辞めづらい
辞めづらい
仕事をしたくない...
解消するには?
会社に行くのが怖いと感じる方は、現在の職場で働き続けるのはおすすめできません。
おそらく、会社で嫌な扱いを受けているために、トラウマを抱えている可能性があります。
怖いと思う会社は、できるだけ早めに退職すべきです。
本記事では、会社で働くのが怖いと感じる原因とともに、怖いと思ったときの対処法について解説します。
あわせて読みたい⇒仕事を辞めたい方へ|辞めたい理由別の対処法と後悔しない退職/転職の手順
社会人は、会社で嫌なことがあればあるほど、出社するのが怖いと思ってしまうものです。
本項では、なにが怖いと思わせるのかについて、以下で具体例を挙げつつ解説します。
会社を怖いと思う理由として、社内に苦手な上司や先輩がいることが挙げられます。
職場問わず、人間関係においては、どうしても合う人と合わない人が出てきてしまうものです。
社内に、馬が合わない人が身近にいると、いつかトラブルや仲たがいが起こるのではないかなどの不安が生じます。
やがて、人間関係についての不安な気持ちは「会社全体が怖い」という恐怖心へと変わっていくのです。
会社が怖いと感じている社会人には、人付き合いが得意ではない人が多く存在します。
人付き合いが苦手な人は、チームや組織に属して働く会社自体に、苦手意識をもっている傾向です。
会社は、ほかの社員と行動をともにしたり、社員と協力して業務に取りかかる機会が頻繁に見られます。
人付き合いが苦手な人は、ほかの社員と同じ空間で、さらにチームを組んで仕事をする環境にストレスを感じるのでしょう。
やがてそのストレスが、会社への恐怖心に変わるのかもしれません。
会社を怖いと感じる社会人には、仕事が自分に合っておらず、苦手意識が強く出てしまっているケースも見られます。
自分に合わない仕事は、うまくいくことやスムーズに進むことが少なく、ミスを頻発してしまう傾向にあるためです。
ミスばかりしていると、いつの日か「自分は能力が低い人間なのではないか」と自己嫌悪に陥り、会社を怖いと感じてしまいます。
自分に合う仕事は必ず存在するので、合わない仕事ができないからといって、トラウマに感じる必要はないのです。
自分に合わない仕事と重なる部分もありますが、簡単なミスが多いのも会社を怖いと思う理由のひとつです。
仕事が苦手、もしくは不注意な性格が災いし、ミスを繰り返してしまいます。
また、まじめな人ほどミスに対して罪悪感を抱いてしまい、会社が怖いと考えやすくなるでしょう。
人には、凡ミスをしやすい人が少なからず存在します。ほかの社員より不便に感じるかもしれませんが、怖いと思わないで済むように、注意のしかたを工夫してみることが大切です。
会社を怖いと感じる社会人は、会社に対して何度も迷惑をかけてしまう事例が多く見受けられます。
具体的には、前項でも述べた「簡単なミス」を繰り返したり、行き違いなどにより会社に迷惑をかけたりする事例などです。
迷惑をかけているために、社内の人から邪険にされるのではないかと考えてしまうのでしょう。
現在、会社で働くのが怖いと感じた方は、我慢して働き続けるのはよくありません。
本項で、会社が怖いと感じる方に向けて、どうすればよいかについて解説します。
会社が怖いと感じている方は、なにが怖いと思わせているのかを具体化してみましょう。
おすすめの方法としては、自分にとって怖いと思う会社の要素を、思いつく限り紙に書き出してみることです。
意外にも、悩みのタネや元凶を書き出して明確にすれば、自然と頭が整理されるため対処法が思いつきやすくなります。
まずは原因を特定して、次にその原因に対してどう向き合えばよいかを考えましょう。
会社を怖いと感じる方は、信頼できる相手であれば誰でもよいので、上司などに相談してみましょう。
社内で身近にいる人は、自分のことをよく見てくれているため、なんとなく自分の強みや弱みを把握しているものです。
ときには、自身では気づけなかった問題や、欠点などにも気づいてくれている場合があります。
また上司に相談すれば、自分が抱えていた不安が、大したものではなかったことに気づけるケースもあります。
人に話すと気持ちが楽になりやすく、それだけで心に余裕ができるため相談はおすすめです。
今の会社が怖いと感じる方は、雇用形態を変えてみるのもひとつの方法です。
現在、正社員として働いている方は、契約社員に変更してみるのもよいでしょう。
契約社員は、大まかな働き方は正社員と変わりません。おもな違いとしては、限定的な期間を設けて働く点が挙げられます。
