「転職先が決まってないのに退職しても大丈夫かな？」
「転職先を早く見つけるにはどうすればいいの？」
転職を検討している方でこのような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
転職先が決まっていない状態で退職する人は実際に多いですが、そのデメリットやリスクを理解していない人も少なくありません。
そこでこの記事では、転職先が決まっていない状態で退職する人の割合やデメリットを解説します。
退職するかどうか悩んでいる方は最後までご覧ください。
あわせて読みたい⇒仕事を辞めたい方へ｜辞めたい理由別の対処法と後悔しない退職/転職の手順
転職先が決まっていない状態で退職する人が実際にどれくらいいるのかご紹介します。
以下は、株式会社リクルートが公表している「転職先が決まっていないまま退職した人の割合」をまとめた表です。
| 年代 | 転職先が未確定での退職の割合 |
|---|---|
| 20代 | 45.1% |
| 30代 | 40.4% |
| 40代 | 46.1% |
| 50代 | 45.3% |
| 全体 | 44.1% |
退職者の40～45%が転職先が決まっていない状態で退職しているのがわかります。
ちなみに、転職先が決まっている状態で退職した人の割合は以下のとおりです。
| 年代 | 転職先が確定での退職の割合 |
|---|---|
| 20代 | 37.2% |
| 30代 | 41.7% |
| 40代 | 37.8% |
| 50代 | 37.1% |
| 全体 | 38.2% |
37〜41%と、転職先が決まっていない状態で退職した人の割合よりも少ないのがわかります。
このように、転職先が決まっていない状態での退職はよくあるケースであり、決して珍しくありません。
転職先が決まっていない状態での退職を検討している方は、一つの指標として参考にしましょう。
転職先が決まっていない状態で退職するメリットは以下の3点です。
それぞれを詳しく解説します。
転職状況に関係なく今すぐ辞められるのが大きなメリットです。
転職先を決めてから退職する場合、転職状況によっては辞められない状況が長引くケースがあります。
その点、転職先を決めずに退職する場合、転職活動に関係なく今すぐ辞められます。
仕事や人間関係のストレス、過度な残業時間などで悩んでいる方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
転職活動に専念できるのも大きなメリットです。
在職中は仕事と転職活動を両立させるのが難しく、面接の日程調整や準備に制約が生じるのがデメリットです。
その点、退職後であれば時間に余裕が生まれ、自己分析や企業研究を深められます。
その結果、自分に適した企業を見極めやすくなり、転職活動を効率的に進められるでしょう。
将来をじっくり考える時間を確保できるのもメリットの一つです。
在職中は日々の業務に追われ、自分のキャリアや将来設計を深く考える余裕が持てないことが多いでしょう。
その点、退職後は時間的な制約がなくなるため、自分の適性や興味、今後のキャリアパスを冷静に見つめ直せます。
この期間に自己分析や情報収集をおこなうことで、次の職場選びにおいてより自分に適した選択が可能となり、結果的に満足度の高い転職を実現できるでしょう。
転職先が決まっていない状態で退職するデメリットは以下の4点です。
それぞれを詳しく解説します。
収入が途絶えることは転職先が決まっていない状態で退職する最大のデメリットです。
退職後すぐに勤務を開始しないため、一時的に収入が途絶え貯蓄を切り崩しての生活になります。
また、すぐに転職できるとは限らないため、状況によっては長期間収入が途絶える恐れもあります。
その結果として生活に不安を抱え、焦って転職活動を進めてしまい、希望しない仕事先を選んでしまうケースがあります。
転職先を決めずに退職しようとしている方は、退職後も安定して生活できるかどうか確認しましょう。
自分の経歴に空白期間が残ることも大きなデメリットです。
空白期間は転職活動に悪影響を及ぼす可能性が高く、面接官に「この期間は何をしていたのか」と聞かれる場合があります。
この際に相手が納得する回答ができないとマイナスイメージを与えることになります。
特に空白期間が長いほど面接官に不信感を抱かれる傾向があるため、できるだけ空白期間は短くした方がよいでしょう。
転職先が決まらないまま退職すると、焦りから転職活動に失敗するリスクが高まります。
