辞めづらい
辞めづらい
仕事をしたくない...
解消するには?
組織に属して働くにおいて、とくに人間関係は大きな影響が出ます。
職場の人たちとの関わりが良くない場合、溜まるストレスは半端なものではありません。
社会人のなかには、上司が嫌いで辞めたいと悩む方もいるでしょう。
本記事では、上司が嫌いだからといって退職するのは問題ないか、また嫌いな上司へはどう対処法すべきかについて解説します。
あわせて読みたい⇒仕事を辞めたい方へ|辞めたい理由別の対処法と後悔しない退職/転職の手順
率直にいって、上司が嫌いだからという理由で仕事を辞めるのは全く問題ありません。
本項では、上司が原因で退職することについて解説します。
上司が嫌い、合わないと感じている社会人は少なくありません。職場によっては、辞めたいと思うほど嫌いだと感じる人もいるでしょう。
社会人のなかには、上司が嫌いだから前の会社を辞めた、転職したという人は少なからず存在します。
上司が嫌いだからといって辞めたくなるのは、むしろ上司側にも責任があります。上司が嫌いだから辞めるのは情けないと考え、自分を責める必要はないのです。
どうしても耐えられない方は、今後は退職も視野に入れましょう。
そもそも、今の職場で働いていて、ストレスが大きいようであれば退職した方が無難です。
辞めたいと考える社員には、上司にひどい扱いを受けている方もいるでしょう。
上司による、パワハラやセクハラなどのハラスメント行為がひどい会社、また自分にだけ扱いがひどい会社は辞めるべきです。
ただ、辞めた後に「新たな仕事は見つかるか」などが不安で、我慢している方もいるかもしれません。
しかし、このまま我慢し続けると、ストレス過多により体調を崩してしまうおそれがあります。場合によっては、転職活動どころではなくなるほど危険です。
辞めた後が不安な方は、辞める前に転職活動を始めればよいでしょう。体調に影響が出る前に、一刻も早く決断を出さなくてはいけません。
上司が嫌いで辞めるのも選択のひとつですが、少し気に食わないことがあっても、すぐに退職を決めるのはもったいない行為です。
前述のとおり、ひどいハラスメント行為を受けている方は、辞めたほうがよいでしょう。
しかし、我慢しても支障がない程度もしくは対処ができそうな程度であれば、働き続けても問題はありません。
上司が苦手なほうであっても、辞めるほどではない方は、うまく距離を置くかできるだけ関わらないよう努めましょう。
もし、退職する前に上司への対処ができそうであれば、一度現職に踏みとどまってみるのもよいかもしれません。
本項で、嫌いな上司への対処法について解説します。
まず、なぜ上司が嫌いなのかをじっくり考えてみましょう。
冷静になってみると、上司を嫌う理由が、意外にも大したことではないケースが少なからず見られます。
大した理由がないとわかれば、もう一度上司と向き合おうと思えるかもしれません。
また、嫌いな理由を明確にすることで、今後やるべき対処がはっきりする場合もあるのです。
自分では対処のしようがない場合、上の上司に相談してみるのもひとつの手段です。
人事部や信頼できる上司へ相談すれば、異動や監視などあらゆる対処を取ってくれるかもしれません。
もしかすると、自分の仕事ぶりを評価している上司がいる場合もあり、別の部署へあっせんしてくれるケースもあります。
自分以外にも、上司に嫌な思いをさせられていた社員や、被害に遭った社員がいるかもしれません。
現状のまま放っておいても、事態が変わることはないので、早めに上の人へ相談してみましょう。
嫌いな理由がさほど大したことがなかったり、直接関わる機会が少なかったりする場合は、できるだけ距離を置くのも大事です。
大したことのない理由で仕事を辞め、転職活動に踏み切るのはあまりにもリスクが大きすぎます。
まずは距離を置いてみて、ストレスの度合いがどのように変化するかを確かめるのも方法です。
ただ、上司と関わる時間が少なくなれば、ほとんどの人は気にならなくなりストレスの度合いも減るでしょう。
上司が嫌いな方は、あまり気にせず仕事に没頭してみるのもよいでしょう。
仕事に専念するのは、上司のみならず、周囲全体に気を取られないためにも効果的です。
また、仕事に専念していれば、自ずと現職の会社でやるべきことが見えてくるかもしれません。
どうすれば会社に貢献できるかを念頭に置いて働けば、嫌いな上司のことは気にならなくなるでしょう。
上司の対応がひどく、職場内では改善の余地がない場合、労働基準監督署に相談しましょう。
録画などの証拠を残して相談すれば、署の担当者が抜き打ちで見回りに訪れ、上司に注意喚起してくれます。
ただし、いつ注意喚起に来るかは相談者本人にも公表できません。労働基準監督署へは、できるだけ本名かつ対面で相談しましょう。
匿名での相談もできますが、本名で相談した労働者が優先的に対応されます。
また、労働基準監督署は、あくまでも職場へ注意を促す役割を担う機関です。訴えを起こすことはできないので注意してください。
法的措置を検討している方は、証拠を提示しつつ弁護士に相談しましょう。
世の中に出ると、いくら自分が心を開こうとしても、相手がそれに答えてくれないケースは多く見られます。
