日曜日の夜、「明日から仕事に行きたくない」「会社に行けない、行きたくない！」と、ため息混じりにつぶやいていませんか？休み明けの出勤は気分が下がり、気持ちが落ち着かない人もいるかもしれません。
株式会社ビズヒッツが公表した調査結果によると、働く男女のうち「仕事に行きたくない」と思うことがある人は全体の90％以上でした。多くの人が仕事を憂鬱に感じていることが伺えます。
【参考）【仕事に行きたくないときの理由と対処法ランキング】男女500人アンケート調査｜株式会社ビズヒッツ）。
とはいえ実際には、「仕事には行きたくないけれど、同僚に迷惑がかかるし、お金を稼がないと生活できないし…」と我慢して仕事に行く人が大多数でしょう。仕事に行きたくない感情だけで問題が解決するのであれば、辛い気持ちを抱えることもありませんよね。
しかし、辛い気持ちを無視し続けてしまうと、時に身体的症状となって表れることがあります。たとえば、以下のような症状です。
これらの症状は、“出勤困難症（出社困難症）”と呼ばれることもあります。
出社困難とは、出社を阻むこれといった病気も無いのに、会社に行けない状態です。
職場という環境に適応障害をきたしている状態とも言えます。出社しなくてはいけないことはわかっているのに、体がついていきません。朝、家を出ようとすると激しい頭痛や腹痛、下痢などに見舞われます。どうにか家は出ても、会社の前までくると、再び頭痛や吐き気がしたり、足が動かなくなったりして、会社に行けなくなるのです。
“出勤困難症”にかかる人の多くは、真面目で責任感の強い人です。そのため、「この程度で仕事を休んではいけない」「これぐらい我慢しよう」と無理を続けてしまい、結果的に悪化してしまうこともあるようです。
我慢を続けると体調や精神の状態が悪化してしまい、それまでと同じように日常生活を送ることが困難になる可能性もあるかもしれません。そうなると失うものも大きい上、症状を改善すること自体が難しくなるでしょう。
また昨今のコロナ禍の影響で、企業もテレワークを積極的に導入し、感染リスクを減らす対応をしています。その中で、一度自宅で仕事をしてみた結果、『本当に出勤する必要があるのか？』と疑問視する声もよく聞かれます。
今までは職場に通うのが当たり前だったけど、これからは在宅勤務がデフォルトで出社は必要なときだけ、というスタンスにうちの会社も変わってきてます。やりづらいと嘆くのは簡単だけど、「なぜできない」より「じゃあどうする」って考えることが大事。在宅勤務のこと以外でもそれは同じです
— オケイハン@仕事で悩める会社員を後押しするパパライダー (@okei_hann) October 1, 2020
“出勤困難症”はやる気やモチベーションの問題ではなく、病気の一つとしても考えられます。症状が軽いうちに適切な対策を講じることが非常に重要です。自身の健康を守るためにも、「仕事に行きたくない…」「会社を休みたい…」という気持ちを我慢するより、法律を味方につけ、最も有利な方法を模索するのが適切です。
「仕事行きたくないな……」と思わずつぶやいた後に、「自分は甘えているのかも」と自己嫌悪にさいなまれてしまう方は多いようです。
定期的にくるこの仕事行きたくない病
そして自分に甘えまた休んでしまった
そんな自分にまた嫌悪感を抱いてしまってどうすればいいか分からない、、
病み期すぎる、、— RIO (@RioWorLD_0913) June 24, 2022
会社に行きたくないと思っても、実際に仕事を無断欠勤したりズル休みしてサボったりする機会はあまりないはずです。
まずはこれまでの自分の頑張りを客観的に評価した上で、ストレスが身体的症状として表に出始めている現実を直視してみましょう。
重症ではなくとも頭痛や腹痛などの異変があるのであれば、会社に行きたくない気持ちは決して「甘え」ではありません。
自分自身を大切にするためにも、会社に行きたくない気持ちを弱さや甘えからくるものだと考えないようにしましょう。
下の図は、厚生労働省が発表した「令和3年 労働安全衛生調査（実態調査）個人調査」の結果です。現在の仕事や職業生活に関することで「強いストレスとなっていると感じる事柄がある」と回答した人の割合は、53.3％でした。半数以上の労働者が仕事に対してストレスを抱えているようです。
【参考】令和3年 労働安全衛生調査（実態調査）個人調査｜厚生労働省
「自律神経が乱れて涙が止まらない」「朝になると必ず吐き気や腹痛に襲われる」「夜眠れない（特に休日）」などの症状が出始めたら、注意が必要です。あなたは自覚している以上に疲労が蓄積しています。
以下はうつ病が疑われる症状の一覧です。
自分でわかる症状
周囲から見てもわかる症状
身体に出る症状
【参考】うつ病｜厚生労働省
これらの症状を軽視して無理を続けると、うつ病やパニック障害などに移行することがあります。放置すると「動きたくても体が動かない」など、より深刻な身体的症状に長期間苦しむことになりかねません。症状が軽いうちこそ、早めに医師に相談するようにしましょう。