例えば、収入が途絶える不安から、条件を妥協して自分に合わない企業を選んでしまうケースなどです。
転職活動に失敗した場合、再び退職を検討する事態に陥ることもあるため、余裕を持って転職活動を進めましょう。
国民年金や国民健康保険への切り替えが必要になることもデメリットです。
退職すると厚生年金や社会保険から外れるため、国民年金や国民健康保険への切り替えが必要です。
しかし、切り替え手続きは自分でおこなわなければならず、手間や時間がかかります。また、手続きが遅れると保険料の未納や医療費の全額負担などのリスクが生じます。
転職先を決めずに退職する場合、これらの手続きがかかることを事前に理解しておきましょう。
転職先が決まっていない状態でのおすすめの退職理由を年代別でご紹介します。
円満退職するためにも、退職理由でお悩みの方は参考にしてみましょう。
20代のおすすめの退職理由をご紹介します。
目的に応じた例文を参考にしてみてください。
キャリアチェンジへの挑戦
「これまでの経験を活かし、新たな分野で自分の可能性を広げたいと考え、退職を決意しました。」
スキルアップのための学習期間
「専門知識を深めるため、学習に専念する時間を確保したいと考え、退職を決めました。」
自己成長のための海外経験
「視野を広げるため、海外での生活や学習を計画しており、その準備のため退職を選びました。」
新たな環境での挑戦
「異なる業界での経験を積むことで自分の成長につなげたいと考え、退職を決意しました。」
ワークライフバランスの見直し
「健康面を考慮し、働き方を見直すために一度退職し、新たな働き方を模索することにしました。」
20代は、30代や40代と比べて挑戦できる環境が整っているため、積極的で前向きな退職理由が適切です。
「新しい業界に挑戦したい」「別の業界を見てみたい」などの理由を考えておきましょう。
30代の退職理由の例文をご紹介します。
キャリアアップを目指して
「これまで培ったスキルをさらに発展させ、新たな分野で挑戦したいと考えています。」
新たな環境での成長
「異なる業界での経験を積むことで自身の視野を広げ、成長につなげたいと考えています。」
専門性の追求
「特定の分野に特化した知識を深め、専門家としての道を歩みたいと考えています。」
ワークライフバランスの改善
「家族との時間を大切にしながら、より効率的に働ける環境を求めています。」
新たな価値観の発見
「多様な価値観に触れることで自身の可能性を広げ、新たな挑戦をしたいと考えています。」
30代は、キャリアの転換期とも言われるため、自身の成長や新たな挑戦を理由に挙げるのが適切です。
また、具体的な計画やキャリアプランを立てることでより説得力のある退職理由となります。
40代の退職理由の例文をご紹介します。
キャリアの再構築
「これまで培ったスキルを活かし、新たな分野で挑戦したいと考えています。」
自己成長の追求
「現職では達成感を得られなくなり、新たな環境で自己成長を図りたいと感じています。」
ライフワークバランスの改善
「族との時間を大切にするため、柔軟な働き方が可能な職場を探したいと考えています。」
健康面の配慮
「長時間労働が続き、健康維持のために働き方を見直す必要があると判断しました。」
新たな価値提供の場を求めて
「これまでの経験を活かし、社会に新たな価値を提供できる場を探したいと考えています。」
40代は、キャリアが構築されている時期ですが、さらなる成長を目指して転職する人も少なくありません。
また、家庭を築いている人も多く、家庭の事情をにより退職するケースもあります。
さらに、40代ならではの健康面を考慮したうえで退職を余儀なくされる場合もあるでしょう。
スムーズに退職するためにも、40代ならではの退職理由を考えることが大切です。
転職先が決まっていない退職において、転職先を早く見つけるには以下のコツが必要です。
それぞれを詳しく解説します。
転職先を早く見つけるためにも、自己分析をおこなうのが重要です。
自分の強みや弱み、興味や価値観を整理することで、自分がどのような仕事に向いているかが明確になります。
次に、自分の特徴に合致する業界や職種をリサーチします。
例えば、コミュニケーション能力が高い方は営業職、分析力に優れている方はデータ関連の職種が適している可能性が高いです。
このように、自己分析をすることで自分に適した業界を把握できるため、スムーズな転職を実現できます。
転職活動の際は、複数の求人サイトを活用しましょう。
各求人サイトは独自の非公開求人を持っており、複数のサイトを利用することで、より多くの求人情報をチェックできます。