派遣社員と同様、契約更新の希望を出さなければ退職が可能です。ほとんどの場合、契約社員は1年間の雇用契約が結ばれます。
有期雇用契約を設けて、怖いと思う原因を払拭するよう努め、本当に今の会社で働けないのかを判断してみましょう。
会社への恐怖心に対し、対策法など手の施しようがなければ、そのまま辞めることもできます。
しかし、不安が和らぎ、自分なりに働けるようになったときは契約を更新するのも選択のひとつです。
会社が怖いと思うのが、嫌な上司や先輩が原因であれば、退職を検討するのも選択のひとつです。
恐怖心の原因が自分にある場合は、自身の努力次第で働けるほどに改善できます。
しかし、人との相性は簡単には変えられません。まして、自分だけが改善に努めても、相手の気持ち次第ではうまくいかないのです。
人間関係が良くないと感じる方は、退職して新たな会社で働くことも検討しましょう。
なにもせず、怖いと感じる会社で我慢して働き続けるのは避けるべきです。我慢し続けていると、思わぬリスクに直面する危険性があります。
本項では、恐怖心を放っておいたまま働き続けることで、起こりうるリスクについて解説します。
会社を、怖いと思い続けたまま働き続けていると、やがて適応障害を引き起こすリスクを生じます。
恐怖心はマイナスの感情であり、ストレスを増やす原因のひとつです。怖いと感じる会社で働き続けると、ストレス過多により身体的または精神的な不調が生じます。
精神的な不調は、適応障害やパニック障害など、本格的な精神疾患を発症させる可能性もあります。
我慢するのはよくありません。必ず、本記事で解説している「恐怖心への対処法」を実行しましょう。
関連記事:適応障害で仕事に行けないほどの不調が見られたときの原因と対処法を解説
会社への恐怖心を放っておくと、仕事に関するトラブルが多くなるケースがあります。
怖いという感情を抑えて働き続けると、プレッシャーやストレスが重なり、単純なミスが増えることが予測されるためです。
やがて、会社の人たちや取引先とのトラブルに発展してしまう可能性が出てきます。
大きなトラブルが生じたときには手遅れです。問題が発生する前に、恐怖心を払拭する対策を講じましょう。
我慢して働き続け、多数のトラブルが生じたりストレスを溜め込んだりすると、会社で働くこと自体がトラウマとなってしまいます。
「自分が担当することでまたトラブルが起こるかも…」などと考え、さらに恐怖心が植えつけられるためです。
また、トラブルや問題が多く発生すればするほど、次第にトラウマは大きくなりやすくなります。
問題が生じたときは、決して恐れることなく、同じミスがないよう原因解明を徹底しなくてはいけません。
本項では、会社が怖くて退職を検討している方に向けて効果的な退職方法を解説します。
現在、なかなか辞める勇気が出ない方は、ぜひ内容を参考にしてください。
退職について、上司に止められそうな方は、あらかじめ退職したい理由を素直に伝えてみましょう。
社員の気持ちを汲み取ってくれる上司は、正直な理由をきちんと話せば、相談に乗ってくれるかもしれません。
どんなことで悩んでいるのか、どんな恐怖心を抱いているのかなど、できるだけ具体的に話してみましょう。
上司によっては、悩みをきちんと理解できれば、辞めなくても済むように働きやすい環境を整えてくれます。
退職について、上司に直接話すのが厳しい方は、書面での退職を実行してみましょう。
書面での意思表示は、上司にパワハラを受けており、直接話したくない方に向いています。
パワハラなどを受けていれば、誰であろうと恐怖心を抱くのは当然です。無理して直接伝えようとする必要はありません。
また、口頭で伝えるよりも書面で退職の意思を伝えたほうが、退職の意思表示をおこなった記録が証拠として残ります。
後になって、上司に「聞いていない」などと誤魔化されたり、話をうやむやにされたりする心配もなくなるでしょう。
直接渡したくないときは、いつ・誰が・どこに・なにを送ったのかが記録される、内容証明郵便で郵送するのも得策です。
上司によって、無理に引き止められている場合、退職代行サービスを使うのもおすすめです。
退職代行サービスは、自分の代わりにスタッフが退職の意思を伝えてくれます。
退職の手続きは、自身でおこなわなくてはいけませんが、会社への連絡や出社の必要はありません。
おすすめの退職代行サービスについては次項で紹介します。気になる方は、ぜひ目を通してみてください。
本項では、今の会社で働くのに恐怖心がある方へ向けて、おすすめの退職代行サービスを紹介します。