厚生労働省が令和3年に発表した調査によると、過去1年間にメンタルヘルスの不調により連続1ヶ月以上休業した労働者がいた事業所の割合は8.8%、退職者がいた事業所の割合は4.1%となっています。
【参考】令和3年 「労働安全衛生調査（実態調査）」の概況｜厚生労働省
また、うつ病は100人に6人、パニック障害や不安障害は100人に1人程度の割合で発症するといわれています。
【参考】うつ病｜厚生労働省
うつ病は決して珍しい病気ではなく、誰にでも起こりうるものです。これらの身体的症状が出たら、早めに適切な行動をとり、ストレスの原因を取り除きましょう。
普段の自分と少しでも違うと感じるのであれば、体調や気分に注目することが大切です。
【関連記事】仕事を辞めたい人がうつになる前に読む休職・退職の全知識
次に、仕事に行きたくないと思う主な理由について着目してみましょう。
以下のグラフは、厚生労働省が令和3年に発表した「就業形態別にみた強いストレスの内容別労働者割合」です。
データによると、「仕事の量」は正社員・パートタイマーでもっとも多くの人に選ばれており、派遣社員と契約社員でもそれぞれ2番目・3番目に多い結果となりました。また、契約社員では「仕事の失敗、責任の発生など」、派遣社員では「雇用の安定性」がもっとも多く選ばれています。
さらに、「対人関係」はいずれの雇用形態でも4位以内となっており、人間関係でストレスを感じる人が多いことが伺えます。
ここからは、会社に行きたくない、または行けないと思う理由について詳しく解説します。
長時間労働・過重労働による疲労やストレスがうまく解消できないと、疲ればかりが蓄積してしまいます。スポーツや趣味に打ち込んでリフレッシュする、食事や睡眠に気を遣う、定期的に病院で受診するなど、意識して健康になるための努力をしなければ、ある日突然限界を迎えてしまうかもしれません。
ストレスを解消したいと思っていても勤務時間が長ければ、時間的な余裕がもてません。プライベートの時間をうまくとれなければ、日々の生活に楽しみを見出せなくなる可能性もあります。
さらに残業時間が長いと、プライベートの時間だけでなく睡眠時間や休息時間まで奪われます。
法律で定められた労働時間の上限は、1日あたり8時間、1週間の合計が40時間です（労働基準法第32条）。
また、法定労働時間を超えた時間外労働時間の上限は、1ヵ月間に45時間、1年の合計が360時間と定められています（同法第36条4項）。
自分自身を守るためにも、実際に勤務した残業時間や業務時間を確認し、長すぎる場合は上司に相談しましょう。
自分の性格・能力に合っていない仕事をさせられていると、「嫌だな…」「やりたくないな…」とネガティブな感情が湧き、仕事に行きたくなくなるかもしれません。
黙々とモノに向き合い根気強く作業できる人、対人コミュニケーションが得意で人間関係の調整ができる人、他の人が思いつかないような独創的なアイデアを生み出せる人……など、人それぞれ特性は異なるものです。
いくら優れた能力を持っていて真面目な人でも、根本的に合わない仕事をずっとしていると、通常よりも精神的に疲弊してしまいます。自分の仕事に自信・やりがいが持てないことで、出勤困難症がひどくなるケースもあるかもしれません。
仕事上でミスを繰り返して、仕事が憂うつになるケースもあるでしょう。「自分だけミスしてしまって申し訳ない…」「ミスしたことで上司にがっかりされた…」と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。
実は先週末に結構ヤバいミスをしてしまって明日死ぬほど仕事行きたくない。
— KE@中小企業診断士合格！ (@ywywyw1225) January 31, 2021
仕事してるとこういう時って必ず訪れるけれど、何回経験しても慣れるものではないよね。
仕事上でミスをする可能性は誰にでもありますので、そのミスを経験として自分のものにできると良いかもしれません。簡単なことではありませんが、ミスを挽回するために自分にできることを続けていきましょう。
仕事をしていると、肩書き上の責任の重さや、タイトなスケジュールによるプレッシャー、思いがけないトラブル、異動や環境の変化によるストレスなど、さまざまな不安が発生します。これらが原因で、出勤困難症に陥ることもあるのです。
何事も経験、は仕事にも言えるんだけれどプレッシャーが重すぎて本当に仕事行きたくない時ってあるよね。今までメンタルの強さと体力と責任感と勉強で乗り越えてきたんだけど、土台のメンタルが崩れつつあると辛いよね。今それ。初めて。
— のんちゃん (@mamemamenonono) June 18, 2020
有期のプロジェクトなどであれば、終了とともにストレスから解放される希望があります。しかし終わりが見えない場合、「これからもずっとこの状態が続くのか…」と絶望してしまうこともあるでしょう。
