすることはとても重要なことではあります。

しかし、逃げ癖がついてしまうのは今後のキャリアに好ましいことではありませんので、何となく上司や同僚が嫌であるとか、気に入らない程度で仕事を辞めてしまうのは、正直お勧めできません

我慢しろということではなく、部署移動・上司の変更など、環境が変われば解決する問題なのかは一度考えてみましょう。

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エンジニアが辞めたほうがよい企業の特徴

次に、仕事に悩むエンジニアが、すぐに辞めたほうがよいと思われる企業の特徴を紹介します。

  1. 発展性のない単調な作業ばかりさせられる
  2. デジタル土方作業、孫会社
  3. 社員を大切にしない

発展性のない単調な作業ばかりさせられる

IT系企業の中には、単調作業ばかりでスキルアップが難しい企業も、残念ながらあります。これは他の業務に挑戦できないような企業も当てはまります。

エンジニアにとって、個人のスキルアップはダイレクトに年収に反映される職業ですので、多様な経験とスキルを身につけられない環境なのであれば、転職でかなり不利になりますから、早めに辞めてしまって良いかと思います。

デジタル土方作業、孫会社

ITゼネコンの下位にいる孫会社やひ孫会社でも個人のエンジニアとしての成長は難しいでしょう。

案件を次々に子会社から子会社へと業務を委託していく構造の中にいると、上流工程に関わることもできませんので、いっそ少数のエンジニアを抱えるベンチャー企業への転職も視野に入れるべきかと思います。

社員を大切にしない

社員を大切にしない企業はいずれ必ず倒産します。無理な納期で案件を受託する、休日返上へ仕事を押し付けるなど、自転車操業している企業に未来はありません。

そういった企業に勤務しているなら、体を壊す前に退職したほうがよろしいかと思います。

【関連記事】ブラック企業とは|ブラック会社の特徴10個と見抜くポイント

エンジニアを辞めたい!仕事を辞めたいと思っても言えない場合

仕事を辞めたくても上司になかなか報告できないエンジニアがいます。

今、自分が抜けたらメンバーに迷惑をかけるのではないか?」「上司が怖くて話しかけられない」など、理由はさまざま考えられますが、以下のことを意識するとトラブルなく退職できるでしょう。

信頼できる上司・友人へ早めに相談する

やはり何事も準備が重要ですので、周囲に迷惑をかけるのではないかと心配ならこそ、早めに退職したい旨の相談をしましょう

プロジェクトの切れ目での退職ですとさほど迷惑をかけないことがほとんどです。

それに、そもそも一人が抜けたぐらいでつぶれるようなプロジェクトには問題があります。辞めたいのに言い出せないのは自分でハードルを上げてしまっているせいかもしれません。早めにスパッと伝えましょう。

我慢せずに転職を決意する

まず、最も大切なことが、今の仕事を我慢せずに転職を決意することです。今の会社を辞めたいと考えていながらも、嫌々と仕事を続けるのは苦痛なだけです。

さらに、嫌な職場で我慢しながら働き続けるのは、精神的にもよくありません。仕事のストレスでうつ病になる人もいるぐらいです。辞めたいと感じたのであれば、我慢せずに転職を決意しましょう。

引き継ぎを丁寧に行う

引き継ぎを丁寧に行うことで周囲への迷惑を減らせます。私の同僚は誰が見ても分かるような丁寧なマニュアルを残して退職しました

退職したあとも「あいつは優秀なやつだったな」と噂されていましたね。

同僚に感謝の気持ちを伝える

直接同僚と話して感謝の気持ちを伝えることも大事です。辞める理由や今までの感謝を伝えると円満退社できることが多く、何かしらの縁で仕事上でのつながりを持つことになっても気まずさがありません。

メールで退職報告をする人も多いですが、なるべく直接伝えた方がよいですね。

会社を辞めたいエンジニアがスマートに退職する手順

ここまでエンジニアの辞めたい理由や転職についてお伝えしてきましたが、転職するのであればまずは今の会社を辞めなくてはなりませんね。

エンジニアは慢性的な人材不足もありますし、スキルアップなどでより高いレベルに挑戦する方は引き留めにあう可能性もあります。

大前提として覚えておいて欲しいことが、基本的に労働者は2週間前に退職を伝えれば簡単に辞められるようになっています。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用:「民法627条

それを踏まえた上で、会社をスムーズに辞める手順について簡単にお伝えします。

詳しくは以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

【関連記事】
退職までの準備と手続きガイド|退職の伝え方や決めたらやることを徹底解説

退職後のイメージをしておく

先ほどもお伝えしたように、退職後にどのような条件の会社で働きたいのかを明確にしておきましょう。求人情報や転職エージェントを使ってイメージをより明確にしていきましょう。