退職代行Jobsは、弁護士の監修がおこなわれており、2万6,000円で安全な代行を実施する退職代行サービスです。
スタッフ一人ひとりが、労働に関する法律に熟知しているため、会社からの脅しや嫌がらせにも徹底的に対応します。
また、簡単な審査はありますが、すぐに支払える手持ち金がない方のために現金後払いにも対応します。
相談内容に関わらず、一律の料金で対応するため、退職が一筋縄ではいかない方も気軽に相談してみてください。
公式サイト:https://jobs1.jp/
関連記事:退職代行Jobsの評判・口コミはどう?サービスの特徴や利用時の注意点まとめ
退職代行ガーディアンは、相談した日のうちに退職が実現できる、スピード退社が可能な退職代行サービスです。
「これ以上会社に行きたくない…」という方には、とくに相談をおすすめします。
相談に関しては全国に対応しており、また雇用形態や年齢に関係なく、費用は一律2万4,800円です。
たとえ、どれほど退職が長引いても、追加料金はかかりません。
退職代行ガーディアンは、今までの退職成功率100%の実績を誇っています。どのようなトラブルが起こっても、合法的な方法で代行業務をおこなっているので、ぜひ相談してみてください。
公式サイト:https://taisyokudaiko.jp/
関連記事:退職代行ガーディアンの評判は?特徴・費用・依頼時の流れを解説
退職代行OITOMAは、弁護士による監修がおこなわれており、正しい業務を遂行する退職代行サービスです。
2万4,000円の費用で、利用者を安全に退職へ導きます。
労働者には、退職の自由と職業選択の自由があります。現在、ブラック企業から抜け出せない方、退職を認めてもらえない方は本サービスへ相談してみてください。
退職代行OITOMAは、東京中央法務オフィスと提携しているため、退職以外の法的措置にも対応します。
ハラスメントに対する慰謝料請求や、告訴状の作成などを検討している方はぜひ頼ってみてください。
公式サイト:https://o-itoma.jp/
関連記事:退職代行OITOMA(オイトマ)の評判は?サービスの特徴や利用時の流れを解説
現在、会社に行くのが怖いと感じている方は、なぜ恐怖心があるのかを解明してみましょう。
原因が明確になれば、意外にも解決策が思いつくようになるものです。我慢して働き続けるのは、自身のためにもよくありません。
ただし、恐怖心の原因が人間関係にある場合は、退職を優先的に考えることを推奨します。
劣悪な人間関係は、自分だけの問題ではなく、自分一人の力で解決できるものではないためです。
自分の人生と健康を守るためにも、必ず現状を打破しましょう。
弁護士への相談で残業代請求などの解決が望めます
労働問題に関する専門知識を持つ弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。
・未払い残業代を請求したい
・パワハラ問題をなんとかしたい
・給料未払い問題を解決したい
など、労働問題でお困りの事を、【労働問題を得意とする弁護士】に相談することで、あなたの望む結果となる可能性が高まります。
お一人で悩まず、まずはご相談ください。あなたの相談に、必ず役立つことをお約束します。
【不当解雇・残業代請求/初期費用0円の完全成功報酬制】「突然解雇された」「PIPの対象となった」など解雇に関するお悩みや、残業代未払いのご相談は当事務所へ!不当解雇・残業代請求の実績多数。年間の残業代回収実績7.5億円!【全国対応|LINEお問い合わせ◎】
事務所詳細を見る【残業代を取り戻そう!】残業代請求・不当解雇は相談料0円◆成功報酬制◆残業代が取り戻せなかったら後払い費用は原則なし!※詳しい料金は詳細ページへ※外出不要で相談可能【電話・オンライン相談(予約制)】
事務所詳細を見る【残業代を取り戻そう!】残業代請求・不当解雇は相談料0円◆成功報酬制◆残業代が取り戻せなかったら後払い費用は原則なし!※詳しい料金は詳細ページへ※外出不要で相談可能【電話・オンライン相談(予約制)】
事務所詳細を見る【残業代請求/不当解雇】【顧問契約対応可】企業側案件の解決実績多数◆『連日・長時間残業代が支払われない』『退職した従業員から残業代請求を受けている』という方はご連絡を【平日夜間・休日・オンライン面談可】
事務所詳細を見る今の部署の仕事内容や人間関係で悩んでいる方も多いでしょう。そこでこの記事では、部署異動できないなら辞めた方がよい理由、異動に関する基礎知識を詳しく解説します。異...