「絶対に完璧にやらないといけない」「失敗は許されない」という本人の気持ちも、ストレスに拍車をかける要因になってしまいます。
職場の人間関係は、大きなストレス要因となるでしょう。同僚・上司とはほぼ毎日長時間を一緒に過ごすので、相手との相性が悪いと大変な苦痛を感じるはずです。人間関係は自分だけで解決できる問題ではないため、余計に気をもんでしまう人もいるかもしれませんね。
2020年に株式会社ビズヒッツが実施したアンケート調査によると、職場でのストレスのうち76.3%が「人間関係が原因である」と回答しているようです。
引用元：やばい！もう限界！仕事でストレスを感じる瞬間と解消法ランキング【男女500人アンケート調査】｜株式会社ビズヒッツ
仕事に行きたくない原因が人間関係にある場合、日常的にストレスにさらされてしまうため、うつ病などの症状が出る可能性があるかもしれません。
またWeb上には、権力を濫用したパワハラ・セクハラなど深刻なトラブルも数多く報告されています。
あんまり言いたくないけど、店長からのセクハラ酷すぎて軽く辞めたいなって思ってるし、仕事行く前とか「行きたくない」ってネガティブ入ってる
— 深夜@ネコ (@shinya_222) December 17, 2019
毎日セクハラ＆セクハラしてくる店長本人から「うちの社員になって」って言われるから病む
頼りにされてるのは嬉しいけど何で社員にならないか考えて欲しい
宴会で40すぎの独身の上司に執拗以上に腕を捕まれ、肩に手を回すかの様に何度も何度も触ってきて、気持ち悪い思いしたことをセクハラ相談員に相談しても塩対応。
— とも@教官に会いたい (@sen93CBmyaZLYTo) December 17, 2019
他の先輩に宴会どうだったか聞かれてセクハラされましたって言ったら逆ギレされた
仕事辞めたい
ハラスメント防止の対策をきちんと講じている会社であれば、従業員の訴えに真摯に向き合い、解決してくれるかもしれません。
しかし残念ながら、多くの企業ではハラスメントが野放し状態です。誰も助けてくれない職場環境の中、「このまま耐えるしかないのか……」と打ちひしがれている人は多いものです。そのストレスが身体的症状として表れる前に、環境の調整や休職などの対応を考えると良いかもしれません。
【関連記事】仕事を辞めたい方へ｜辞めたい理由別の対処法と後悔しない退職/転職の手順
連休や長期休暇明けの出勤は、プライベートと仕事の切り替えが難しくなり「仕事に行きたくない！」と感じる人もいるようです。
連休明けって、「よーし！この連休でリフレッシュ出来たから今日から仕事頑張るぞ！！」って気持ちは一切起きず、「はあああ仕事行きたくない行きたくない行きたくない………」ってマイナスな気持ちしか生まれないので余計に辛くなるけど連休ほしい辛い
— れじのひと (@skmkvuwt) January 31, 2021
本来はプライベートの時間が充実すると仕事の活力になるはずですが、実際には「このまま永遠に休みたい…」と考えてしまいますよね。
どうしても仕事に行けない、行きたくないからと言って、無断欠勤や仕事の放棄はおすすめできません。
一時的には少し楽になるかもしれませんが、後から苦しい思いをする可能性もあります。
ここでは、仕事に行きたくないと感じた場合に取ってはいけないNG行動について紹介します。
働いていると、「今日は仕事に行きたくない」「どうしようもなく会社を休みたい」と感じてしまう日もあるでしょう。しかし、会社や上司に休む連絡をせず無断で欠勤することは避けるべきです。
会社の就業規則には「無断欠勤は懲戒処分の対象」としているケースもあるので、せめて一言だけでも連絡を入れておきましょう。
会社を休む行為自体は決して悪いことではなく、労働者には休む権利があります。精神的に弱っている時は、連絡を入れてから無理せずしっかり休みましょう。
参考：懲戒解雇とは｜６つの懲戒ケースと懲戒解雇された時の対処法
労働者には退職の自由があり、権利として認められているため、退職行為そのものが悪い訳ではありません。しかし、当日の朝いきなり「今日辞めます」と伝えたり、連絡もなくそのまま退職したりすることは良くありません。
退職届を提出すると、社会保険・雇用保険・健康保険の資格喪失手続き、有給消化、後任者探し、住民税・所得税の手続きなど、やるべきことが多々発生します。これらの多くは会社側がおこなってくれるものですが、もし残業代などが発生しており、万が一計算が誤っていて未払い分があった場合、労働者側がそれを指摘しなければなりません。
退職する際に適切な方法を取らないと、自分の首を締めることにもなりかねません。あなた自身のためにも突然の退職行為は避けましょう。
【関連記事】退職までの準備と手続き｜退職を決めたらやること５つ