また、辞めた後の資金面や勤務地が変わることのシミュレーションもしておきましょう。

  • 辞めた後に今あるお金で何ヶ月ほど生活できるのか?
  • 勤務地や勤務時間が今と変わってもどれほどなら生活に影響が無いのか?」などです。

今後のキャリアや仕事探しについて不安がある場合は、キャリアカウンセラーに相談することをおすすめします。

家族に相談する

特に一緒に生活しているご家族の方がおられるなら、会社に退職を伝える前に家族に相談した方が良いでしょう。

「辞めたい」だけの感情でただ「辞めたいんだけど…」と打ち明けても、反対にあうかもしれませんが、上記の内容をしっかり考えて「どういう会社にいつまでに転職しようと思っている」と話を持ち出せば多くのケースで応援してくれるかと思います。

家族からの後押しがあれば、実際に会社に退職を伝える勇気にもなりますし、一人で悩んでいる時には気付かないようなアドバイスがもらえるかもしれません。

転職期間中のお金に余裕を持たせておく

上記でも触れたように、転職期間中の資金には余裕を持たせておきましょう。

売り手市場のエンジニアと言えども、すぐに転職先が決まるとは限りません

なかなか転職先が決まらず、生活費のためについには元いた会社と同じような会社に転職してしまった…。では、転職も失敗と言えるでしょう。

一概には言えませんが、2ヶ月分程度の生活費は確保しておきたいところです。

退職後は失業手当が受けられる

過去2年間で合計12ヶ月以上雇用保険に加入していて、働く意思がある方は失業手当を受けることができます。

受給額は年齢や退職前の状況で変わりますが、おおよそ1日5~6,000円を90~120日分もらうことができます。これだけあれば、転職期間中の資金面の大きな支えになってくれるでしょう。

失業手当の申請ができるのは退職後となりますが、お金の話題が出ましたのでこちらでご紹介させていただきました。

【関連記事】自己都合退職と会社都合退職の大きな違いは失業手当にあった

会社に退職を伝える

上記の準備が整ったら、いよいよ会社に退職の意思を伝えます。最初に「2週間前に退職を伝えれば良い」とお伝えしましたが、実際は引き継ぎや有給消化などがありますので、1~2ヶ月前には伝えておくことがスムーズです。

一番最初に退職を伝える相手は直属の上司となります。

いきなり「退職します」という旨の退職届を提出するのではなく、「退職願」で「退職しようと考えています」と伝えた方が角が立たない伝え方でしょう。

引き留めにあうかもしれませんが、引き留めはあくまでも会社からのお願いに過ぎません。

辞めたいという気持ちが確かなのであれば、しっかりお断りしましょう。

未払い賃金などがあれば請求する

エンジニアは特に長時間労働が問題視されている職業でもあります。

長い時間働いて、その分しっかり残業代などとして支払われているのであればまだ良いのですが、中には長時間働かせるだけ働かせて、会社側は残業代をきちんと支払わない悪質な会社もあります。

毎月残業は多くしているのに、残業代はほとんどもらえていないような方は、未払い残業代があると思って、残業代請求も検討しておきましょう。

後からの請求も可能ですが、残業代請求の時効は3年となっていますので、退職する頃に請求した方が良いでしょう。

エンジニアには、裁量労働制という労働時間で評価されるのではなく、成果で評価がされる制度で雇用契約がされている場合があるのですが、中には裁量労働制の要件を満たさず、違法に残業代を支払っていない会社もあります。

残業代問題や未払い残業代の計算はケースバイケースによる複雑な部分も多いため、少しでも「おかしい」と思った方はまずは弁護士に相談されることをおすすめします。

エンジニアが失敗しない失敗しない転職にするための成功ポイント

エンジニアとして転職を成功させるためには、ポイントを意識しておきましょう。

  1. 自身が持つスキルを棚卸しする
  2. Web業界の情報収集をしておく
  3. 転職で求める条件に優先順位をつける
  4. 転職時に失敗しない企業選びのポイントと注意点

自身が持つスキルを棚卸しする

Webエンジニアにとって重要なものは、やる気でもコミュニケーション能力でもありません。Webエンジニアとしてのスキルです。このスキルを習得するために、とことんWebエンジニアの勉強をするべきでしょう。

