今の職場を辞めたいと考える薬剤師で、退職代行の存在が気になる方は、自分でもサービスを利用できるのか気になるでしょう。
退職代行は、一部の職業を除いて、ほとんどの仕事で利用できます。
本記事では、薬剤師が退職代行を利用できるのかに加え、サービスを利用するにあたっての有益な情報を解説していきます。
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退職代行サービスは、基本的に職業問わず利用可能です。もちろん薬剤師でも、問題なくサービスを経由して仕事を辞められます。
ちなみに、退職代行の利用に条件がつく仕事は、管理職などの役職に就いている人や公務員です。
上記の仕事は労働者とは見なされないため、民間が運営するサービスは使えません。
もし、労働者とみなされない人が退職代行を利用したいのであれば、弁護士による代行を依頼する必要があります。
薬剤師のなかでも、「管理薬剤師」に該当する方は、退職代行サービスは使えない可能性があります。利用する前に、あらかじめ代行業者へ質問してみてください。
今の仕事を辞めようと考えている薬剤師におすすめの退職代行サービスを3つ紹介します。利用する予定の方は、ぜひ参考にしてください。
退職代行Jobsは、顧問弁護士による適性指導が入っているため、全ての担当者が労働に関する法律を熟知しているサービスです。違法性なく、安全な方法で退職代行をおこないます。
労働組合とも連携しているため、交渉権も保有しており、会社への交渉が可能です。給与の支払いに関する交渉や、有給の消化交渉についてはぜひお任せください。
また、現金後払いや全額返金にも対応しています。
万が一、退職に失敗した場合や、無駄な出費が発生するのが心配な方にも安心して利用できるサービスです。
公式サイト：https://jobs1.jp/
関連記事：退職代行Jobsの評判・口コミはどう？サービスの特徴や利用時の注意点まとめ
退職代行ガーディアンは、東京都労働委員会により認証された、労働組合法人が運営をおこなっている退職代行サービスです。
交渉権も保有しているうえ、確実な方法で円満な退職を心がけているため、安心して代行を任せられます。
また、精神的に追い込まれているために会社に連絡する余裕がない方も、代わりに伝えてくれるので負担なく利用可能です。
退職代行ガーディアンは、20年を超える代行実績があるため、パワハラをおこなう悪質な上司にも徹底的に対応します。
自分で退職するのが難しい方は、ぜひ本サービスへ相談してみてください。
公式サイト：https://taisyokudaiko.jp/
関連記事：退職代行ガーディアンの評判は？特徴・費用・依頼時の流れを解説
退職代行OITOMAは、弁護士による監修のもと、正しく退職代行をおこなうサービスです。利用者を、可能な限り円満な退職に導くよう活動しています。
また、相談受け付けは24時間対応しており、さらに無制限でおこなっています。
仕事が忙しい方にとっては、すきま時間で相談できるため利用しやすいところもメリットです。
手数料4,000円を支払えば、料金を最長1ヵ月まで後払い可能なので、退職が上手くいく自信のない方はぜひ活用してください。
公式サイト：https://o-itoma.jp/
関連記事：退職代行OITOMA(オイトマ)の評判は？サービスの特徴や利用時の流れを解説
本項では、薬剤師はどんなときに退職代行を使いたくなるのかを解説します。
自分が退職代行を使おうか迷っており、理にかなっている事情かどうかが気になる方は、以下の内容を参考にしましょう。
薬剤師が退職代行を使いたくなる理由として、人手が足りていない薬局を一人で任されたときが挙げられます。
人手不足で仕事が回らず、多大な業務に追われた状況に陥ってしまうためです。
とくに患者が多くなると、長時間待たせることになるうえ、ミスも増えて大変な事態になりかねません。
人手が足りない職場を任されてしまい、ストレスが溜まっている方は、早めに退職を検討しましょう。
人手不足にもつながりますが、長時間労働で十分な休憩も取れず、さらに1日の勤務時間が多い場合も要因のひとつです。
1日の仕事時間が多くなり、休憩を取る暇も取れないとなると、集中力や体力がもたなくなってしまいます。
仕事が忙しくなることと同様、集中力や体力がなくなると、ミスが多くなってしまうため危険です。