本項では、いくら頑張っても上司とうまくいかない場合の、退職する以外の対処法を解説します。
上司と関係がうまくいかず、ストレスが溜まりつつある方は、辞める前に異動を申し込むのも方法です。
異動すれば、上司と顔を合わせなくてもよいうえ、周りの同僚も一気に変わります。
今までの部署ではうまく働けなかったけど、別の部署では問題なく働けたなどのケースはいくらでもあります。
部署異動は、新たな環境でやり直せる絶好のチャンスです。
ハラスメント行為やいじめ、残業の強要など扱いがあまりにもひどく、法的にも問題がある際は弁護士に相談しましょう。
弁護士は、法的な観点から上司への対処が可能です。弁護士に相談し、法的に訴えを起こせば、会社は強制的に環境を改善させる義務が生じます。
もし弁護士に相談することで、会社の経営状況に影響が出たとしても、自分の身を守るためであれば致し方ありません。
ただ、法的措置は費用がかかるうえ、時間や労力もかかります。弁護士への相談は、くれぐれも生半可な気持ちでおこなわないよう注意してください。
訴えるつもりはなく、上司から離れることを優先に考えている方は、転職を視野に入れてみましょう。
異動しても、上司と距離を置くことはできますが、事前の申し出が却下されるケースもあります。
どうしても、上司と離れたいと考えている方で、異動ができないのであれば退職するしか方法はありません。
転職活動は大変かもしれませんが、きちんと対策をおこなえば、立派な働き口に出会える可能性は十分に上がります。
生活するうえで、仕事は必須です。いずれにしても働かざるを得ないのであれば、もっと立派な働き口を見つけるよう努めましょう。
本項では、嫌いな上司に対し、やってはいけないことを解説します。
たとえ嫌なことがあったり、ハラスメントのような被害を受けたりしても、SNSで書き込まないよう注意が必要です。
とくに、会社名がわかるような書き方や会社の情報提供、上司の名前を出すなどをすると逆に訴えられる可能性があります。
また、SNSなどには書き込まないとしても、職場で悪口を言う行為も控えましょう。
本人にバレてしまうと、どのような嫌がらせの被害に遭うかがわかりません。
高いリスクを背負ってしまうので、くれぐれも悪口に走る選択をしないよう心がけてください。
たとえ、直属の上司が嫌いであったとしても、負の感情を表に出さないよう気をつけましょう。
一人が嫌な態度を取ったり、マイナスな感情を出したりすると、さらに職場の空気が悪くなります。
また、上司との関係もさらに悪くなるため、良いことはありません。
人を嫌う態度は、周囲にとって悪く目立ってしまいます。場合によっては、同僚にも悪い印象を与えるおそれがあるため、十分に注意してください。
仕事において、社会人として働く以上、上司を嫌う感情を仕事にぶつける行為は控えなくてはいけません。
嫌いな上司との仕事が続き、辞めたいと思う気持ちが大きく、イライラしてしまう場面はあるでしょう。
しかし、仕事には会社関係者だけでなく、少なからず顧客が関わっています。仕事を雑に仕上げて迷惑がかかるのは、上司ではなく社外の人たちです。
上司を嫌うイライラによって、仕事の質に影響を与えると、自分への評価が下がってしまいます。
できるだけ、感情を表に出さないよう念頭においてください。
あまりにも上司からの扱いがひどく、強いストレスを感じている方は、我慢して働くのは避けましょう。
上司が嫌いな理由は人によって違いますが、なかにはパワハラやセクハラともいえる扱いを受けている人がいるかもしれません。
ひどい扱いを受けながら働くのは、自分のキャリアにも体調面でも、良い結果は生まないため早めの対処が必要です。
不安は大きいかもしれませんが、相談や転職など、なにかしらの対処をしなければ事態はもっと悪くなります。
ストレスで身体を壊す前に、早めの対処に移りましょう。
本項では、上司が嫌いで仕事を辞めたい方におすすめの退職代行サービスを紹介します。
退職代行ガーディアンは、相談した日から出社の必要がなくなる、退職希望者の強い味方となる退職代行サービスです。
即日退職が実現できるため、1日でも早く辞めたい方には心強い存在となりえます。
また、25年以上の労働組合のなかで培った実績とノウハウで、適切に代行をおこないます。交渉権も保有しているので、有給の消化や賃金についても気軽に相談してください。
費用は一律2万4,800円で、退職後のトラブルにも全て費用内で対応可能です。自分だけで退職の手続きをおこなうのがつらい方は、ぜひ退職代行ガーディアンへ任せてください。
公式サイト:https://taisyokudaiko.jp/
関連記事:退職代行ガーディアンの評判は?特徴・費用・依頼時の流れを解説
退職代行Jobsは、24時間対応している、いつでも相談可能な退職代行サービスです。日中は仕事で忙しい方でも、早朝や夜などの空いた時間に
も対応をおこないます。
また、相談した瞬間から辞められる、即日退職が実現できます。出社や会社への連絡は一切不要で、すぐにでも会社を辞めたい方は、とくにおすすめです。
退職代行Jobsは、全国にて対応しており、今まで47都道府県全てで代行をおこなってきています。