育児と仕事の両立が難しいと感じて、育休中に退職する人も少なくありません。そこでこの記事では、育休中の退職は可能か、退職のタイミングや円満退職のコツなどを解説しま...
この記事では、人間関係で会社を辞める人の割合や辞める前にすべきことを徹底解説します。人間関係が悪くなる理由や原因も解説しているので、職場での人間関係で悩んでいる...
新卒入社したけれど仕事や人間関係で悩み、退職を検討している人もいるでしょう。そこでこの記事では、新卒で辞める割合やデメリットを解説します。辞めた方がよいケースも...
試用期間中に、さらに即日で会社を辞めるのは至難の業です。ただ、やり方を工夫すれば不可能ではありません。本記事では、試用期間中に即日で退職するのは可能なのか、また...
月曜に仕事へ行きたくないと感じる方はたくさんいるでしょう。憂うつな気持ちは、放っておかずに対策しなくてはいけません。本記事では、月曜日の憂うつな気持ちをどのよう...
「退職するなら何月がいいの?」退職を検討している方で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、円満退職できるおすすめの退職時期を解説します。ま...
職場の上司に嫌われたと思い不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、上司に嫌われても問題ない理由や対処法を詳しく解説します。上司との関係...
今の仕事が辛かったり人間関係で悩んでいたりする方に向けて、転職先が決まっていない状態で退職するリスクやデメリットを解説します。今すぐ退職したいけど退職後に不安を...
会社が怖いと感じている方は、必ずなにかしらの原因があるはずです。なにもせず、我慢して働き続けると厄介なリスクを生じるため、必ず改善するための対策に移りましょう。...
退職代行サービスに興味があるものの、具体的に何をしてもらえるのか理解できておらず、利用を踏みとどまっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、退職代行サー...
退職代行を入れて引き継ぎもなく退職したことで、損害賠償を求められるリスクはまったくないとはいえません。今回は、退職代行を使って退職しようとお考えの方に、退職時の...
退職代行を利用しても退職に失敗してしまうという事例があるようです。今回は、退職代行が失敗する5つのパターンと、失敗のリスクを極力抑えるための効果的な3つの方法を...
退職代行を弁護士に依頼する7つのメリットや気になる弁護士費用について解説!退職代行を弁護士に依頼するとなぜスムーズに退職できるのか、詳しくご紹介しますので、今後...
退職代行を業者に依頼するのは違法(弁護士法違反・非弁)かどうかを弁護士が監修!代わりに退職を代行してくれる話題のサービスですが、代行会社の業務は「違法(非弁)で...
退職後の給付金には多くの種類が存在します。現在、仕事を辞めて次が決まるまでのつなぎとして、手当を受給しようと考えている方は少なからずいるでしょう。ただ、給付金を...
精神的・肉体的に限界で、明日にでも会社を辞めたいと悩んでいる方はいませんか?会社を即日退職するとなると、法律上問題はないか、会社から損害賠償を請求されないかなど...
退職代行サービスを利用した方の意見も見ると、『即日退社できた』というコメントも多いですが、本当に即日退職はできるのでしょうか?今回は、退職代行の即日退職のカラク...
数ある退職代行のなかでも、SARABAというサービスが気になる人は多いのではないでしょうか。現場猫っぽいイラストを使ったサイトは少し怪しい雰囲気も…。この記事で...
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありませんが、在職時の行いや退職の仕方によっては損害賠償義務が認められる可能性もあります。そこで、退職代行によ...
近年では働き方が多様化しており、20代で転職を繰り返す人も少なくありません。そこでこの記事では、20代で退職する人の割合や辞める理由を詳しく解説します。20代で...
仕事を辞めると言いづらいのは、社会人であれば誰もが感じることでしょう。実際に、仕事を辞めさせてもらえない事例は少なからず耳にします。しかし、無難に仕事を辞める方...
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありませんが、在職時の行いや退職の仕方によっては損害賠償義務が認められる可能性もあります。そこで、退職代行によ...
失業保険を受け取りながら、副業に挑戦したいと考える方はいるでしょう。実際に、副業は社会復帰のためにも効果的で、自身の可能性を広げてくれる存在です。本記事では、手...