薬剤師は、医師に処方された薬を正確に患者へ提供しなくてはいけません。
もしミスが生じれば、患者の生活を大きく左右するおそれがあります。
薬は、飲み合わせも重要です。提供ミスで、飲み合わせの悪い薬を間違えて渡してしまえば、疾患を悪化させる可能性もあります。
長時間労働で疲弊している薬剤師は、大きなミスが生じる前に、退職代行サービスへ相談しましょう。
職場の人間関係に困っているのも、薬剤師が退職代行を利用したくなる原因のひとつです。
薬剤師は、薬局の最高責任者である薬局長や先輩・同僚などと合わない場合、ストレスが溜まるリスクがあります。
薬局は比較的狭い職場なため、苦手な方がいても距離を保つのは困難です。
また、責任者の管理が行き届いていない職場も、環境悪化を招くため人間関係を悩ませてしまいます。
薬局長の管理がなっておらず、なかなか人手不足が解消されない職場は、職員のストレスも多くなるため注意が必要です。
人間関係がうまくいっていない職場は、迷わず退職代行に相談しましょう。
薬剤師が退職代行に相談したくなる要因には、職場でパワハラが横行しているケースも関係します。
パワハラは、どんな仕事にも起こり得るものです。薬剤師も例外ではありません。
とくに医療業界は、何度も緊迫する状況に陥るため、イライラしてしまうケースはたくさんあります。
また、薬局は狭い空間であり、さらに責任ある仕事です。パワハラをおこなう上司がそばにいると、過剰なストレスが溜まりやすくなるでしょう。
現在、職場に対してストレスが溜まっている方は、できるだけ早めに退職代行に相談してください。
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本項では、退職代行を利用するメリットについて解説します。
退職代行を使うメリットとして、上司や同僚などに会うことなく辞められるところが挙げられます。
退職代行に相談すると、退職の意向を自分で伝える必要がなく、必然的に仕事関係の人と会う機会がなくなるためです。
代わりに、担当のスタッフが全て話してくれるうえ、なにか伝言があれば担当者を通して伝えられます。
仕事関係の人と会いたくない方は、ぜひ退職代行サービスに相談しましょう。
退職代行サービスのメリットとして、相談すれば即日で退職できるところも挙げられます。
早く辞めたい方は、前日の夜に相談し、翌日の朝に辞めることも可能です。
本来、退職する際は最低限、契約が切れるまでの期間は出勤が求められるでしょう。
しかし、就業規則に定められているのは、あくまでも契約が解除されるまでの期間です。必ず出勤しなくてはならないわけではありません。
退職代行へ「すぐに辞めたい」と相談すれば、即日に退職できるため早々に職場から離れられます。
今すぐに仕事を辞めたい方には大きなメリットです。
あわせて読みたい⇒退職代行は即日退職できる？退職代行がおこなう即日退職の仕組みと注意点
退職が完了した後、なかには職場から陰湿な嫌がらせを受けるケースがあるかもしれません。
退職代行サービスへ相談すれば、退職後に発生する嫌がらせなどのトラブルに対しても、徹底的に対応してくれます。
高圧的な連絡や損害賠償請求、懲戒解雇処分にするといった脅しなど、あらゆるトラブルを招く職場もあるでしょう。
しかし、退職代行サービスは、上記のような脅迫についても対応可能です。
退職後のトラブルが気になる方は、ぜひ退職代行サービスを利用する際に、担当者へ相談してみてください。
あわせて読みたい⇒退職代行のトラブル事例10選｜トラブルを避けて確実にやめるためのコツも解説
退職代行サービスを使うメリットには、退職手続きを最小限に抑えられるところも挙げられます。
仕事を辞める方は、退職届の提出や備品の返却、必要書類の受け取りなどの手続きをしなくてはいけません。
しかし、退職代行を経由すれば、上記の手続きは全て郵送でおこなえます。
郵送で完結するため、職場に行く必要もなくなるうえ、上司に会う必要もないのです。
退職手続きの手間を省きたい方は、ぜひ退職代行サービスを利用してみてください。
退職代行サービスの選び方には、いくつかのコツが存在します。本項では、薬剤師におすすめの退職代行の選び方を解説します。
退職代行サービスを選ぶ際は、24時間相談を受け付けている所に注目しましょう。
