シフトが残っていてもバイトはすぐに辞められる！気まずくならないコツも解説

「シフトが残っているけど今すぐ辞めたい」
「シフトの途中に辞めても問題ないの？」

現在アルバイトをしている方で、このような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。特に、アルバイトが初めての方や辞めた経験がない方は、辞めるタイミングや伝え方で不安を抱く人も少なくありません。

そこでこの記事では、シフトの途中に辞めても問題ないか、辞めるための条件などを詳しく解説します。この記事を読めば、円満に辞める方法や気まずくならないコツなどがすべてわかります。

「シフト途中だけど辞めたい」とお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

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シフトが残っている状況でもバイトは辞められる！

結論、シフトが残っている状況でもバイトは辞められます。

しかし、契約状況によって辞められるまでの期間や条件などが異なります。ここでは、契約期間の定めがあるケースと定めがないケースに分けて解説します。

自分の状況に合った契約形態を参考にしてみましょう。

契約期間の定めがあるケース

契約期間の定めがあるケースとは主に、アルバイトやパート、契約社員などを指します。このケースの場合、原則として契約期間まで働くのがルールです。

しかし、法律上では「契約期間内でも、やむを得ない事由があればすぐに辞められる」と定められています。

（やむを得ない事由による雇用の解除）
第六百二十八条　当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

引用元：e-GOV 法令検索

このように、契約期間中でも理由によってはすぐに辞められるため、状況次第ではシフトが残っている場合でもバイトを辞められます。

契約期間の定めがないケース

契約期間の定めがないケースとは、主に正社員を指します。このケースの場合は退職の意志を伝えてから2週間が経過すれば退職できると法律で定められています。

（期間の定めのない雇用の解約の申入れ）
第六百二十七条　当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用元：e-GOV 法令検索

つまり、退職届を提出すれば2週間後に一方的に辞められます。また、当事者同士が合意すれば2週間以内で退職できるため、状況次第では即日退職も可能です。

このように、契約期間があるかどうかによって退職するための条件や期間が異なるため、自分の契約状況に合った対応が必要です。

シフトが残っている状況でもバイトをすぐに辞められるケース

アルバイトは契約期間の定めがあるケースであり、契約期間中に辞めるには「やむを得ない事由」が必要だとお伝えしました。

ここでは、「やむを得ない事由」に該当するケースを5つご紹介します。以下の事由に該当すればシフトが残っていても辞められる可能性が高いので確認しておきましょう。

• 精神的に辛くてこれ以上働けない
• 怪我や病気になった
• パワハラやセクハラされた
• 学業の関係で続けられなくなった
• 引っ越しにともない働けなくなった

精神的に辛くてこれ以上働けない

精神的に辛くてこれ以上働けない場合はすぐに辞められる可能性が高いです。

仕事内容や人間関係で悩み、精神的に辛くなってしまうことはだれにも起こり得ます。正しく対応しないとストレスが蓄積され、さらに症状が悪化する恐れもあるでしょう。

このケースの場合は正常な精神状態で働けないため、シフトが残っている状況でも退職を認めてくれる可能性が高いです。

辞める旨を伝える際は、医師の診察結果や状況を正しく説明して納得してもらうことを意識しましょう。

怪我や病気になった

怪我や病気になった場合も、すぐに辞められる可能性が高いです。

これらの状況になった場合は会社側も無理に出勤させられないため、医師の診断書を提出すれば円滑に退職を進めてくれます。

この際、病気や怪我について具体的に状況を説明すればよりスムーズに辞められるため、怪我や病気の状況を事前に整理しておきましょう。

パワハラやセクハラされた

パワハラやセクハラは、労働者の人権を侵害する重大な問題です。これらを受けた場合は通常の退職手続きを待つ必要はなく、即時退職が可能です。

しかし、「自分で退職を言うのが億劫」「上司が怖くて無理」と感じる場合もあるでしょう。

そんなときは、労働基準監督署や労働相談所などを利用すれば、無料で相談に対応してくれます。パワハラやセクハラの状況を具体的に説明して適切な対応をしてもらいましょう。

学業の関係で続けられなくなった

学業の関係で続けられなくなった場合もすぐに辞められます。

学生であれば、授業や試験のスケジュールが急に変わる場合があります。スケジュールが変われば試験勉強の時期や期間も変更になることが想定されるため、シフトどおりに稼働できない可能性があります。

学業はアルバイトよりも優先すべきものであり、雇用者側も学業の優先を理解しているケースが多いです。

もし、当初の予定が変更になったり新たな学業を始めようとしたりする場合は、早めに事情を説明して納得してもらいましょう。

引っ越しにともない働けなくなった

引っ越しにともない働けなくなるのも「やむを得ない事由」のひとつです。

特に遠方へ引っ越す場合は通勤が困難になるため、雇用主も無理に続けさせません。法律上も、辞めることは労働者の自由として認められているため、正当な理由があれば契約期間中でも辞められます。