朝気分が優れず、「午後からなら会社に行けるかもしれない」と午前休を取ることは、有効な手段となるでしょう。そして、午後も回復しなければ全休（午後も休み）に変更することも、頻度が少なければ問題ありません。
しかし、それが何度も続くようであれば人事評価に響くことになります。給与が下がる可能性もある上、一度下がった評価を再び上げることは難しいでしょう。
また、有給日数にも限りがありますから、有給を使いきってしまうといずれ「欠勤」扱いになり、休んだ分の給与が減ってしまいます。あなたにとって良くないので、可能な限り避けるべきでしょう。
頑張って会社に来たという建前は理解できます。しかし、これも給与の面から考えるとマイナス要素が大きくなります。
仮に朝1時間だけ来て早退した場合、会社が「時間単位有給制度」を導入していなければ「欠勤」扱いになってしまいます。この制度は、労働者と会社間で取り交わされる約束である「労使協定」で決まるものなので、主張しても会社に導入されていなければ利用はできません。
頑張って朝出社できたのであれば、そのまま退勤時刻まで踏ん張ってみても良いのではないでしょうか？
まとまった日数の休暇を取得するという年次有給休暇制度本来の趣旨を踏まえつつ、仕事と生活の調和を図る観点から、年次有給休暇を有効に活用できるようにすることを目的として、労使協定により、年次有給休暇について５日の範囲内で時間を単位として与えることができることとしたものです。
引用元：年次有給休暇の時間単位付与｜厚生労働省
仕事に行きたくない気持ちが強く、かつ、夜眠れないなどの身体的症状が出ている場合、休息を長めに取得したり転職などで労働環境を変えたりすると良いでしょう。
「仕事に行きたくないけどもう少しだけ我慢してみよう」「気持ちを押し殺して働き続ければいいや」とあなた自身の気持ちを無視すると、さらに気分が下がることも考えられます。また、我慢が限界に達して身体的症状が重くなる恐れもあるのです。
働いていれば我慢が必要なタイミングももちろんあります。しかし、何らかの症状が出ている際には、自分を大切にすることを第一に考えましょう。
毎朝仕事に行きたくないのに我慢し続けると、身体的・精神的な不調をきたしてしまうかもしれません。そんな時は思い切って休んでみたり、会社になぜ行きたくないのか理由を追究したりすることで、心が軽くなるかもしれません。
この章では、どうしても会社に行きたくない方に試してほしい6つの対処法を紹介します。
「自分はもしかして出勤困難症では？」と感じたら、まずは思い切って1日会社を休んでしまいましょう。
ギリギリの精神状態では正しい決断をすることもできません。会社を休んで少しでも精神的に楽な状態になった上で、次にすべきことを考えましょう。精神的疲労が原因で休んでも、罪悪感を覚える必要はありません。
ただし、仕事が辛くなることは誰にでも起こり得ますが、あなたが休むと誰かが空いた穴を埋めていることも覚えておきましょう。そのように意識しておくことで、「カバーしてもらったから恩返しするぞ！」と次に出社した際の活力になるはずです。
おはあみー！
月曜日
仕事行きたくないって方も
多いかもしれません
体が鉛みたいに重くて
苦しくて動けなかったら
どうかお仕事を休んで下さい
それは心の甘えではなく
脳からの休め！の指令です
我慢して頑張りすぎて
うつ病になっちゃった
あみーごよりお願いします#おは戦30531mg #おはメン— あみーご@stand.fm×T'witter×Instagram (@ami_go_heart) May 30, 2021
会社に行きたくない気持ちへの対処法として、楽しみを作ることも一つの手段となるでしょう。「今日頑張ったらおいしいものを食べよう」「ずっと欲しかったものを買おう」「旅行の計画を立てよう」など、楽しみな目標を仕事の報酬として用意しておくと、前向きな気持ちを維持できるかもしれません。
また、生活習慣を見直すことも重要です。仕事が忙しかったり精神的余裕がなかったりすると、いい加減な食事内容になってしまうことがあります。
毎日慌ただしくカップラーメンをすする生活をずっと続けていると、健康にも良くありません。
さらに仕事がデスクワークだと、余計に不健康な生活になりがちです。頭はいつもフル回転していて疲弊しているのに、肉体的にはあまり疲れていないというアンバランスな状態に陥ってしまうのです。
そのため、デスクワークで運動不足の人は、夜に寝つきが悪くなることも多いようです。“座りすぎ”が健康にもたらす悪影響は近年注目を集めているので、思い当たる節のある方はぜひ対策を講じましょう。
【参考】日本人の座位時間は世界最長「7」時間！座りすぎが健康リスクを高める あなたは大丈夫？その対策とは・・・｜スポーツ庁 Web広報マガジン
会社に行きたくない原因と真正面から向き合ってみることも大切です。その原因は、
以下のように原因を冷静に分析することによって、今後取るべきベストな解決策が見えてくるでしょう。