始末書は、会社で何らかの問題が発生した際に、事実や経緯、反省点をまとめて報告する文書です。 始末書を書く際には、正確な事実の記載と、深い反省が求められます。 ...
本記事では、仕事・会社がつらいと感じるケースやストレスで仕事を辞める前にできること、退職を検討すべきケースなどについて解説します。 ストレスを抱えている方は、...
派遣社員でも退職代行は使えるのかを徹底解説!派遣社員は派遣元との雇用契約期間が有期雇用である場合がほとんどなので、利用できるのかどうか判断に迷っている方も多いの...
退職を決意し、上司に相談した際、裏切りだと怒られた経験のある方は少なからず存在します。裏切りだと言われると、まるで自分が悪いことをしたような感覚にとらわれるでし...
本来、失業保険の受給期間は基本的に定められています。しかし、受給者のなかには、諸事情ができてしまい長期間働けなくなる人も出てくるでしょう。本記事では、失業保険の...
ネット上では退職代行に対してのネガティブな意見もあり、実際に使ってみた人の感想や体験談が気になる人もいるでしょう。そこで本記事では、実際に退職代行サービスを利用...
この記事では利用者の評判の紹介から、退職代行サービスを利用する時のメリットと注意点を解説していきます。
社会保険給付金には、いくつかのデメリットが存在します。現職を辞め、申請しようと考えている方は、まずは全てのデメリットを把握するのが重要です。ただ、同時にメリット...
可能です。企業に勤めており、雇用契約の中で働いている一般労働者から、自衛隊、警察等の期間で働いている方でも、弁護士の退職代行はご利用できます。
退職代行とは?ブラック企業から抜け出すための救世主サービス
退職代行業者と、弁護士による退職代行業務に大差はありません。いずれも、労働者の代わりに退職の意思を伝えるサービス概要において、両者に違いはないと言えます。ただ、退職代行業者が自社の持つ権限内で適切にサービスを運用しているとは限りません。退職代行業務の中には『弁護士資格』を持つ弁護士にしかできない業務も多分にございます。
その点、弁護士を通すことで上記違反(弁護士法違反・非弁行為)のリスクはありませんし、確実に適法範囲で対応できます。また、未払い残業代や不当解雇、万が一懲戒解雇等の扱いを受けたとしても、弁護士がおりますので、相談によって具体的な解決策の提示を受けられる可能性は高いと思います。
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありません。しかし、在職時の労働者の行いや退職の仕方によっては労働者側に損害賠償義務が認められる可能性もゼロではありません。退職にあたって、会社から損害賠償を請求されるのは、退職にあたって労働者側に何らかの義務(注意義務)違反があり、同違反により会社に具体的損害が生じている場合に限られます。
たとえば、労働者が退職に至るまでの間、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、退職にあたっても何ら必要な引継ぎ・連絡をせず代行業者を通じて本人が一切出てこないという場合、労働者の会社に対する義務違反を構成することはあり得ます。
代行業者、弁護士のどちらに依頼した場合でも「退職できなかった」というトラブル報告はほとんどみられません。会社も退職代行会社が連絡してくると、退職に応じてはいるようです。つまり、よほどのことがない限り、退職した従業員に対して損害賠償ということは考えられません。(従業員1名が退職したとしても、直ちに損害が生じることは考えにくいです。)ただし、これも絶対ではありません。
過去、入社1週間で退職し、退職の効果が発生するまでの期間も出勤しなかった従業員が勤務先から損害賠償を受け、70万円の支払命令が出た事案があります。(ケイズインターナショナル事件)そのため、どのような辞め方でも絶対に労働者側に責任が問われないというわけでもない、という点は注意すべきです。
とはいえ、通常は退職したことで直ちに会社に損害が生じることはありませんので、過度の心配は不要かと思います。
状況にもよるかと思いますが、引き継ぎをせずに退職することは多くの場合は可能と思われます。例えば、引継ぎをしないことが会社に対する義務違反とならないような場合や、引継ぎをしないことで会社に具体的な実害が生じないような場合は、引継ぎは必須ではないといえそうです。ただし、『労働者が退職前から、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、会社の出頭要請にも応じていない』『そのまま退職した結果、会社業務に具体的な支障が生じ、取引先を失うなどの実害が生じている』というケースであれば、労働者が退職代行を入れて引継ぎもなく退職したことについて、損害賠償を求められるリスクはまったくないとはいえないでしょう。
退職代行で引き継ぎ放棄しトラブルに?リスク回避が可能な方法と注意点