ただし、引っ越しは事前に予定しているケースが多いため、できるだけ早めに引っ越しの旨を伝えましょう。また、スケジュールや引っ越し日などを具体的に説明しておくと、トラブルなく円満に退職できます。

無断でバイトを辞めるリスク

ここまで、シフトが残っている状況でも辞められる条件や理由について解説しましたが、なかには「無断で辞めればいい」「バックレたらいい」と思っている方も少なくありません。

しかし、無断でバイトを辞めるのはリスクの大きい行為です。

無断退職は金銭的・法的なトラブルに発展する可能性があり、後々の生活や人間関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。

具体的には以下のようなトラブルに発展する可能性があります。

• 損害賠償請求される
• 給与が支払われない
• 信頼関係が崩壊する

無断退職により会社に多大な被害を与えた場合、会社側から損害賠償を請求される可能性があります。

アルバイトであればそこまで大きな被害を与えるケースは少ないですが、状況によっては請求されるかもしれません。

また、無断で辞めると未払いの給料がスムーズに支払われないケースがあるだけでなく、規則に基づいて減給される場合もあります。

さらに、仕事先との信頼関係も崩壊し、将来的に同じ業界で働けなくなる恐れもあります。状況によっては親や家族に連絡が行くケースもあり、プライベートにも影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

このように、無断でバイトを辞めるのはリスクの大きい行為です。どうしても直接言えない場合は電話やメールでもよいです。無断退職にメリットはなく、大きなリスクがともなうので絶対にやめましょう。

関連記事：退職代行とバックレはどっちがいい？リスクやデメリット、どちらがおすすめか解説

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シフトが残っている状況でバイトを辞める際に気まずくならないコツ

シフトが残っていても辞められる条件などを解説しましたが、シフト途中に辞めて気まずくなるのが嫌だと感じる方も多いでしょう。そんな方は以下のコツを意識してみてください。