もし技術が足りないと感じているのであれば勉強をするしかありません。例えばプログラミングの勉強をすることで、どういった設計図を作ればプログラミングをより効率的に作れるかがわかるようになります。

エンジニアにプログラミングの知識は不要と思われるかもしれませんが、急に役職に就いた場合でも的確な指示を出せるようになります

勉強なんてやる気があればいつでもできますので、まずが正直に話して転職活動そのものを始めてしまう方が堅実でしょう。

Web業界の情報収集をしておく

あなたが、今後Webエンジニア業界に参入するにしても、Webエンジニアとして転職をするにしても、Webエンジニア業界の情報収集はしておくべきだと考えられます。IT業界は、私たちの考えている以上に進化が早い業界です。

引用元:PRTIMES|20代の転職経験者500人に聞きました/転職を経験した3人に1人が「入社前の情報収集が足りていなかった」と後悔

Webエンジニア業界に関する情報収集をマメにしていかないと、あなた自身が損をしてしまうこともあります。そのため、webエンジニア業界はもちろんですが、Web業界全体の情報を集めておくようにしましょう。

転職で求める条件に優先順位をつける

あなたは転職に何を期待するでしょうか?

  • 年収アップ
  • 人間関係の良さ
  • スキルが身につく
  • 将来性がある
  • 安定している
  • 残業が少ない
  • ネームバリューがある

いろいろな希望があるかもしれませんが、その全てを満たす職場はおそらくありませんので、自分の価値観に合わせて、転職先に求める条件には優先順位をつけていきましょう。

優先順位が違えば、応募するべき求人は変わります。

転職時に失敗しない企業選びのポイントと注意点

Webエンジニアが転職先の企業を選ぶときの注意点は、次の2つです。求人項目などに注意しながら、参考にしていきましょう。

事業戦略がない

よく、何か始めるときに、形から入る人を見かけることはありませんか?

パソコンでいえば、最初に必要な能力はキーボードを見ずに文字を打てるようになることです。この場合、パソコンの機械自体は安物でいいわけです。

目的は、スキルの習得であって、パソコンの習得ではないのですから。こういったタイプの人が人事部にいると、求人票を作ったとしても、とりあえずWebエンジニアがいればいい、といった内容の求人票ができあがってしまいます。

しかし、それでは事業戦略が見えてきませんよね。「なぜ、この企業はWebエンジニアを募集しているのだろう」といった感情になるのではないでしょうか。転職側でいうところの、将来こうなりたいといった道筋がないのと同じです。

募集要項が詳しく書かれていない

Webエンジニアにも、さまざまな種類があります。システムエンジニア、ネットワークエンジニアなど、挙げたら相当なエンジニアの職種が出てきます。しかし、求人項目の中には、Webエンジニアとしか書いていない企業もあります。

もし、あなたが特定のエンジニアを希望しているのなら、こういった募集をかけている企業は避けたほうが無難かもしれません。なぜなら、その企業に入ったとしても、あなたが希望しているエンジニア以外の仕事を任される可能性があるからです。

そのため、募集項目が詳しく書かれていないエンジニアの職種は避けたほうがよいと考えらえます。

エンジニアの転職に強いおすすめの転職エージェント6つ

転職を前向きに検討している方は、転職エージェントの活用をおすすめします。

条件に合った会社を探すためにはまず情報収集が大事になりますが、転職エージェントに相談することで情報も多く入ってきます。特にエンジニアに強いエージェントであれば、より深い相談やコアな求人なども見つけることができるでしょう。

IT業界での転職を考えたとき、登録した転職エージェントによって紹介される求人もサポート支援も変わってきます。

  • キャリアの洗い出し
  • これからどのようなキャリアが適しているかの見極め
  • 強みの洗い出し
  • 職務経歴書や履歴書の添削
  • 面接の練習
  • 企業の人事へのアピール
  • 給与などの条件交渉 など

転職エージェントは通常2~3社登録して、転職活動を進めるのが一般的ですが、どの転職エージェントがあなたに合っているか参考になれば幸いです。

レバテックキャリア

レバテックキャリアはエンジニアやクリエイターを専門に取り扱う、IT系大手の転職エージェントです。主に関東や大阪に集中しているので、その近辺にお住まいの方におすすめです。

IT業界に年間3,000回の企業訪問をしていたり、転職成功者からリアルな企業情報を入手していたり、独自の活動をしているのも特徴。移り変わりが激しいIT業界の最新の情報を常にアップデートしている専門性の高いエージェントです。