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【個人の力で解決できる原因】
→部署移動や出社時間の変更などを申し出る。 |
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【時間の経過により解決できる原因】
→短期間の休息をもらうか周囲へ協力を求める。 |
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【解決の見込みがない原因】
→転職を考える。 |
自分一人の力や周囲の協力によって解決できる要因である場合には、解決に向けて積極的に働いてみると良いでしょう。時間の経過により解決できる見込みがあって、身体的・精神的症状が出ていなければ、社会人として成長できるチャンスと捉えて壁を乗り越えてみても良いかもしれません。
解決の見込みが全くない場合には、症状悪化の恐れもあるため、転職をおすすめします。といっても、誰もがすぐに転職できる訳ではありません。冷静に転職の判断ができるよう、有給を取得して一旦休息してから行動しても良いかもしれません。
会社に行きたくないことで心身に不調が出始めたら、早い段階で直属の上司に相談するのがおすすめです。
上司に相談しにくい場合は、社内相談窓口や産業医などを活用するのも良いでしょう。
社内の誰かに相談することで、心身の不調を取り除くための休日が取りやすくなったり、仕事量を調節してもらえたりする可能性があります。
もちろん社内では相談しにくいこともあるでしょう。
その場合は社外の相談窓口を利用するのも一つの方法です。
窓口によっては電話やメールでの相談も受け付けているため、勤務時間外に会社に知られることなく相談できます。
会社に行きたくないのに我慢を続けていると、以下のような症状が表れることがあります。
このような身体的症状が出始めたら、会社を休んででも早めに病院で診察を受けましょう。
医師から“うつ病”などの診断書をもらえれば、休職も可能です。そうなった場合、「傷病手当金」として、1日あたり「標準報酬日額の3分の2」が支給されます。
「仕事を休んでいるのにお金をもらっていいのかな……」と躊躇する人もいるかもしれませんが、労働者としての正当な権利ですので、遠慮する必要はありません。
【関連記事】うつ病で休職｜休職手続きや休職期間の過ごし方・傷病手当金などの申請方法まで
退職代行（たいしょくだいこう）とは、労働者が会社を退職したいと考えた時に、労働者に代わって退職の手続きをおこなってくれるサービスです。2018年頃から業者が急増し、テレビなどでも取り上げられたことにより話題になっています。
通常は、勤続年数が1年以上の労働者には退職の自由が保障されており、いつでも退職の意思を表明して会社を辞められます。
しかし、退職を会社に伝えたところ、上司から執拗に引き留められたり、「今辞めたら損害賠償を請求する」などの脅迫を受けたりしたような話を聞いたことがあるかもしれません。
退職代行サービスでは、「会社が簡単に辞めさせてくれない」と悩む方の代わりに、退職届を提出してくれます。
もし退職を妨害されるのであれば、『弁護士に退職代行を頼む』ことも可能です。退職は全ての労働者に認められている正当な権利ですから、どんな事情があっても必ず退職できます。
仕事内容や社風がどうしても合わないのなら、転職を検討してみるのも一つの方法です。
ブラック企業でよくあるエピソードとして、先輩や上司から「ここで耐えられないならどこに行っても通用しないよ」と転職しないよう脅されることが挙げられます。
しかしその先輩や上司は、果たして労働市場全体のことをどれだけ知り尽くしているというのでしょうか？
合わない職場を退職して、他社で水を得た魚のように楽しく働いている人が沢山いるのも事実です。世の中はあなたが思っている以上に広く、多様性に満ちています。「この会社しか自分の居場所はない」と思い詰めないようにしましょう。
仕事・会社を辞めたいなら辞めて良い？在職/退職の判断と後悔しない選択とは
仕事を続けるか、辞めるかの判断に迷った際に、後悔しない選択をするための知識を解説します。
コラム全文はこちら
心や身体が完全に壊れてしまってからでは、出勤や退職手続きはもちろん、転職活動さえままならなくなってしまいます。
仕事に行きたくない理由には、以下のものが挙げられます。
このような理由があるならば、自分の心と身体を守るためにも、転職活動の一歩を踏み出してみましょう。
ここでは、「勤務先に知られるリスクが心配…」「自分の希望条件に合う転職先がすぐに見つかるのか不安」という人にも安心な、おすすめの転職エージェントを紹介します。
リクルートエージェントは、国内最多の求人数を誇る大手転職エージェントです。その求人数は50万件以上（2022年10月3日現在）にも及びます。