薬剤師は忙しく、日中は仕事で時間が取れない人も多いはずです。
早朝や夜など、空いた時間で利用できる所を選んだほうが、連絡がつきやすいうえにすぐに代行を任せられます。
とくに、仕事が忙しく休日も少ない方は、24時間365日対応しているサービスを選んだほうが得策です。
退職代行サービスを利用すると決めた方は、交渉権を保有しているサービスかどうかも同時に調べてみましょう。
交渉権を保有していれば、自身の代わりに退職代行をおこなった際、断られても相手が承諾するまで実行できます。
また、担当のスタッフが自身の代わりに、有給の消化や給与の支払い交渉までおこなえるようになります。
退職代行サービスが、交渉権を保有しているかどうかを見極めるには、労働組合法人と提携しているかを確かめる方法が有効です。
また、弁護士が運営しているサービスも交渉権を保有しています。ただし、少々費用が高くなるところは注意が必要です。
退職代行を利用する際は、民間業者が運営している所はできるだけ控え、労働組合や弁護士が関わっているかを確かめてください。
退職代行サービスは、アフターフォローまでおこなってくれる所がおすすめです。
利用者には、退職が完了した後もやるべきことや不安要素がたくさんあります。
退職後に起こりうるトラブルや転職活動、社宅で暮らしていた場合は引っ越しの手配など、多くの不安要素があるでしょう。
アフターフォローが充実している退職代行は、上記についての対応などもしっかりとサポートしてくれます。
退職以外に困りごとが発生しそうな方は、退職代行サービスのアフターフォローにも注目してみてください。
本項では、退職代行サービスを利用する際の注意点について解説します。
退職代行サービスに相談するときは、必ずサービスの運営元を確認しましょう。
民間業者が代行をおこなうのか、もしくは労働組合が運営しているかなどは最低限チェックが必要です。
また、費用が高くなる傾向にはありますが、弁護士が運営している所でもよいでしょう。
労働組合や弁護士が運営しているサービスは、交渉権を保持しているうえ、法律を熟知しているため違法な代行はおこないません。
問題なく退職を完了させたい方は、運営元には十分に注目しましょう。
退職代行を選ぶ際は、利用するサービスの費用相場をチェックしましょう。運営元によっても、費用の相場は大きく変わっていきます。
サポートが手厚いぶん、料金が高くなる傾向がありますが、安全に確実な退職代行が約束されるのです。
以下に、民間・労働組合・弁護士それぞれが運営しているサービスの費用相場を示します。
| 運営元 | 費用の相場 |
|---|---|
| 民間業者 | 1万円～5万円 |
| 労働組合 | 25,000円～3万円 |
| 弁護士 | 5万円～10万円 |
上記の費用相場に関しては、以下の記事にて解説しています。詳しく知りたい方は、ぜひ目を通してみてください。
関連記事：退職代行サービスの依頼金額はいくら？料金相場や費用による違いを解説
退職代行を使って、今の職場から離れようと考えている薬剤師の方は、仕事を辞める前に転職先の目星を付けておきましょう。
薬剤師は国家資格なため、仕事を辞めても免許が剥奪されない限り、資格を失うことはありません。
資格がなくならない限り、仕事もなくならないはずなので、ほかの仕事と比べると転職先も見つけやすいでしょう。
あらかじめ転職先を見つけておくと、退職後に再就職先を探す手間が省けるため、スムーズに次の仕事に就けるようになります。
できるだけ早めに次を見つけたい方は、現職を辞める前に転職先の目星を付けておくのが得策です。
現在の職場について、辞めようか悩んでいる方は、退職代行サービスに相談してみましょう。
退職代行は、薬剤師でも問題なく利用できます。また、即日退職が可能なうえ、手続きは全て郵送で完了するため少ない手間で仕事を辞められます。
気になる方は、「薬剤師におすすめの退職代行サービス3選」で紹介しているサービスを参考にしてみてください。
また、退職代行を利用する際は、サービスの質や運営元に注目しましょう。
退職代行や運営元によって、質の良し悪しや可能なサポートなどが大きく異なります。
大きな問題が起きることなく、安全に退職するためには、利用する退職代行サービスの選び方も大切です。
弁護士への相談で残業代請求などの解決が望めます