また、転職サポート時はLINE@での連絡手段を取り入れるなど最新の連絡ツールを取り入れ、スピード感を第一に、転職支援する体制を整えています。

公式サイト:https://career.levtech.jp/

Geekly

Geeklyは、IT業界のみの転職支援を行う、唯一のエージェントです。エンジニアにこだわることなく、Webディレクターから営業関連まで、IT業界の様々な職種を揃えています。

転職決定までのスピード感が圧倒的に早く、最短で登録から1ヶ月程度で内定まで辿り着いたケースもあるそうです。

カウンセラーもIT業界出身の方が多く、応募者のスキルをしっかり見極めて転職先を選定してくれるため、転職後のミスマッチも少なく、利用者満足度の高いエージェントです。

公式HP:https://www.geekly.co.jp/

マイナビエージェントIT

『マイナビエージェントIT』はIT業界専任のキャリアアドバイザーがいるのが特長です。

IT業界専任のキャリアアドバイザーがあなたに合った求人を提案してくれます。大手企業案件よりも中小企業の求人を多く取り扱っているので、中小企業への転職を希望している人にはおすすめです。

公式サイト:https://mynavi-agent.jp/it/

JAC Recruitment

JAC

JACリクルートメントは、外資系をはじめ、ハイキャリアに特化した転職エージェントです。コンサルティング業界のための専門部署が設けられており、ITコンサルタントに転職したい人におすすめできる転職エージェントの1つです。

JACリクルートメントでは、社内で部署移動する機会が少ないため、1つの分野で特化したコンサルタントがあなたの転職をサポートしてくれます。

また、30代から50代のハイキャリアに特化しているのでキャリアアップを目指したい人にもおすすめの転職エージェントです。

公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

リクルートエージェント

リクルートエージェントは転職エージェント業界での最大手で、30年以上の実績があります。常時ITやWEBエンジニアの求人は6,000件以上を取り揃えており、取り扱い求人数は最も多いです。

また、これまでのITやWEBエンジニアの転職成功実績は2万件以上あり、実績もトップクラス。

大手ならではの独自の非公開求人もあり、大手や高収入の求人に出会える可能性は高くなります。転職相談ではエンジニア専門のアドバイザーも多数いるので、自分自身のこれまでのスキルや今後のキャリアプランを考慮し、理想の転職先を見つける支援体制が整っています。

平日夜の時間帯や土日も転職相談できるので、企業に勤めながら転職活動をしようと思っている人にもおすすめです。

公式サイト:https://www.r-agent.com/

doda

doda

doda』はリクルートエージェントに続く大手転職エージェント。業界トップクラスの求人数と独自のコネクションを持ち、dodaでしか取り扱っていない求人があります。

採用企業側とのコネクションが強く、その会社の特徴や人事担当者、現場責任者など社内の様子を把握していることが特長です。

転職活動をしていると、求人側の企業内のことを知るのはなかなか難しいですが、dodaのコンサルタントを通じて内部情報を聞くことができるので、自分の条件や希望と実際の職場環境がマッチしているかを事前に確認することができます。

dodaのキャリアコンサルティングは履歴書添削、面接対応も親身にサポートしてくれます。転職活動を始めたばかりで自信がない人は、登録しておいたほうがよい転職エージェントでしょう。

公式サイト:https://doda.jp/

以下の記事でも転職エージェントの内容を詳細にご紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

エンジニアの転職に強い!おすすめの転職サイトとエージェント

エンジニアの転職に強い転職エージェントをご紹介します。基本的にどれもIT業界に強いのですが、パソナキャリアは業界未経験者も使いやすい、レバテックキャリアは経験者向け、など得意分野が別れています。ぜひ自分にあったエージェントを探してみてください。

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まとめ

高い技術を要するエンジニアですが、長時間労働や割に合わない賃金などで辞めたいと思っている方も多いようです。

しかし、人手不足が懸念されているエンジニアは、今は売り手市場となっています。ご自身の強みとこれだけは譲れない条件をしっかり持って転職に挑めば、今よりも状況が良くなることも十分に考えられるでしょう。

転職エージェントなどをぜひ有効活用して、より良い会社を探していきましょう。

一方で、長時間労働も問題視されているエンジニア界隈では、未払い残業代問題も考えられます。

長く働いているのに、きちんと残業代が支払われていない疑いがある方は、一度弁護士に相談することもおすすめします。

【出典元一覧】

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職場の労働問題・法律分野に深く関わるチームが『職場の不満解決法』や『労働問題の具体的なアドバイス』を、弁護士協力のもと正しい情報提供を行います。
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本記事はベンナビ労働問題(旧:労働問題弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ労働問題(旧:労働問題弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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