転職活動のフォローもついているので、気になる方はぜひ気軽に相談してみてください。
公式サイト:https://jobs1.jp/
関連記事:退職代行Jobsの評判・口コミはどう?サービスの特徴や利用時の注意点まとめ
退職代行OITOMAは、東京中央法務オフィスと提携しており、労働や退職についての法律に長けている退職代行サービスです。
法律に反することなく、安全な方法で利用者の退職を成功させます。
また、労働組合により運営されているため、交渉権を保有しているところもポイントです。
有給消化や退職金、未払い賃金など、交渉したい項目がある方はぜひ相談してください。
万が一、退職できなかった場合は全額返金をおこないます。金銭的に無駄になることはないため、まずは相談するだけでもおすすめです。
公式サイト:https://o-itoma.jp/
関連記事:退職代行OITOMA(オイトマ)の評判は?サービスの特徴や利用時の流れを解説
上司が嫌いで、仕事を辞めたいと考えている方は、すぐに辞めるのではなく対処からはじめてみましょう。
もしかすると、対処をおこなうことで上司との関係が改善したり、社内環境が良くなったりする場合があるかもしれません。
なかには、対処をしても改善されない会社も存在します。自分で行動しても、なんの改善も見られないときに退職すればよいのです。
人には選択の自由があります。会社を自由に選ぶ権利があるので、現職で働けそうにない方は、自分が活躍できそうな所を見つけましょう。
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可能です。企業に勤めており、雇用契約の中で働いている一般労働者から、自衛隊、警察等の期間で働いている方でも、弁護士の退職代行はご利用できます。
退職代行とは?ブラック企業から抜け出すための救世主サービス
退職代行業者と、弁護士による退職代行業務に大差はありません。いずれも、労働者の代わりに退職の意思を伝えるサービス概要において、両者に違いはないと言えます。ただ、退職代行業者が自社の持つ権限内で適切にサービスを運用しているとは限りません。退職代行業務の中には『弁護士資格』を持つ弁護士にしかできない業務も多分にございます。
その点、弁護士を通すことで上記違反(弁護士法違反・非弁行為)のリスクはありませんし、確実に適法範囲で対応できます。また、未払い残業代や不当解雇、万が一懲戒解雇等の扱いを受けたとしても、弁護士がおりますので、相談によって具体的な解決策の提示を受けられる可能性は高いと思います。
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありません。しかし、在職時の労働者の行いや退職の仕方によっては労働者側に損害賠償義務が認められる可能性もゼロではありません。退職にあたって、会社から損害賠償を請求されるのは、退職にあたって労働者側に何らかの義務(注意義務)違反があり、同違反により会社に具体的損害が生じている場合に限られます。
たとえば、労働者が退職に至るまでの間、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、退職にあたっても何ら必要な引継ぎ・連絡をせず代行業者を通じて本人が一切出てこないという場合、労働者の会社に対する義務違反を構成することはあり得ます。
代行業者、弁護士のどちらに依頼した場合でも「退職できなかった」というトラブル報告はほとんどみられません。会社も退職代行会社が連絡してくると、退職に応じてはいるようです。つまり、よほどのことがない限り、退職した従業員に対して損害賠償ということは考えられません。(従業員1名が退職したとしても、直ちに損害が生じることは考えにくいです。)ただし、これも絶対ではありません。
過去、入社1週間で退職し、退職の効果が発生するまでの期間も出勤しなかった従業員が勤務先から損害賠償を受け、70万円の支払命令が出た事案があります。(ケイズインターナショナル事件)そのため、どのような辞め方でも絶対に労働者側に責任が問われないというわけでもない、という点は注意すべきです。
とはいえ、通常は退職したことで直ちに会社に損害が生じることはありませんので、過度の心配は不要かと思います。
状況にもよるかと思いますが、引き継ぎをせずに退職することは多くの場合は可能と思われます。例えば、引継ぎをしないことが会社に対する義務違反とならないような場合や、引継ぎをしないことで会社に具体的な実害が生じないような場合は、引継ぎは必須ではないといえそうです。ただし、『労働者が退職前から、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、会社の出頭要請にも応じていない』『そのまま退職した結果、会社業務に具体的な支障が生じ、取引先を失うなどの実害が生じている』というケースであれば、労働者が退職代行を入れて引継ぎもなく退職したことについて、損害賠償を求められるリスクはまったくないとはいえないでしょう。
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