ただし、複数のサイトを利用する際は、応募管理やスケジュール調整に注意が必要です。
特に、多くの求人サイトを併用している場合、同じ求人に応募してしまうケースがあります。応募状況をしっかり把握して、重複しないように気を付けましょう。
また、応募先や面接の日程が重ならないようにスケジュール管理を徹底することも大切です。
転職エージェントの活用も検討しましょう。
転職エージェントは、求人紹介や応募書類の添削、面接対策など転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。
特に非公開求人の紹介や企業との日程調整、条件交渉など、自分だけでは難しい部分も代行してくれるため、効率的に転職活動を進められます。
転職エージェントを上手く使うためには、複数のエージェントに登録し、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけることが重要です。
また、希望や条件を正直に伝えることでより適切なサポートを受けられます。
「退職を言い出せない」とお悩みの方には、退職代行サービスがおすすめです。
退職代行サービスとは、退職全般の手続きを代行してくれるサービスです。
依頼したその日から代行してくれるサービスもあるため、「今日にでも辞めたい」と思う人に向いています。
特に最近ではさまざまなサービスが登場しており、サービス内容も充実してきています。
退職を言い出せなかったり精神的に辛かったりする場合は利用を検討してみましょう。
なお、以下では特におすすめの退職代行サービスをご紹介しているので参考にしてみてください。
退職代行Jobsは、弁護士の監修のもと、法的に適正な業務を提供している退職代行サービスです。
法律に従って手続きしてくれるため、安心・確実に退職できるのが大きな魅力です。
また、24時間対応で即日退職連絡も可能なため、早ければその日のうちに退職できます。
現金も後払い可能なので今すぐ料金を支払えない場合でも利用できます。
どの退職代行を利用するか悩んでいる方は、一度相談してみましょう。
公式サイト：https://jobs1.jp
関連記事：退職代行Jobsの評判・口コミはどう？サービスの特徴や利用時の注意点まとめ
退職代行ガーディアンは、労働組合法人が運営している退職代行サービスです。
労働組合法人が代わりに退職手続きしてくれるため、安心・確実な退職サポートを受けられます。
また、対応もスピーディーで、早ければ即日対応してもらえて出社する必要もありません。
さらに、会社や上司への連絡もする必要がないため、精神的負担なく退職できるのが大きな魅力です。
「上司が怖くて退職を言えない」とお困りの方は、ぜひ一度相談してみましょう。
公式サイト：https://taisyokudaiko.jp/
関連記事：退職代行ガーディアンの評判は？特徴・費用・依頼時の流れを解説
退職代行OITOMAは、労働組合が運営＆弁護士監修のもと退職手続きしてくれる代行サービスです。
労働組合「日本通信ユニオン」が運営しており、会社と直接交渉できる権利を持っているため、残業代や有給休暇について代わりに交渉してくれるのが大きな魅力です。
また、弁護士監修のもと手続きを進めるため、より安心して退職できます。
料金は一律24,000円で追加費用も一切ありません。さらに、全額返金保証も付いており、万が一退職できなければ全額戻ってくるので安心です。
実績と信頼を兼ね備えた「退職代行OITOMA」でスムーズな退職を実現させましょう。
公式サイト：https://o-itoma.jp/
関連記事：退職代行OITOMA(オイトマ)の評判は？サービスの特徴や利用時の流れを解説
転職先が決まっていない状態での退職に関するよくある質問をご紹介します。
退職に関する疑問や不安を参考にしてみましょう。
30代や40代での退職でも問題ありません。
ただし、この年代では転職活動が長期化する可能性が高く、収入の途絶やキャリアの空白期間が生じるリスクがあります。
また、無職期間が長引くと、採用担当者からの評価が下がる可能性もあります。
そのため、可能であれば在職中に次の職を見つけることが望ましいでしょう。
どうしても退職を優先する場合は、失業手当などの公的支援を活用しつつ、計画的に転職活動を進めることが重要です。
関連記事：30代で退職したい時の正しい行動を徹底解説！退職に失敗しないためのコツも紹介
40代で退職する理由3選！実際の体験談やリスクも詳しく解説
退職の1ヵ月前に伝えるのが一般的とされています。