労働問題に関する専門知識を持つ弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。
・未払い残業代を請求したい
・パワハラ問題をなんとかしたい
・給料未払い問題を解決したい
など、労働問題でお困りの事を、【労働問題を得意とする弁護士】に相談することで、あなたの望む結果となる可能性が高まります。
お一人で悩まず、まずはご相談ください。あなたの相談に、必ず役立つことをお約束します。
パワハラ・セクハラ・未払い残業代・過重労働・リストラなどの労働トラブルが起こった際に、専門家に相談したくても費用がネックになり、相談が出来ず泣き寝入りしてしまう方が多くいらっしゃいます。
そんな方々を、いざという時に守るための保険が弁護士費用保険です。
労働トラブルに限らず、交通事故や離婚トラブル、子供のいじめなど様々な法律トラブルでも利用可能です。
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退職代行業者と、弁護士による退職代行業務に大差はありません。いずれも、労働者の代わりに退職の意思を伝えるサービス概要において、両者に違いはないと言えます。ただ、退職代行業者が自社の持つ権限内で適切にサービスを運用しているとは限りません。退職代行業務の中には『弁護士資格』を持つ弁護士にしかできない業務も多分にございます。
その点、弁護士を通すことで上記違反(弁護士法違反・非弁行為)のリスクはありませんし、確実に適法範囲で対応できます。また、未払い残業代や不当解雇、万が一懲戒解雇等の扱いを受けたとしても、弁護士がおりますので、相談によって具体的な解決策の提示を受けられる可能性は高いと思います。
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありません。しかし、在職時の労働者の行いや退職の仕方によっては労働者側に損害賠償義務が認められる可能性もゼロではありません。退職にあたって、会社から損害賠償を請求されるのは、退職にあたって労働者側に何らかの義務（注意義務）違反があり、同違反により会社に具体的損害が生じている場合に限られます。
たとえば、労働者が退職に至るまでの間、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、退職にあたっても何ら必要な引継ぎ・連絡をせず代行業者を通じて本人が一切出てこないという場合、労働者の会社に対する義務違反を構成することはあり得ます。
代行業者、弁護士のどちらに依頼した場合でも「退職できなかった」というトラブル報告はほとんどみられません。会社も退職代行会社が連絡してくると、退職に応じてはいるようです。つまり、よほどのことがない限り、退職した従業員に対して損害賠償ということは考えられません。（従業員1名が退職したとしても、直ちに損害が生じることは考えにくいです。）ただし、これも絶対ではありません。
過去、入社1週間で退職し、退職の効果が発生するまでの期間も出勤しなかった従業員が勤務先から損害賠償を受け、70万円の支払命令が出た事案があります。（ケイズインターナショナル事件）そのため、どのような辞め方でも絶対に労働者側に責任が問われないというわけでもない、という点は注意すべきです。
とはいえ、通常は退職したことで直ちに会社に損害が生じることはありませんので、過度の心配は不要かと思います。
状況にもよるかと思いますが、引き継ぎをせずに退職することは多くの場合は可能と思われます。例えば、引継ぎをしないことが会社に対する義務違反とならないような場合や、引継ぎをしないことで会社に具体的な実害が生じないような場合は、引継ぎは必須ではないといえそうです。ただし、『労働者が退職前から、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、会社の出頭要請にも応じていない』『そのまま退職した結果、会社業務に具体的な支障が生じ、取引先を失うなどの実害が生じている』というケースであれば、労働者が退職代行を入れて引継ぎもなく退職したことについて、損害賠償を求められるリスクはまったくないとはいえないでしょう。
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