公開求人・非公開求人の豊富な取り扱いや、首都圏から地方まで全国各地の求人を網羅していることも魅力です。
「転職を機に、地元に帰りたい」「転職を機に、移住したい」といった夢も実現できるかもしれません。
専任キャリアアドバイザーの知識ノウハウレベルも高く、まずは登録しておくべき転職エージェントと言えるでしょう。
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サイト名 |
リクルートエージェント |
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公開求人数 |
27万7,384件（2022年10月3日現在） |
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非公開求人 |
27万7,568件（2022年10月3日現在） |
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対応エリア |
全国 |
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拠点 |
東京／西東京／宇都宮／さいたま／千葉／横浜／京都／大阪／神戸／名古屋／静岡／札幌／仙台／岡山／広島／福岡 |
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運営会社 |
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公式ホームページ |
dodaは、非公開求人を含め約20万件（2022年10月3日現在）の豊富な求人を保有する、業界大手の転職エージェントです。
未経験から経験者優遇の職種まで、さまざまな転職者へのサポートを実現しています。
転職者満足度もNo.1※（電通バズリサーチ調べ）となっており、幅広い世代・希望・職種の転職を手厚くサポートしてくれます。
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サイト名 |
doda |
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公開求人数 |
求人総数19万9,976件（2022年10月3日現在） |
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非公開求人 |
あり |
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対応エリア |
全国 |
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拠点 |
東京／札幌／仙台／横浜／高崎／静岡／名古屋／福井／大阪／京都／神戸／岡山／広島／福岡／鹿児島 |
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運営会社 |
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公式ホームページ |
マイナビエージェントは、サポートの手厚さで高評価を集める、転職大手の株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
専任のキャリアアドバイザーによる親身なサポートと、求人数の多さで、納得できる転職先が見つかりやすいのがポイントです。
20代の第二新卒・既卒・フリーターなどから管理職層まで、幅広い世代の転職サポートに対応しているのも特徴です。
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サイト名 |
マイナビエージェント |
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公開求人数 |
求人総数6万342件（2022年10月3日現在） |
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非公開求人 |
1万9,346件（2022年10月3日現在） |
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対応エリア |
全国 |
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拠点 |
銀座／横浜／札幌／仙台／名古屋／京都／大阪／神戸／福岡 |
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運営会社 |
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公式ホームページ |