法律上は2週間前に伝えればよいとされていますが、2週間では業務引継ぎや後任探しなどが完了しない恐れがあり、会社へ迷惑がかかる場合があります。
そのため、退職を伝えるのは1ヵ月前が一般的であり、円満退職するためにも余裕を持って退職の準備を進めましょう。
関連記事：退職の意志を2週間前に伝えるのはなぜ非常識なの？理由や怒られないコツを解説！
退職の意思を再度明確に伝えましょう。
退職の意思を伝えた際に上司に引き止められるケースはよくあります。
しかし、引き止めに応じてしまうと、いつまでも退職できないため、自分の意思や気持ちを強調することが大切です。
退職して挑戦したいこと、自分のキャリアプランなどを伝えることで上司も納得してくれるでしょう。
退職理由が曖昧だったりネガティブな理由だったりすると引き止められやすいため、できるだけ具体的でポジティブな退職理由を考えておくのが重要です。
なお、引き止められた際の対処法については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事：退職引き止めがしつこいときの対処法5選！引き止める理由や対策も解説
転職先が決まっていない状態での退職のメリットやデメリットを解説しました。
転職先を決めずに退職する場合、転職活動状況に関係なくすぐに辞められるのが大きなメリットです。
しかし、退職後は一時的に無職となるので収入が途絶え、生活が苦しくなる恐れがあります。
また、空白期間が経歴に残るため、転職活動時に悪影響を及ぼす可能性もあります。
仕事や人間関係が原因で、今すぐに会社を辞めたいと思う方も多いでしょう。
その際は、退職後の生活を具体的にイメージしたうえで退職することが大切です。
感情的に、後先を考えずに退職してしまうと取り返しのつかない事態にもなりかねないため、よく考えたうえで退職するかどうか判断しましょう。
弁護士への相談で残業代請求などの解決が望めます
労働問題に関する専門知識を持つ弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。
・未払い残業代を請求したい
・パワハラ問題をなんとかしたい
・給料未払い問題を解決したい
など、労働問題でお困りの事を、【労働問題を得意とする弁護士】に相談することで、あなたの望む結果となる可能性が高まります。
お一人で悩まず、まずはご相談ください。あなたの相談に、必ず役立つことをお約束します。
パワハラ・セクハラ・未払い残業代・過重労働・リストラなどの労働トラブルが起こった際に、専門家に相談したくても費用がネックになり、相談が出来ず泣き寝入りしてしまう方が多くいらっしゃいます。
そんな方々を、いざという時に守るための保険が弁護士費用保険です。
労働トラブルに限らず、交通事故や離婚トラブル、子供のいじめなど様々な法律トラブルでも利用可能です。
【不当解雇・残業代請求／初期費用0円の完全成功報酬制】「突然解雇された」「PIPの対象となった」など解雇に関するお悩みや、残業代未払いのご相談は当事務所へ！不当解雇・残業代請求の実績多数。年間の残業代回収実績7.5億円！【全国対応｜LINEお問い合わせ◎】
事務所詳細を見る
【残業代を取り戻そう！】残業代請求・不当解雇は相談料0円◆成功報酬制◆残業代が取り戻せなかったら後払い費用は原則なし！※詳しい料金は詳細ページへ※外出不要で相談可能【電話・オンライン相談(予約制)】
事務所詳細を見る
【残業代を取り戻そう！】残業代請求・不当解雇は相談料0円◆成功報酬制◆残業代が取り戻せなかったら後払い費用は原則なし！※詳しい料金は詳細ページへ※外出不要で相談可能【電話・オンライン相談(予約制)】
事務所詳細を見る
【残業代請求／不当解雇】【顧問契約対応可】企業側案件の解決実績多数◆『連日・長時間残業代が支払われない』『退職した従業員から残業代請求を受けている』という方はご連絡を【平日夜間・休日・オンライン面談可】
事務所詳細を見る
今の部署の仕事内容や人間関係で悩んでいる方も多いでしょう。そこでこの記事では、部署異動できないなら辞めた方がよい理由、異動に関する基礎知識を詳しく解説します。異...
育児と仕事の両立が難しいと感じて、育休中に退職する人も少なくありません。そこでこの記事では、育休中の退職は可能か、退職のタイミングや円満退職のコツなどを解説しま...
この記事では、人間関係で会社を辞める人の割合や辞める前にすべきことを徹底解説します。人間関係が悪くなる理由や原因も解説しているので、職場での人間関係で悩んでいる...