• やむを得ない理由を考えておく
• 責任をもって業務をこなす
• 代わりにシフトに入ってくれる人を探す
• 有給休暇を使う
• 退職代行を利用する

やむを得ない理由を考えておく

円満に辞めたいのであれば、やむを得ない退職理由を考えましょう。「体調不良や病気」「学業に専念したい」などの理由であれば、職場の人たちも納得してくれます。

一方で「仕事が合わないから」「仕事がつまらないから」などネガティブな理由だと、実際にその職場で働いている人からすれば良い気分にはなりません。

退職するまで気まずくなりたくない場合は、辞める理由をしっかりと考えておきましょう。

責任をもって業務をこなす

シフト途中に辞める場合でも、責任をもって業務に取り組みましょう。

「どうせ辞めるから適当でいいや」といった気持ちで取り組めば当然ほかの人から反感を買い、辞める日まで気まずい関係になります。

残りの日数が少なかったとしても、与えられた業務に責任をもって最後まで取り組むことが円満に辞めるコツです。

代わりにシフトに入ってくれる人を探す

「そもそも職場に行くこと自体が気まずい」と感じている方は、代わりにシフトに入ってくれる人を探しましょう。

シフトを代わってくれれば辞める日までバイトに行く必要がないため、気まずい思いをしなくて済みます。

ただし、無理に依頼すると関係が悪化する恐れがあるので、相手のスケジュールや都合を考慮したうえでお願いしましょう。

有給休暇を使う

有給休暇を使うのも有効な手段です。

有給休暇を取得すれば、辞める日までバイトに行かずに済みます。さらに、休んでいる間も給料が発生するので収入面においてもメリットが大きいです。

有給休暇が残っている場合は積極的に消化しましょう。

ただし、有給休暇を取得する際は代わりにシフトに入ってくれる人を探さなければならないケースがあります。

勝手に取得すると職場の人に迷惑がかかる場合があるため、代わりの人を見つけたうえで取得しましょう。

退職代行を利用する

「退職の意志を伝えるのが億劫」と感じている方は、退職代行を利用するのも一つの方法です。

退職代行は、担当者が自分の代わりに退職の手続きを進めてくれるサービスです。アルバイトだけでなく正社員の退職代行もおこなっており、近年利用する人が増えています。

特にアルバイトの場合は退職届の提出が不要なため、正社員よりも手軽に退職できます。

サービスによっては即日退職も可能なので、「辞める意志を伝えられない」と悩んでいる方は利用してみましょう。

次に、おすすめの退職代行サービスをご紹介しているので、料金やサービス内容を比較して自分に合ったサービスを利用してみてください。

• 退職代行ガーディアン
• 退職代行Jobs
• 退職代行トリケシ

関連記事：退職代行はアルバイト・パートでも利用できる｜費用相場や注意点を解説

退職代行ガーディアン

• 労働組合が運営
• 今日から出社しなくてOK
• LINEで無料相談可能

退職代行ガーディアンは、労働組合が運営している退職代行サービスです。

企業が運営している一般的な退職代行にはない「団体交渉権」を持っているため、未消化の有給休暇や未払いの残業代について会社に請求してくれます。

また、依頼した日から出社する必要がないため、「今すぐ辞めたい」と思っている方には特におすすめです。

LINEでの無料相談も受け付けているので、サービス内容を聞きたいときや相談したいときにもピッタリです。

どの退職代行サービスを利用するか悩んでいる方は一度相談してみましょう。

公式サイト：https://taisyokudaiko.jp/

関連記事：退職代行ガーディアンの評判は？特徴・費用・依頼時の流れを解説

退職代行Jobs

• 弁護士監修だから安心
• 即日退職可能
• 期間無制限サポート

退職代行Jobsは、弁護士監修のもと退職手続きしてくれる代行サービスです。

弁護士が監修しているため、法律に関係するトラブルに発展しても適切に対応してくれます。

一般的な退職代行サービスよりも信頼できるため、「退職代行って大丈夫なの？」と不安に思っている方でも安心して利用できます。

また、24時間対応しており、依頼後は即日退職も可能です。さらに期間無制限のサポートも受けられるので、実際に辞めるまでいつでも相談できます。

信頼性とサービスの充実度を兼ね備えた「退職代行Jobs」に今すぐ相談してみましょう。

公式サイト：https://jobs1.jp/

関連記事：退職代行Jobsの評判・口コミはどう？サービスの特徴や利用時の注意点まとめ

退職代行トリケシ

• 即日退職可能
• 出社不要
• 24時間どこでも対応可能

退職代行トリケシは、スピーディーな退職を実現できる人気の退職代行サービスです。

依頼した日に退職できるのが最大の魅力で、早ければその日の朝に退職手続きをしてくれます。また、依頼者は基本的に出社する必要がないため、「今日にでも辞めたい」「もうバイトに行きたくない」と思っている方には特におすすめです。

24時間相談でき、全国どこでも対応してくれます。後払いもできるので、金銭的に余裕がない方でも安心して利用できます。手軽かつスピーディーにバイトを辞めたい方は一度相談してみましょう。

公式サイト：https://torikeshi.jp/

関連記事：退職代行TORIKESHIの口コミ・評判は？利用の流れや料金、特徴を解説

シフトが残ってるのにバイトを辞めることに関するよくある質問

シフトの途中に辞めることに関するよくある質問をご紹介します。バイトを辞めようと思っている方は参考にしてみましょう。

• シフトの途中で辞めた場合でも働いた分の給料はもらえる？
• 即日でやめるときの伝え方の例文は？
• 電話やLINEで辞める意志を伝えてもいいの？

シフトの途中で辞めた場合でも働いた分の給料はもらえる？

シフトの途中で辞めても働いた分の給料はもらえます。

これは「労働基準法第24条」に基づいており、働いた時間分の賃金は、たとえその後に退職しても支払う義務があります。

（賃金の支払）
第二十四条
賃金は、毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。

引用元：e-GOV法令検索

このような理由から、シフトの途中で辞めたとしても、その間に働いた分の給料は受け取れます。

即日でやめるときの伝え方の例文は？

即日でやめる際は、以下の例文を活用してみましょう。

【メールや口頭で伝える場合】

「お忙しいところ恐れ入りますが、体調不良が続いており、業務に支障をきたしてしまう可能性があるため、本日限りで退職させていただきたく存じます。 突然のお願いとなり申し訳ありませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」

 

【書面で伝える場合】

「突然のご連絡となり申し訳ありません。 個人的な事情により、急遽本日をもって退職を希望しております。 ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますと幸いです。」

即日で辞めると会社側に迷惑をかける場合があるため、誠意を持って伝えることが大切です。

また、急な退職の場合でも早めに連絡し、今までお世話になった感謝の気持ちを見せるのを忘れないようにしましょう。

電話やLINEで辞める意志を伝えてもいいの？

電話やLINEでも問題ありません。

ただし、直接口頭で伝えるよりも「誠意に欠いている」と相手に思われる可能性が高いため、できれば直接伝えた方がよいです。

特にLINEは文面でしか伝えられないため、自分の感情や感謝の気持ちを相手に伝えにくいデメリットもあります。円満に辞めたいのであれば口頭で伝えましょう。

まとめ

シフトが残っている状況でバイトを辞められるかどうかについて解説しました。

基本的に、シフトが残っていてもバイトは辞められます。ただし、やむを得ない事由が必要であり、一方的に辞めることはルール上認められていません。

やむを得ない事由とは、「病気や怪我」「学業のため」などであり、「仕事が合わない」「仕事がつまらない」などの理由では認めてくれないケースがあります。バイトを辞める際は、辞める理由をしっかり考えておきましょう。

また、シフトの途中に辞める場合は代わりの人にシフトに入ってもらう必要があり、状況によってはすぐに辞められないケースもあります。

さらに、辞める日まで気まずい関係になることもあるため、シフト途中に辞めるかどうかはよく検討した方がよいです。

「シフトが残っているけど今すぐにでも辞めたい」とお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にして辞めるかどうか判断してみましょう。

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