コロナ禍に入って、テレワークを導入する企業が増加傾向にあります。テレワークで問題なく業務ができてしまうと、出社を求められた時に「本当に出勤しないといけないの？」「在宅勤務だったらストレスがないのに」と感じるのも無理はないでしょう。
この章では、企業のテレワーク導入やテレワークによるストレス緩和について解説します。
下記の調査は、内閣府が令和3年に公開した『新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査』の図です。
【【働き方】地域別・企業規模別のテレワーク実施率（就業者）】
上の図を見ると、全国でテレワークを実施している企業の割合は、コロナ禍前の令和元年（2019年）には10.3%だったのに対し、令和3年（2021年）には32.2%にまで増加しています。
さらに東京都23区に限定すると、令和3年9月から10月の期間は半数以上もの企業がテレワークを実施していました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、多くの企業でテレワークが導入されたことがわかります。
株式会社パーソル総合研究所が令和2年におこなった調査によると、コロナ収束後もテレワークを継続したい正社員の割合は78.6%でした。
しかし、緊急事態宣言が解除されると同時に、出社を再開させる企業も多いようです。
従業員に出社を求める企業の言い分として多いのは、
といったものです。
顔を合わせてのリアルなコミュニケーションが必要という意見は理解できます。しかし、会社に雑談をしにいく訳ではありませんし、今はZoomなどのオンラインビデオ通話システムがあります。社内のコミュニケーションが希薄になるかどうかは、運用次第と言えるでしょう。
また、テレワークで怠けるかどうかは、従業員によって異なります。自宅でも真面目に仕事をする人はしますし、しない人は会社でも怠けているでしょう。出社しての勤務では知り得なかった性格面が、テレワークを実施したことで色濃く出てしまった結果が大きいのではないでしょうか。
下の図は、株式会社スタッフサービス・ホールディングスが、コロナ禍における1回目の緊急事態宣言中に「テレワーク導入後の働き方に関する意識調査」をおこなった結果です。
調査結果によると、テレワークに切り替えて「良かった」「どちらかといえば良かった」と回答した人の合計は78.8%で、約8割の人がテレワークに良い印象をもっていることがわかりました。
前述したとおり、労働問題トラブルにおいて多くの人が「人間関係」に悩み、仕事への意欲を失っています。ケースによっては特定の人間による悪質な迷惑行為や嫌がらせが、「仕事に行きたくない」といった後ろ向きな気持ちの要因となっているようです。
【参考】職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告 概要｜厚生労働省
「出勤が困難」「会社に行きたくない」という方は、テレワークで働けないかまずは会社に打診してみるのも方法の一つです。それでも企業の対応が変わらない場合には、転職の検討をおすすめします。
「会社に行きたくない」という感情は、誰しもが抱くものです。仕事に行きたくない理由としては、人間関係や仕事へのプレッシャーなどが挙げられます。
仕事上のストレスは、“自覚している以上”に蓄積しているものです。少しでも身体的症状として出始めたら、早めの受診を心がけましょう。
また、自身で努力してみても職場環境に改善の見込みがないのであれば、思い切って転職することをおすすめします。
退職で困った時は、退職代行を活用したり弁護士に相談したりしましょう。弁護士であれば、未払い残業代や在職強要などのトラブルにも親身になって対応してくれます。精神的な負担を最小限に抑えて退職できるでしょう。
弁護士への相談で残業代請求などの解決が望めます
労働問題に関する専門知識を持つ弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。
・未払い残業代を請求したい
・パワハラ問題をなんとかしたい
・給料未払い問題を解決したい
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お一人で悩まず、まずはご相談ください。あなたの相談に、必ず役立つことをお約束します。
パワハラ・セクハラ・未払い残業代・過重労働・リストラなどの労働トラブルが起こった際に、専門家に相談したくても費用がネックになり、相談が出来ず泣き寝入りしてしまう方が多くいらっしゃいます。
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どのような場合に労使協定の締結が必要となるのか、労働基準監督署への届出など、ほかに必要な手続きがあるのかどうかなどについて解説します。労働条件変更に際の労働基準...