新卒入社したけれど仕事や人間関係で悩み、退職を検討している人もいるでしょう。そこでこの記事では、新卒で辞める割合やデメリットを解説します。辞めた方がよいケースも...
試用期間中に、さらに即日で会社を辞めるのは至難の業です。ただ、やり方を工夫すれば不可能ではありません。本記事では、試用期間中に即日で退職するのは可能なのか、また...
月曜に仕事へ行きたくないと感じる方はたくさんいるでしょう。憂うつな気持ちは、放っておかずに対策しなくてはいけません。本記事では、月曜日の憂うつな気持ちをどのよう...
「退職するなら何月がいいの？」退職を検討している方で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、円満退職できるおすすめの退職時期を解説します。ま...
職場の上司に嫌われたと思い不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、上司に嫌われても問題ない理由や対処法を詳しく解説します。上司との関係...
今の仕事が辛かったり人間関係で悩んでいたりする方に向けて、転職先が決まっていない状態で退職するリスクやデメリットを解説します。今すぐ退職したいけど退職後に不安を...
会社が怖いと感じている方は、必ずなにかしらの原因があるはずです。なにもせず、我慢して働き続けると厄介なリスクを生じるため、必ず改善するための対策に移りましょう。...
退職代行サービスに興味があるものの、具体的に何をしてもらえるのか理解できておらず、利用を踏みとどまっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、退職代行サー...
退職代行を入れて引き継ぎもなく退職したことで、損害賠償を求められるリスクはまったくないとはいえません。今回は、退職代行を使って退職しようとお考えの方に、退職時の...
退職代行を利用しても退職に失敗してしまうという事例があるようです。今回は、退職代行が失敗する5つのパターンと、失敗のリスクを極力抑えるための効果的な3つの方法を...
退職代行を弁護士に依頼する7つのメリットや気になる弁護士費用について解説！退職代行を弁護士に依頼するとなぜスムーズに退職できるのか、詳しくご紹介しますので、今後...
退職代行を業者に依頼するのは違法(弁護士法違反・非弁)かどうかを弁護士が監修！代わりに退職を代行してくれる話題のサービスですが、代行会社の業務は「違法(非弁)で...
退職後の給付金には多くの種類が存在します。現在、仕事を辞めて次が決まるまでのつなぎとして、手当を受給しようと考えている方は少なからずいるでしょう。ただ、給付金を...
精神的・肉体的に限界で、明日にでも会社を辞めたいと悩んでいる方はいませんか？会社を即日退職するとなると、法律上問題はないか、会社から損害賠償を請求されないかなど...
退職代行サービスを利用した方の意見も見ると、『即日退社できた』というコメントも多いですが、本当に即日退職はできるのでしょうか？今回は、退職代行の即日退職のカラク...
数ある退職代行のなかでも、SARABAというサービスが気になる人は多いのではないでしょうか。現場猫っぽいイラストを使ったサイトは少し怪しい雰囲気も…。この記事で...
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありませんが、在職時の行いや退職の仕方によっては損害賠償義務が認められる可能性もあります。そこで、退職代行によ...
「失業保険の申請を忘れていた…」という方も多いのではないでしょうか。結論、申請を忘れても退職から2年までであれば申請可能です。この記事では、失業保険の申請時期や...
今の職場に不満を抱いている方は多いのではないでしょうか。この記事では、40代で退職するメリットや実際の体験談をご紹介します。また、退職するリスクも解説しているの...
ブラック企業が辞められないのには、労働者によってさまざまな理由が考えられます。しかし、どんなにブラックといわれる企業でも、労働者は問題なく退職できるのです。本記...
傷病手当に申請しようとしたにも関わらず、審査に通過できなかった人は少なくありません。給付金には、それぞれ条件が設けられており、条件を満たしていないと支給されない...
そもそも、派遣社員は退職代行を利用することができるのでしょうか？今回は、派遣社員の退職代行の利用について、利用できる条件や利用のメリット・デメリットについてお伝...
毎日仕事を辞めたいと思いながら働く必要はありません。退職にはそれなりの覚悟がいりますが、無理をして働き続けていると、とくに体調面で取り返しのつかない事態に陥って...