仕事や会社に会社にいきたくないと悩む方へ、具体的な対処法を徹底解説！仕事に行きたくないのは誰しも一度は考えることで、甘えではありません。メンタルヘルスによる出勤...
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ブラック企業大賞も発表され、パワハラや過労死、労災認定など、労働時間に関する違法性に関心が集まる中、ブラック企業の特徴を見抜き、ブラック人生を歩まない為の主な特...
有給休暇とは、労働者が権利として取得できる休日のことです。有給休暇の取得は権利であり、これを会社が一方的に制限することは原則として違法です。この記事では、有給休...
最近よく耳にするようになった「ブラック企業」というワード。ブラック企業の残業時間はどのくらいなのでしょう。また、残業代を請求するための手順や、請求した際に受け取...
会社勤めの方は「労働基準法第39条」を正しく理解しておくべきです。有給休暇は正社員だけではなくパートタイマーやアルバイト職員にも認められるので、遠慮せずにしっか...
「会社を休みたい」と感じる瞬間は、誰にでも起こり得ます。どうしても行きたくない場合は休みをとり休養しましょう。この記事では、会社を休む理由をお探しの方へ、会社を...
有給休暇の取得を申請したら、「今忙しいから休みは取れないよ」と拒否されてしまった場合、どうすればよいのでしょうか。有給休暇は労働者の権利ですが、会社は時季変更権...
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有給休暇を退職時に利用したら会社や上司ともめてしまったという方もいるのではないでしょうか。有給休暇で退職時もめないためにはどのようにすればよいのでしょう？ この...
退職代行サービスに興味があるものの、具体的に何をしてもらえるのか理解できておらず、利用を踏みとどまっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、退職代行サー...
ブラック企業大賞も発表され、パワハラや過労死、労災認定など、労働時間に関する違法性に関心が集まる中、ブラック企業の特徴を見抜き、ブラック人生を歩まない為の主な特...
追い出し部屋とは、企業が不必要になった従業員を自主退職に追いやるために、対象の従業員を集めるための部署のことです。
新卒でせっかく入社した会社をすぐに辞めてしまったら、経歴に傷がついてしまうのでは…と心配をしている方もいることでしょう。そこで今回は、新卒で仕事を辞めたいと思っ...
会社や仕事を辞めたい方は必見！会社・仕事を辞めたい主な理由や、仕事を辞めるべきかどうかの判断ポイント、仕事を辞める際の準備に加え、嫌いな上司や会社と揉めずに辞め...
労働基準法が定める休憩時間のルールを解説します。職場における休憩の取り扱いに疑問がある場合、本記事を参考として頂ければと思います。
有給休暇を退職時に利用したら会社や上司ともめてしまったという方もいるのではないでしょうか。有給休暇で退職時もめないためにはどのようにすればよいのでしょう？ この...
アルバイト先（飲食店・コンビニなど）で職場環境が悪い状況をブラックバイトと呼び、無茶なシフトで体を壊す、バイト代が振り込まれない等で警察沙汰になったケースもあり...
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エンジニアを辞めたい！今の会社から退職したい！エンジニアの需要が高まる現代でも、長時間労働に耐えかねて『辞めたい！』と切に思うエンジニアも多いかと思います。今回...
近年続く不景気の影響でブラック企業は一向に減りません。国をあげてブラック企業の対策を打っていますがなかなか状況は良くならず...。そこで今回はブラック企業に勤め...
会社勤めの方は「労働基準法第39条」を正しく理解しておくべきです。有給休暇は正社員だけではなくパートタイマーやアルバイト職員にも認められるので、遠慮せずにしっか...
本記事では、ブラック企業の相談先や相談する前に用意すべきことなどについて詳しく解説します。