退職代行サービスの需要は年々高まり、新たなサービスも続々と誕生しています。そんななか注目を集めているのが、2022年に誕生した退職代行やめたらええねんです。そこ...
この記事では求職活動をするふりだけでも失業保険が受けられるのかについて解説します。求職実績の簡単な作り方や、実績に含まれない求職活動も紹介しています。不正受給を...
コールセンターを辞めたいと考える方はたくさんいます。しかし、上司に相談できず、悩んでいる方も多いでしょう。なかには、強引な引き止めに遭っている方も存在します。本...
「悪口ばかりの職場を辞めたい…。」と退職を検討している方も多いのではないでしょうか。この記事では、悪口ばかりの職場になる原因や辞めるべきケースを解説します。おす...
入社した会社を1ヵ月で辞めるのは、上司になかなか言いづらいものです。しかし、自身の生活に支障をきたすような事情がある場合は、勤続期間に関わらず辞めてもよいでしょ...
失業保険の受給申請をおこなう際、必要書類を提出しなくてはいけません。ただ、提出を求められる書類は複数あり、わかりづらいのが難点です。本記事では、失業保険の受給を...
可能です。企業に勤めており、雇用契約の中で働いている一般労働者から、自衛隊、警察等の期間で働いている方でも、弁護士の退職代行はご利用できます。
退職代行とは？ブラック企業から抜け出すための救世主サービス
退職代行業者と、弁護士による退職代行業務に大差はありません。いずれも、労働者の代わりに退職の意思を伝えるサービス概要において、両者に違いはないと言えます。ただ、退職代行業者が自社の持つ権限内で適切にサービスを運用しているとは限りません。退職代行業務の中には『弁護士資格』を持つ弁護士にしかできない業務も多分にございます。
その点、弁護士を通すことで上記違反(弁護士法違反・非弁行為)のリスクはありませんし、確実に適法範囲で対応できます。また、未払い残業代や不当解雇、万が一懲戒解雇等の扱いを受けたとしても、弁護士がおりますので、相談によって具体的な解決策の提示を受けられる可能性は高いと思います。
退職代行を利用したことが損害賠償の理由となることはありません。しかし、在職時の労働者の行いや退職の仕方によっては労働者側に損害賠償義務が認められる可能性もゼロではありません。退職にあたって、会社から損害賠償を請求されるのは、退職にあたって労働者側に何らかの義務（注意義務）違反があり、同違反により会社に具体的損害が生じている場合に限られます。
たとえば、労働者が退職に至るまでの間、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、退職にあたっても何ら必要な引継ぎ・連絡をせず代行業者を通じて本人が一切出てこないという場合、労働者の会社に対する義務違反を構成することはあり得ます。
代行業者、弁護士のどちらに依頼した場合でも「退職できなかった」というトラブル報告はほとんどみられません。会社も退職代行会社が連絡してくると、退職に応じてはいるようです。つまり、よほどのことがない限り、退職した従業員に対して損害賠償ということは考えられません。（従業員1名が退職したとしても、直ちに損害が生じることは考えにくいです。）ただし、これも絶対ではありません。
過去、入社1週間で退職し、退職の効果が発生するまでの期間も出勤しなかった従業員が勤務先から損害賠償を受け、70万円の支払命令が出た事案があります。（ケイズインターナショナル事件）そのため、どのような辞め方でも絶対に労働者側に責任が問われないというわけでもない、という点は注意すべきです。
とはいえ、通常は退職したことで直ちに会社に損害が生じることはありませんので、過度の心配は不要かと思います。
状況にもよるかと思いますが、引き継ぎをせずに退職することは多くの場合は可能と思われます。例えば、引継ぎをしないことが会社に対する義務違反とならないような場合や、引継ぎをしないことで会社に具体的な実害が生じないような場合は、引継ぎは必須ではないといえそうです。ただし、『労働者が退職前から、長期間の無断・無連絡の欠勤を続けており、会社の出頭要請にも応じていない』『そのまま退職した結果、会社業務に具体的な支障が生じ、取引先を失うなどの実害が生じている』というケースであれば、労働者が退職代行を入れて引継ぎもなく退職したことについて、損害賠償を求められるリスクはまったくないとはいえないでしょう。
退職代行で引き継ぎ放棄しトラブルに？リスク回避が可能な方法と注意点
